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カイル・クリック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カイル・クリック
Kyle Crick
タンパベイ・レイズ(マイナー)
ピッツバーグ・パイレーツ時代
(2018年6月26日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州フォートワース
生年月日 (1992-11-30) 1992年11月30日(31歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2017年6月22日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

カイル・ダニエル・クリックKyle Daniel Crick, 1992年11月30日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州フォートワース出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBタンパベイ・レイズ傘下所属。愛称はクリッキーCricky[1]

経歴

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プロ入りとジャイアンツ時代

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2011年MLBドラフト1巡目追補(全体49位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ジャイアンツでプロデビュー。7試合に登板して1勝0敗、防御率6.43、8奪三振を記録した。

2012年はA級オーガスタ・グリーンジャケッツ英語版でプレーし、23試合(先発22試合)に登板して7勝6敗、防御率2.51、128奪三振を記録した。

2013年はA+級サンノゼ・ジャイアンツ英語版でプレーし、14試合に先発登板して3勝1敗、防御率1.57、95奪三振を記録した。この年はオールスター・フューチャーズゲームにも選出された。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。

2014年はAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズでプレーし、23試合(先発22試合)に登板して6勝7敗、防御率3.79、111奪三振を記録した。

2015年もAA級リッチモンドでプレーし、36試合(先発11試合)に登板して3勝4敗、防御率3.29、73奪三振を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]

2016年もAA級リッチモンドでプレーし、23試合に先発登板して4勝11敗、防御率5.04、86奪三振を記録した。

2017年はAAA級サクラメント・リバーキャッツで開幕を迎え、6月22日にメジャー初昇格を果たした[3]。同日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビュー[4]。この年メジャーでは30試合に登板して防御率3.06、28奪三振を記録した。

パイレーツ時代

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2018年1月15日にアンドリュー・マカッチェン及び金銭とのトレードで、ブライアン・レイノルズと共にピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[5][6]

2019年7月30日のシンシナティ・レッズ戦で、9回に発生した乱闘の際に不適切な行動を取ったとして8月1日にMLBより3試合の出場停止と罰金の処分を受けた[7]。9月10日には、フェリペ・バスケスとクラブハウスで喧嘩をしてしまった。その結果、指は骨折し、腱の手術をせざるを得なくなってしまった[8]。シーズンでは、52登板で防御率4.96だった。

2021年7月19日にディロン・ピーターズの加入によりDFAとなり[9]、24日に自由契約となった[10]

ホワイトソックス時代

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2021年7月29日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ。移籍後は傘下のAAA級シャーロット・ナイツでプレーしていたが、9月1日に自由契約となった[11]

2022年1月14日に再びホワイトソックスとマイナー契約を結んだ[12]。レギュラーシーズン開幕日の4月7日にメジャー契約を結んで開幕ロースター入りすることが発表された[13]

投球スタイル

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平均95.4mph(約153.5km/h)のフォーシームに、カッタースライダーを交える[14]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2017 SF 30 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 134 32.1 22 2 17 1 1 28 6 0 13 11 3.06 1.21
2018 PIT 64 0 0 0 0 3 2 2 16 .600 255 60.1 45 3 23 3 7 65 9 2 18 16 2.39 1.13
2019 52 0 0 0 0 3 7 0 13 .300 226 49.0 41 10 35 1 7 61 1 0 30 27 4.96 1.55
2020 7 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 29 5.2 7 0 4 0 0 7 0 0 6 1 1.59 1.94
2021 27 0 0 0 0 1 1 0 6 .500 107 24.1 14 0 19 0 5 21 6 0 14 12 4.44 1.36
MLB:5年 180 0 0 0 0 7 11 2 36 .389 751 171.2 129 15 98 5 20 182 22 2 81 67 3.51 1.32
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2017 SF 30 5 4 1 0 .900
2018 PIT 64 4 6 2 0 .833
2019 52 3 6 1 1 .900
2020 7 1 0 1 0 .500
MLB 153 13 16 5 1 .853
  • 2020年度シーズン終了時

記録

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MiLB

背番号

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  • 59(2017年、2022年 - )
  • 30(2018年 - 2021年)

脚注

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  1. ^ Giants Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年12月29日閲覧
  2. ^ Chris Haft (2015年11月20日). “Giants add eight pitchers to 40-man roster” (英語). MLB.com. 2017年12月30日閲覧。
  3. ^ Clinton Riddle (2017年6月21日). “MLB Rookie Profile: Kyle Crick, RHP, San Francisco Giants” (英語). SB Nation. 2017年12月30日閲覧。
  4. ^ Braves hit 4 HRs, use 8-run 5th to hold off Giants 12-11
  5. ^ Kelsie Heneghan (2018年1月15日). “Bucs acquire Reynolds, Crick for McCutchen” (英語). MiLB.com. 2018年1月16日閲覧。
  6. ^ “元ナMVPマカッチェンがジャイアンツ移籍、若手2人とトレード”. AFP. (2018年1月16日). https://www.afpbb.com/articles/-/3158683 2018年1月16日閲覧。 
  7. ^ 乱闘騒ぎ6選手出場停止処分、両監督ベンチ入り禁止日刊スポーツ 2019年8月2日(2020年3月16日閲覧)
  8. ^ Pirates pitcher Crick has surgery after altercation” (英語). ESPN (2019年9月11日). 2019年9月11日閲覧。
  9. ^ Anthony Franco (2021年7月19日). “Pirates Acquire Dillon Peters, Designate Kyle Crick” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月20日閲覧。
  10. ^ Mark Polishuk (2021年7月24日). “Pirates Release Kyle Crick” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月25日閲覧。
  11. ^ MLB公式プロフィール参照。2022年5月17日閲覧。
  12. ^ James Hicks (2022年1月14日). “White Sox Re-Sign Kyle Crick, Sign Ryder Jones” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月17日閲覧。
  13. ^ White Sox finalize 2022 Opening Day roster” (英語). MLB.com (2022年4月7日). 2022年5月17日閲覧。
  14. ^ Kyle Crick Baseball Statistics 2011-2017”. Baseball Cube. 2017年12月30日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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