カルコゲン間化合物
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カルコゲン間化合物(かるこげんかんかごうぶつ)とは、カルコゲン(第16族元素)が互いに反応したものである。
カルコゲンには、極度に電気陰性度[note 1]が陽性の元素も(最も陰性の高い元素である)フッ素ほど陰性の元素も含まれないが、カルコゲンの中で電気陰性度が最高のもの(酸素 = 3.44)と最低のもの(ポロニウム = 2.0)の間には大きな差がある。重いカルコゲンほど金属性が強くなる(酸素はガス状の非金属、一方ポロニウムは銀白色のポスト遷移金属[note 2])ことから、カルコゲン間化合物は共有結合、イオン結合、金属結合および半金属性と様々な結合をとる[note 3][1]。
カルコゲン間化合物
[編集]O | |||||
---|---|---|---|---|---|
O | |||||
S | |||||
Se | |||||
Te | |||||
Po |
カルコゲン間化合物の結合
[編集]上記表中下へ行くほど、共有結合 (分子)からイオン結合となる。表中横へ行くと、イオン結合から金属結合となる(両元素が類似の高電気陰性度である場合、共有結合となる。2つの元素が全く異なる電気陰性度、すなわち一元素が低くもう片方が高い場合、イオン結合となる。元素が同程度に低い電気陰性度の場合、金属結合となる) 。例えば、いちばん左の枠で(酸素との結合で)、O2とO3は純共有結合であり、SO2とSO3は極性分子となる。SeO2は、鎖状の重合体(一方向にのみ伸びる)となり、TeO2は層状の重合体(2方向二伸びる)、PoO2はイオン蛍石構造(空間重合体、三方向に伸びる)である。一番下の並びで(ポロニウムとの結合で)、PoO2とPoSはイオン結合、PoxSeyとPoxTeyは半金属、Po∞は金属となる。[1]
カルコゲン間化合物要約
[編集]硫黄カルコゲナイド
[編集]セレンカルコゲナイド
[編集]テルルカルコゲナイド
[編集]- 一酸化テルル, TeO (不安定な遷移体)
- 二酸化テルル, TeO2
- 三酸化テルル, TeO3
- 五硫化ジテルル, Te2O5[2]
- テルルと硫黄の様々な濃度の半金属結合"合金", TexSy
- テルルとセレンの様々な濃度の半金属結合"合金", TexSey
ポロニウムカルコゲナイド
[編集]- 一酸化ポロニウム, PoO
- 二酸化ポロニウム, PoO2
- 三酸化ポロニウム, PoO3
- 硫化ポロニウム, PoS
- ポロニウムとセレンの様々な濃度の半金属結合"合金", PoxSey
- ポロニウムとテルルの様々な濃度の半金属結合"合金", PoxTey
関連項目
[編集]Notes
[編集]参考文献
[編集]- ^ a b Holleman, A. F.; Wiberg, E. (2001), Inorganic Chemistry, San Diego: Academic Press, pp. 585-586, ISBN 0-12-352651-5
- ^ http://scripts.iucr.org/cgi-bin/paper?S0567740873003092