カッティノ・モブリー
2017年のモブリー | |
引退 | |
---|---|
ポジション | SG/PG |
基本情報 | |
愛称 | キャット |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1975年9月1日(49歳) |
出身地 | ペンシルベニア州フィラデルフィア |
身長(現役時) | 193cm (6 ft 4 in) |
体重(現役時) | 98kg (216 lb) |
キャリア情報 | |
出身 | ロードアイランド大学 |
ドラフト | 1998年 2巡41位 |
選手経歴 | |
1998-2004 2004-2005 2005 2005-2008 (2008-2010) |
ヒューストン・ロケッツ オーランド・マジック サクラメント・キングス ロサンゼルス・クリッパーズ (ニューヨーク・ニックス) |
受賞歴 | |
| |
Stats Basketball-Reference.com | |
カッティノ・ラシャーン・モブリー(Cuttino Rashawn Mobley, 1975年9月1日 - )はアメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。のバスケットボール選手。NBAのヒューストン・ロケッツ等に所属していた。ポジションはシューティングガード。ニックネームは「キャット」(Cat)。NFL選手のジョン・モブリーとは従兄弟同士である。
経歴
[編集]ロードアイランド大学を卒業し、1998年のNBAドラフトで全体の41位指名をヒューストン・ロケッツから受けNBA入りした。1年目は出場49試合中37試合でポイントガードとして先発したが、ゲームコントロールはベテランのスコッティ・ピッペンが行い、外角シューターとしての役割が強かった。平均9.9得点、2.5アシストの成績でオールルーキー2NDチームに選ばれた。
1999-2000シーズンは、新人のスティーブ・フランシスやシャンドン・アンダーソンの加入があり、ベンチから出場する機会が多かったが、平均出場時間は30.8分に増え、得点は15.8点を記録した。その後は、フランシスと高い得点力を誇るバックコートを形成、チームを牽引した。2001-02シーズンは、2001年1月18日のゴールデンステート・ウォーリアーズとの対戦でキャリアハイとなる41得点を記録するなど[1]、自己最高の21.7得点を記録した。2001-2002シーズン、2002年1月24日のニュージャージー・ネッツ戦でもキャリアハイに並ぶ41得点を挙げた[1]。
2004年6月、トレーシー・マグレディらとの交換で、フランシスと共にオーランド・マジックに移籍する。2004-05シーズンはマジックで23試合に出場した後、シーズン途中となる2005年の1月に、ダグ・クリスティと交換でサクラメント・キングスへ移籍した[2]。キングスでも先発出場しチームに貢献した。
2005-06シーズン前にFAとなったモブリーは7月にロサンゼルス・クリッパーズと5年間の契約を結んだ[3]。クリッパーズ1年目は、得点源であったコーリー・マゲッティを怪我で欠いたシーズン途中の12月-2月に平均17.4得点を記録し、マゲッティ不在を感じさせない働きを見せた。チームは久しぶりにプレイオフに進出し、自身も初めて1回戦を突破した。その後もクリッパーズの主力として活躍した。結果的に現役最後の試合となった2008年11月19日、オクラホマシティ・サンダーとの対戦ではフィールドゴール11本を決め、23得点を記録しただけでなく、キャリアハイとなる7つのスティールを記録していた[1]。
突然の引退
[編集]2008年11月21日、ザック・ランドルフらのトレードでティム・トーマスと共にニューヨーク・ニックスの移籍が決まった。しかし、移籍前に行われる身体検査で、モブリーが深刻な心臓病を患っていることが発見された。それでもニックスは、サラリーキャップの整理が第一の目的であったので、このトレードを行った。そして、12月8日に現役引退を発表した[4](ただし、サラリーキャップの関係で2010年4月までニックスのロスターに入っていた[5])。
引退後
[編集]引退後は、3x3のバスケットボールでプレーしている。
個人成績
[編集]NBAレギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1998–99 | HOU | 49 | 37 | 29.7 | .425 | .358 | .818 | 2.3 | 2.5 | .9 | .5 | 9.9 |
1999–00 | HOU | 81 | 8 | 30.8 | .430 | .356 | .847 | 3.6 | 2.6 | 1.1 | .4 | 15.8 |
2000–01 | HOU | 79 | 49 | 38.0 | .434 | .357 | .831 | 5.0 | 2.5 | 1.1 | .3 | 19.5 |
2001–02 | HOU | 74 | 74 | 42.1 | .438 | .395 | .850 | 4.1 | 2.5 | 1.5 | .5 | 21.7 |
2002–03 | HOU | 73 | 73 | 41.7 | .434 | .352 | .858 | 4.2 | 2.8 | 1.3 | .5 | 17.5 |
2003–04 | HOU | 80 | 80 | 40.4 | .426 | .390 | .811 | 4.5 | 3.2 | 1.3 | .4 | 15.8 |
2004–05 | ORL | 23 | 21 | 31.6 | .432 | .464 | .797 | 2.7 | 1.8 | 1.0 | .4 | 16.0 |
2004–05 | SAC | 43 | 43 | 38.7 | .440 | .424 | .831 | 3.9 | 3.4 | 1.2 | .5 | 17.8 |
2005–06 | LAC | 79 | 74 | 37.7 | .426 | .339 | .839 | 4.3 | 3.0 | 1.2 | .5 | 14.8 |
2006–07 | LAC | 78 | 73 | 36.4 | .440 | .411 | .837 | 3.4 | 2.5 | 1.2 | .3 | 13.8 |
2007–08 | LAC | 77 | 38 | 35.1 | .433 | .349 | .819 | 3.6 | 2.6 | 1.0 | .4 | 12.8 |
2008–09 | LAC | 11 | 11 | 33.2 | .432 | .343 | .722 | 2.6 | 1.1 | 1.4 | .2 | 13.7 |
Career | 747 | 581 | 37.0 | .433 | .378 | .835 | 3.9 | 2.7 | 1.2 | .4 | 16.0 |
プレーオフ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1999 | HOU | 4 | 4 | 23.5 | .467 | .571 | .909 | 1.0 | 2.8 | .5 | .0 | 7.0 |
2004 | HOU | 5 | 5 | 42.0 | .387 | .286 | .800 | 4.8 | 2.8 | .6 | .6 | 14.4 |
2005 | SAC | 5 | 5 | 31.8 | .443 | .280 | .714 | 2.8 | 1.8 | 1.2 | .4 | 14.8 |
2006 | LAC | 12 | 12 | 39.4 | .427 | .367 | .897 | 4.8 | 2.0 | .7 | .3 | 13.3 |
Career | 26 | 26 | 36.0 | .422 | .337 | .860 | 3.8 | 2.2 | .7 | .3 | 12.8 |
脚注
[編集]- ^ a b c “Cuttino Mobley Career stats”. NBA. February 19, 2024閲覧。
- ^ “Magic, Kings swap Mobley, Christie”. insidehoops.com (2005年1月10日). 2012年3月23日閲覧。
- ^ “Cat's in the bag: Mobley headed to Clippers”. USAトゥデイ (2005年7月14日). 2012年3月23日閲覧。
- ^ “Mobley to announce retirement on Thursday”. ESPN (2010年12月10日). 2012年3月23日閲覧。
- ^ “Mobley off Knicks' books”. ESPN (2010年4月5日). 2012年3月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference
- NBA.com カッティノ・モブリー