カイト (映画)
カイト | |
---|---|
Kites | |
監督 | アヌラーグ・バス |
脚本 |
ロビン・バット アヌラグ・バシュ サンジーヴ・ダット アカルシュ・クラナ |
原案 | ラケシュ・ローシャン |
製作 | ラケシュ・ローシャン |
出演者 |
リティク・ローシャン バルバラ・モリ カンガナー・ラーナーウト カビール・ベーディー |
音楽 |
ラジェシュ・ローシャン(歌) サリム=スレイマン(バックグラウンドスコア) |
撮影 | アヤナンカ・ボス |
編集 | アキーヴ・アリ |
製作会社 | フィルムクラフト・プロダクション[1] |
配給 | リライアンス・ビッグ・ピクチャーズ |
公開 |
2010年5月31日 2011年3月13日 |
上映時間 | 130分 |
製作国 |
インド メキシコ アメリカ合衆国 |
言語 |
ヒンディー語 英語 スペイン語 |
製作費 | ₹820,000,000[2] |
興行収入 | ₹863,300,000[2] |
『カイト』(原題:Kites)は、2010年に公開されたインド・メキシコ・アメリカ合作のロマンティック・アクション・スリラー映画。アヌラーグ・バスが監督、ラケシュ・ローシャンがプロデューサーを務め、リティク・ローシャン、バルバラ・モリ、カンガナー・ラーナーウト、カビール・ベーディーが出演している[3]。5月21日にインド・北米で公開され、北米ではボリウッド映画としては当時最大規模の208スクリーンで公開された[4]。アメリカ公開のボリウッド映画では、初めて週末映画トップ10入りを果たした[4]。公開直後の興行収入は好調だったものの興行収入の6割はネット視聴となり、公開1週間で小スクリーンでの上映に切り替えられた[5][6]。
日本では2011年3月に大阪アジアン映画祭で特別招待作品として上映された[7]。
あらすじ
[編集]この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
キャスト
[編集]- ジャイ・シンガニア - リティク・ローシャン
- ナターシャ/リンダ - バルバラ・モリ
- ジーナ - カンガナー・ラーナーウト
- ボブ・グローヴァー - カビール・ベーディー
- トニー・グローヴァー - ニコラス・ブラウン
- ロビン - アーナンド・ティワーリー
- ジャマール - ユーリ・スーリー
- ジーナの母 - マドゥリ・バティア
- 警官 - スティーヴン・マイケル・ケサダ
- レイヤード・ウォーカー - ロナルド・ロベルト・ハミルトン
- リポーター - カム・タイラ
- 国境警備隊員 - アイヴァン・ブルッシェ
- バウンティハンター - ルース・レインズ
製作
[編集]当初、ヒロイン役としてソーナム・カプールにオファーを出していたが、彼女は脚本にある過度に大胆なシーンを嫌がり出演を拒否した。ディーピカー・パードゥコーンにも主要キャストとしてオファーを出していたが、彼女もソーナムと同じ理由で出演を断り[8]、多くの出演交渉と脚本の変更を経て、最終的にバルバラ・モリがヒロイン役に起用された。
映画の世界配給権は15億ルピーで売り出され、リライアンス・ビッグ・ピクチャーズが権利を取得した。衛星放送の権利はソニーTVグループが取得し、音楽の権利はTシリーズ/ビッグ・ミュージックが取得している。
公開
[編集]映画はインド国内3000スクリーン、世界30か国500スクリーンで公開された[9]。北米では当時最大規模となる208スクリーンで公開されている[4]。公開1週間後の5月28日にはインターナショナル版が公開され、60か国で上映される予定になっていた[3]。
インターナショナル版第2弾として『Kites: The Remix』も公開され[3]、監督にブレット・ラトナー、編集にマーク・ヘルフリッチ、音楽にグレーム・レヴェルが参加しており、『Kung Faux』のリミックス技術が使用されている[10][11]。
評価
[編集]興行収入
[編集]インド国内の興行収入は4億9270万ルピーとなっている[12]。北米の公開初週末の興行収入は95万8673ドルを記録した[4]。映画は週末映画ランキングのトップ10入りを果たした最初のボリウッド映画となり、それまでの『マイネーム・イズ・ハーン』の最高記録(第13位)を抜いたものの、興行収入は同作の記録(190万ドル)を更新できなかった[4]。イギリスでは公開初日に17万4000ポンドの興行収入を記録し、第10位にランクインした[13]。Box Office Indiaは最終的な結果として「興行的に失敗した」と判断している[5]。
批評
[編集]Rotten Tomatoesでは26件のレビューが寄せられ支持率77%、平均評価6.1/10となっている[14]。Box Office Indiaは「インドのほとんどの場所で公開された」ものの、「反応は色好いものではなかった」としており、その最大の原因として英語とスペイン語の会話シーンが多いことを指摘している[15]。Review Gangでは13件のレビューが寄せられ、平均評価5/10となっている[16]。Rediff.comのラジャ・センはキャストの演技と撮影技術については高く評価しているが、全体の評価としては2/5の星を与えるに留まった[17]。AOL Indiaのノヤン・ジョーティ・パラサナは、「言語の壁を超えたラブストーリーは失敗に終わりました」と批評している[18]。インディアン・エクスプレスのシューブラ・グプタは、映画を「新しいボトルに入っている古いワイン」と表現している[19]。
受賞・ノミネート
[編集]- 最優秀撮影監督賞(受賞):アヤナンカ・ボス[20]
- 最優秀新人女優賞(ノミネート):バルバラ・モリ[21]
- 最優秀男性プレイバックシンガー賞(ノミネート):KK(「Zindgi Do Pal Ki」)[21]
- 最優秀男性プレイバックシンガー賞(ノミネート):KK(「Zindgi Do Pal Ki」)
- GIMAアワード
- 最優秀男性プレイバックシンガー賞(ノミネート):KK(「Zindgi Do Pal Ki」)
出典
[編集]- ^ “Reliance Big Pictures And Filmkraft’S Most Awaited Romantic Film Kites To Release on 21st May, 2010”. Official website. 24 September 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。5 October 2010閲覧。
- ^ a b “Kites”. Box Office India. 23 July 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月2日閲覧。
- ^ a b c “Official Kites Website”. Kites-thefilm.com. 6 October 2011閲覧。
- ^ a b c d e Subers, Ray. "Arthouse Audit: 'Kites' Flies, 'Babies' Maintains Grip", BoxOfficeMojo.com, 25 May 2010
- ^ a b “Kites”. Boxofficeindia.com. 2014年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月2日閲覧。
- ^ “Top Lifetime Grossers 2010-2019 (Figures in Ind Rs)”. Box Office India. 30 April 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月2日閲覧。
- ^ “カイト”. 大阪アジアン映画祭2011. 2018年8月2日閲覧。
- ^ “Deepika said no to Kites! - The Times of India”. The Times of India
- ^ “Kites Grosses 21 Crores Opening Day in India Becoming the Second Highest Opening Ever”. Reliance BIG Pictures. 2010年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月2日閲覧。
- ^ Lovece, Frank. "Film Review: Kites", Film Journal International, 19 May 2010
- ^ “Brett Ratner Wants Hrithik Roshan in Hollywood”. Sawf News (17 May 2010). 20 June 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。14 August 2012閲覧。
- ^ “Kites (2010) - Box Office Earnings”. Bollywood Hungama. 27 May 2010閲覧。
- ^ Gant, Charles (25 May 2010). “StreetDance 3D shimmies into first place at UK box office”. Guardian (London) 27 May 2010閲覧。
- ^ “Kites (2010)”. Rotten Tomatoes. 9 February 2017閲覧。
- ^ “Kites Bumper opening, dull reports”. Box Office India. 2010年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月2日閲覧。
- ^ "Kites" Archived 24 May 2010 at the Wayback Machine. at ReviewGang
- ^ Raja Sen. Kites review, Rediff.com
- ^ Parasara, Noyon Jyoti. “Kites Review”. AOL India. 4 June 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。21 May 2010閲覧。
- ^ Shubhra Gupta Kites (review) at Indian Express
- ^ “Winners of Zee Cine Awards 2011”. Bollywood Hungama. 22 October 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。14 January 2011閲覧。
- ^ a b “Nominations for Zee Cine Awards 2011”. zorsebol.com. 22 February 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。7 April 2011閲覧。