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オーベルチュールクロツヤシカクワガタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オーベルチュールクロツヤシカクワガタ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目 Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
: クワガタムシ科 Lucanidae
亜科 : クワガタムシ亜科 Lucaninae
: クロツヤシカクワガタ属 Pseudorhaetus
: オーベルチュールクロツヤシカクワガタ P. oberthueri
学名
Pseudorhaetus oberthueri
Planet, 1899

オーベルチュールクロツヤシカクワガタ(Pseudorhaetus oberthueri)は、コウチュウ目クワガタムシ科クロツヤシカクワガタ属に属する、最普通種のクワガタムシである。流通名では「オーベルチュールニセシカクワガタ」、「オーベルチュールシカクワガタ」などと呼ばれる。

学名の「Pseudo」とは、「偽物」という意味である。

幼虫は菌糸ビンで飼育でき、マット飼育は不向き。

形態

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オス:29mm - 62mm メス:26mm - 36mm

生態

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成虫は細目の枝につき、樹液を吸う。

  • 飼育下では、メスが産み素振りすることが確認されている。

また、和名に「シカクワガタ」と付いているが生態は全く異なり、オスはとても温和である。従って、「オスがメスを殺してしまう」という行為は少ない。

何かを脚でつかむ際の力は強く、学名の「Pseudo」がつくのもうなずける。

分布

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中国雲南省とその付近、ベトナム北部

流通

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昔に比べて流通も多くなってきて入手価格も手頃になってきたが、そもそも飼育人気が少ないため、事実上、飼育者はほとんどいない。

  • そのため、野外では確認できない幼虫の詳しい生態がわかっていない。

現在はベトナムハザンからの流通が多くなってきた。

脚注

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