カムラン・ヴァッファ
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カムラン・ヴァッファ(Cumrun Vafa,1960年8月1日 - )は、イラン出身の理論物理学者。専門は素粒子論。
マサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業。1985年にプリンストン大学でPh.D.を取得。1990年からハーバード大学教授。
主要な業績
[編集]- アンドリュー・ストロミンガーとともにブラックホールのエントロピーの表式を超弦理論におけるソリトンであるDブレーンを用いて統計力学的に導出した。
- Gopakumarとともに3次元Calabi-Yau多様体とグロモフ・ウィッテン不変量についての研究。
- Seiberg-Witten prepotentialをCalabi-Yau多様体の Gromov-Witten不変量によって定義した。これはMirror対称性予想にも貢献した。
- ロベルト・ダイクラーフとともにDijkgraaf-Vafa理論を提唱した。
- エドワード・ウィッテンとともVafa-Wittenの定理を提唱した。
受賞歴
[編集]- 2008年 - ICTPのディラック賞
- 2016年 - ハイネマン賞数理物理学部門
- 2017年 - 基礎物理学ブレイクスルー賞