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カオカザリヒメフクロウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カオカザリヒメフクロウ
カオカザリヒメフクロウ Xenoglaux loweryi
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: フクロウ目 Strigiformes
: フクロウ科 Strigidae
: カオカザリヒメフクロウ属 Xenoglaux
: カオカザリヒメフクロウ
X, loweryi
学名
Xenoglaux loweryi
O'Neill & Graves, 1977
和名
カオカザリヒメフクロウ[2]
英名
Long-whiskered owlet
分布図

カオカザリヒメフクロウ(学名:Xenoglaux loweryi)はフクロウ科カオカザリヒメフクロウ属の鳥類の1種。本種のみでカオカザリヒメフクロウ属を構成する(単型)。

分布

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ペルーに生息[3]

形態

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全長約13-14cm、翼長約100-105mm[4]サボテンフクロウと並ぶ世界最小のフクロウだが、体重はサボテンフクロウのほうが軽い[3]

生態

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分布地域が限られているため研究が進んでおらず、詳しい生態は分かっていない[3]

食性は昆虫食だと考えられる[3]

生息環境から、長距離飛行を苦手とし、そのかわりに翼を使って跳躍しながら移動する可能性がある[3]

繁殖形態は卵生。

人間との関係

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推定個体数は約1500頭で、ペルーでは保護種に認定されている[3]。生息環境の減少などで個体数が減少することが懸念される。

脚注

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  1. ^ BirdLife International. 2020. Xenoglaux loweryi. The IUCN Red List of Threatened Species 2020: e.T22689320A180768478. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2020-3.RLTS.T22689320A180768478.en. Accessed on 21 December 2023.
  2. ^ 山崎剛史, 亀谷辰朗, 太田紀子「フクロウ目の新しい種和名」『山階鳥類学雑誌』第49巻1号,山階鳥類研究所,2017年,31-40頁,
  3. ^ a b c d e f Marianne Taylor著, 山崎剛志・森本元監修『フクロウ大図鑑』緑書房,2018年,167頁, ISBN 978-4-89531-329-2
  4. ^ ハイモ・ミッコラ著・早矢仕有子監修『世界のフクロウ全種図鑑』416-417頁,エクスナレッジ,2018,9,1, ISBN 978-4-7678-2446-8

関連項目

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