カースルメイン子爵
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カースルメイン子爵(カースルメインししゃく、英: Viscount Castlemaine)は、アイルランド貴族の爵位。2度創設され、いずれも廃絶している。
歴史
[編集]イギリス東インド会社総裁の初代準男爵サー・ジョサイア・チャイルド(c.1630/1631–1699)の息子である第3代準男爵サー・リチャード・チャイルド(1680–1750)は1704年に異母兄の第2代準男爵サー・ジョサイア・チャイルド(c.1668–1704)の遺産を相続したのち、グレートブリテン庶民院議員になり、1718年4月24日にアイルランド貴族であるドニゴール県におけるニュータウン男爵とケリー県におけるカースルメイン子爵に叙された[1]。妻がティルニー家の遺産を相続すると、チャイルドは1731年6月11日にアイルランド貴族であるケリー県カースルメインのティルニー伯爵に叙され、1734年に息子たちとともに姓をティルニーに改めた[1]。1784年に息子にあたる2代伯爵ジョン・ティルニー(1712–1784)が死去すると、爵位はすべて廃絶した[1]。
初代カースルメイン男爵ウィリアム・ハンドコック(1761–1839)は1822年1月12日にアイルランド貴族であるカースルメイン子爵に叙された[2]。彼は妻との間で子女をもうけず、1839年に死去するとカースルメイン子爵位は廃絶、特別残余権(special remainder)が規定されたカースルメイン男爵位は特別残余権に基づき継承された[2]。
カースルメイン子爵(1718年)
[編集]- 初代カースルメイン子爵リチャード・チャイルド(1680年 – 1750年)
- 1731年、ティルニー伯爵に叙爵。以降はティルニー伯爵を参照
カースルメイン子爵(1822年)
[編集]- 初代カースルメイン子爵ウィリアム・ハンドコック(1761年 – 1839年)
出典
[編集]- ^ a b c Cokayne, Gibbs & Doubleday 1913, p. 92.
- ^ a b Cokayne, Gibbs & Doubleday 1913, p. 93.
参考文献
[編集]- Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary; Doubleday, Herbert Arthur, eds. (1913). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Canonteign to Cutts) (英語). Vol. 3 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. pp. 92–93.
関連項目
[編集]- ロジャー・パーマー (初代カースルメイン伯爵)
- ウィリアム・モンソン (初代モンソン子爵) - モンソン子爵位の領地指定がケリー県カースルメイン