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マッドネス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マッドネス
Madness
2024年に行われたライブの模様
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル 2トーンスカ、ネオ・スカ、ポップスニュー・ウェイヴ
活動期間 1976年 - 1986年1992年 - 現在
レーベル スティッフ・レコードヴァージンV2、Go! Discs
公式サイト Madness.com
メンバー グラハム・マクファーソン
カサル・スミス
マイク・バーソン
クリス・フォアマン
リー・トンプソン
マーク・ベドフォード
ダニエル・ウッドゲート

マッドネス (Madness)は、イギリスポピュラーバンド、ネオ・スカバンド。

歴史

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1976年、ロンドンにてマイク・バーソン(キーボード、ボーカル)とクリス・フォアマン(ギター)とリー・トンプソン(サックス、ボーカル)の3人が「ザ・ノース・ロンドン・インヴェーダーズ (The North London Invaders)」を結成。1978年、グラハム・マクファーソンとマーク・ベドフォードとダニエル・ウッドゲートが加わって「ザ・ノース・ロンドン・インヴェーダーズ・アンド・モーリス・アンド・ザ・マイナーズ (The North London Invaders and Morris and the Minors)」と名乗って活動した後、名前を「マッドネス[1]に改名した。

マッドネスとして1979年にアルバム『ワン・ステップ・ビヨンド』をスティッフ・レコードから発表。サックスを含んだ斬新なネオ・スカ・サウンドが話題になった。1980年初め(1979年末とも)、カサル・スミスが加入する。1982年にはシングル「アワ・ハウス」を発売し、同曲が1983年に全米チャートでもヒットしたことで、アメリカ進出に成功した。1984年、マイク・バーソンが脱退し、アムステルダムに移住する。その2年後の1986年、解散してしまう。

1988年に、マクファーソン、スミス、フォアマンとトンプソンの4人が「ザ・マッドネス (The Madness)」という名称で活動を再開し、アルバムを1枚リリースしている。

1992年、オリジナル・メンバー7人で再結成。バンド名は再び冠詞の取れた「マッドネス (Madness)」になって現在に至る。その後、ロンドン・オリンピックの式典に参加し、「アワ・ハウス」を演奏した。

メンバー

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  • グラハム・マクファーソン (Graham McPherson 愛称:Suggs、1961年1月13日- ) - ボーカル
  • カサル・スミス (Cathal Smyth 愛称:Chas Smash、1959年1月14日- ) - トランペット、ボーカル
  • マイク・バーソン (Mike Barson 愛称:Monsieur Barso、1958年5月21日- ) - キーボード
  • クリス・フォアマン (Chris Foreman 愛称:Chrissy Boy、1956年8月8日- ) - ギター
  • リー・トンプソン (Lee Jay Thompson 愛称:Kix または El Thommo、1957年10月5日- ) - サックス
  • マーク・ベドフォード (Mark William Bedford 愛称:Bedders、1961年9月24日- ) - ベース
  • ダニエル・ウッドゲート (Daniel Mark Woodgate 愛称:Woody、1960年10月19日- ) - ドラムス

ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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  • 『ワン・ステップ・ビヨンド』 - One Step Beyond... (1979年、Stiff SEEZ17)
  • 『アブソルートリー』 - Absolutely (1980年、Stiff SEEZ29) ※旧邦題『独裁宣言』
  • 『セヴン』 - 7 (1981年、Stiff SEEZ39)
  • 『ザ・ライズ・アンド・フォール』 - The Rise & Fall (1982年、Stiff SEEZ46)
  • 『キープ・ムーヴィング』 - Keep Moving (1984年、Stiff SEEZ53)
  • 『マッド・ノット・マッド』 - Mad Not Mad (1985年、Zarjazz JZLP1) ※移籍後、最初のアルバム
  • 『来たるべき復活!』 - The Madness (1988年、Virgin CDV2507) ※THE MADNESS名義
  • 『ワンダフル』 - Wonderful (1999年、Virgin CDV2889) ※結成20周年、15年ぶりのスタジオ録音盤
  • 『デインジャーメン・セッションVol.1』 - The Dangermen Sessions Vol. 1 (2005年、V2)
  • The Liberty of Norton Folgate (2009年)
  • 『ウィ・ウィ・シー・シー・ヤー・ヤー・ダー・ダー』 - Oui Oui Si Si Ja Ja Da Da (2012年)
  • Can't Touch Us Now (2016年)
  • Theatre of the Absurd Presents C'est la Vie (2023年)

ライブ・アルバム

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  • Dance Craze (1981年)
  • 『マッドストック - マッドネス・ライヴ'92』 - Madstock! (1992年、Go! Discs 828 367-2)
  • 『ユニヴァーサル・マッドネス』 - Universal Madness (1999年)
  • Madness Live: To the Edge of the Universe and Beyond (2006年) ※「The Mail on Sunday」紙の付録

シングル

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  • 「シティ・イン・シティ」 - "In The City" (1981年)
  • 「グレイ・デイ」 - "Grey Day" (1981年)
  • 「シャット・アップ」 - "Shut Up" (1981年)
  • 「ドライビング・イン・マイ・カー」 - "Driving in My Car" (1982年)
  • アワ・ハウス」 - "Our House" (1982年) ※ビルボード7位 他

関連項目

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  • ロックステディ
  • レゲエ
  • ホンダ・シティ - 1981年、初代ホンダシティの発売時にマッドネスがCMに出演、井上大輔作曲の『シティ・イン・シティ(In The City)』が使用された。ムカデダンスを披露。82年に追加設定されたシティ・ターボやマンハッタンルーフのCMにも出演しそれらでは『ドライビング・イン・マイ・カー(Driving in My Car)』を使用したバージョンもある。

脚注

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