カール・ウーズ
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Carl Woese カール・ウーズ | |
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カール・ウーズ(2004) | |
生誕 |
1928年7月15日 アメリカ合衆国 ニューヨーク州シラキュース |
死没 |
2012年12月30日 (84歳没) アメリカ合衆国 イリノイ州アーバナ |
市民権 | アメリカ合衆国 |
研究分野 | 微生物学 |
研究機関 | イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 |
出身校 |
アマースト大学 イェール大学 |
博士論文 | Physical Studies on Animal viruses (1953) |
主な受賞歴 |
レーウェンフック・メダル(1992) アメリカ国家科学賞(2003) |
プロジェクト:人物伝 |
カール・リチャード・ウーズ(Carl Richard Woese, 1928年7月15日 - 2012年12月30日)は、アメリカ合衆国(ニューヨーク州シラキューズ出身)の微生物学者。1977年に六界説、1990年に三ドメイン説という生物の分類体系を提唱したことで有名である。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の教授を務めた。
来歴
[編集]アマースト大学で数学と物理学を学んだ後、エール大学で微生物学に転向する。
リボソームRNA(rRNA)による生物分類学の先駆者であり、1977年にRNAワールド仮説を考案している(RNAワールドという呼び方はギルバートによる)。彼は、遺伝子の類似点から生物を23の門に分け分岐図を描き、細菌、古細菌、真核生物の3つを比べ、古細菌は細菌でも真核生物でもないと考えた。それまでは生物の分類には、形態などの物理的分類、代謝などの化学的分類が主であり、遺伝子による分類は生物学・細菌学では用いられておらず、旧来の方法とは全く異なる新しい手法であった。この理論はサルバドール・エドワード・ルリア、エルンスト・マイヤーらに代表される生物学者たちから激しい反発を招き、受容に時間を要した[1]。
Pyrococcus woesei、Methanobrevibacterium woesei、Conexibacter woeseiなどの微生物は、彼に献名されたものである。
2012年12月30日、イリノイ州アーバナの自宅で死去[2]。84歳没。
受賞歴
[編集]- 1992年 - レーウェンフック・メダル(微生物学の最高栄誉)
- 1997年 - セルマン・A・ワクスマン微生物学賞
- 2000年 - アメリカ国家科学賞
- 2003年 - クラフォード賞
出典
[編集]- ^ “新しい創傷治療:地中生命の驚異 秘められた自然誌”. 2018年10月13日閲覧。
- ^ Visionary UI biologist Carl Woese, 84, dies News-Gazette.com 2012年12月31日閲覧