オール・ライト・ナウ
「オール・ライト・ナウ」 | ||||
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フリー の シングル | ||||
初出アルバム『ファイアー・アンド・ウォーター』 | ||||
B面 | マウスフル・オブ・グラス | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチ・シングル | |||
ジャンル | ブルースロック、ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
アイランド・レコード A&Mレコード | |||
作詞・作曲 | アンディ・フレイザー、ポール・ロジャース | |||
プロデュース | フリー | |||
チャート最高順位 | ||||
フリー シングル 年表 | ||||
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「オール・ライト・ナウ」(All Right Now)は、イングランドのロック・バンド、フリーが1970年に発表した楽曲。メンバーのアンディ・フレイザーとポール・ロジャースが共作した。3作目のスタジオ・アルバム『ファイアー・アンド・ウォーター』(1970年)からの先行シングルとしてリリースされ、彼等にとって初のシングル・ヒット曲となった。
背景
[編集]フレイザーによれば、ダラムの大学で行われたギグにおいて、わずか30人ほどしか客が入らず、本人たちも演奏を楽しむことができないまま終演し、その後の悪い雰囲気を緩和するために彼が「オール・ライト・ナウ」と歌ったことをきっかけとして生まれた曲だという[9]。また彼は、この曲のコードについてピート・タウンゼントから影響を受けたと説明している[9]。
反響
[編集]本曲はフリーの楽曲で初めて全英シングルチャート入りを果たし、最高2位に達した[1]。また、1973年には再度ヒットして全英15位に達し、1991年にも全英8位を記録している[1]。アメリカのBillboard Hot 100ではフリーの楽曲で唯一トップ40入りを果たし、最高4位に達した[2]。
他メディアでの使用例
[編集]「オール・ライト・ナウ」は多数の映画のサウンドトラックで使用された。例として『コードネームはファルコン』(1985年公開)[10]、『ナッシング・パーソナル』(1995年公開)[11]、『Dearフレンズ』(1995年公開)[12]、『ボーデロ・オブ・ブラッド/血まみれの売春宿』(1996年公開)[13]、『アメリカン・ビューティー』(1999年公開)[14]、『ワンダーランド』(2003年公開)[15]、『スノーケーキを君に』(2006年公開)[16]、『オールド・ドッグ』(2009年公開)[17]等がある。
またイギリスではコマーシャルソングとしても多用され、とりわけ、1990年にリグレーのチューインガムのコマーシャルで使用された例はよく知られている[18]。
カヴァー
[編集]元メンバーによるセルフ・カヴァー
[編集]ロジャースはフリー解散後のライブでも頻繁に本曲を歌い、ソロ名義のアルバム『ポール・ロジャース・ライヴ』(1996年)、バッド・カンパニー名義のアルバム『イン・コンサート2002』(2002年)、クイーン+ポール・ロジャース名義のアルバム『リターン・オブ・ザ・チャンピオンズ』(2005年)等にライブ音源を収録した。また彼のソロ・アルバム『クロニクル』(1994年)には、イアン・ハットンをゲストに迎えてレコーディングされたセルフ・カヴァーが収録されている[19]。
サイモン・カークは、1997年、1999年、2000年にリンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドのツアーに参加した際「オール・ライト・ナウ」を歌っている[20]。
ロッド・スチュワート
[編集]「オール・ライト・ナウ」 | |
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ロッド・スチュワート の シングル | |
初出アルバム『カムフラージュ』 | |
B面 | ダンシン・アローン[21] |
リリース | |
規格 | 7インチ・シングル |
ジャンル | ロック |
時間 | |
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード |
プロデュース | マイケル・オマーティアン |
チャート最高順位 | |
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ロッド・スチュワートは、1984年に発表されたアルバム『カムフラージュ』に本曲のカヴァーを収録した。アメリカではシングル・カットされ、Billboard Hot 100で72位に達している[22]。
その他のカヴァー
[編集]- ザ・ランナウェイズ - デビュー前にジョーン・ジェット、ミッキ・スティール、サンディ・ウェストの3人でレコーディングした[23]。バンドの解散後にリリースされた未発表音源集『Born to Be Bad』(1991年)に収録。
- ペプシ&シャーリー - アルバム『オール・ライト・ナウ』(1987年)に収録。
- クリスティーナ・アギレラ - ライブで歌唱。映像作品『マイ・リフレクション』(2001年)に収録。
- パドル・オブ・マッド - カヴァー・アルバム『Re:(disc)overed』(2011年)に収録[24]。
出典
[編集]- ^ a b c FREE | Artist | Official Charts
- ^ a b Free | Awards | AllMusic
- ^ Free - All Right Now - hitparade.ch
- ^ charts.de - 2014年6月22日閲覧
- ^ Free - All Right Now - austriancharts.at
- ^ dutchcharts.nl - Free - All Right Now
- ^ norwegiancharts.com - Free - All Right Now
- ^ ultratop.be - Free - All Right Now
- ^ a b How I Wrote…'All Right Now' by Free's Andy Fraser | Songwriting Magazine - 2013年12月17日閲覧
- ^ The Falcon and the Snowman (1985) - Soundtracks - IMDb
- ^ Nothing Personal (1995) - Soundtracks - IMDb
- ^ Now and Then (1995) - Soundtracks - IMDb
- ^ Bordello of Blood (1996) - Soundtracks - IMDb
- ^ American Beauty (1999) - Soundtracks - IMDb
- ^ Wonderland (2003) - Soundtracks - IMDb
- ^ Snow Cake (2006) - Soundtracks - IMDb
- ^ Old Dogs (2009) - Soundtracks - IMDb
- ^ All Right Now by Free Songfacts
- ^ Amazon.com: クロニクル: 音楽
- ^ 『KAWADE夢ムック 文藝別冊 [総特集] リンゴ・スター』(河出書房新社/2003年/ISBN 4-309-97665-4)pp.118-119
- ^ Rod Stewart - All Right Now (Vinyl) at Discogs
- ^ a b Rod Stewart | Awards | AllMusic
- ^ Born to Be Bad (Marilyn) - The Runaways | AllMusic - Review by Joe Viglione
- ^ Re:(disc)overed - Puddle of Mudd | AllMusic - Review by Stephen Thomas Erlewine