カール・フリードリヒ・ダイカー
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カール・フリードリヒ・ダイカー Carl Friedrich Deiker | |
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カール・フリードリヒ・ダイカー作「猪狩り」 | |
生誕 |
1836年4月3日 プロイセン王国, ヴェッツラー |
死没 |
1892年3月19日 ドイツ帝国, デュッセルドルフ |
カール・フリードリヒ・ダイカー(Carl Friedrich Deiker、1836年4月3日 - 1892年3月19日)はドイツの画家である。動物画や狩猟の情景を描いた。
略歴
[編集]ヘッセン州のヴェッツラーで、画家、美術教師のクリスティアン・フリードリヒ・ダイカー(Christian Friedrich Deiker: 1792-1843) の息子に生まれた。兄に動物画を得意とし、ブラウンフェルスで宮廷画家を務めた、ヨハネス・ダイカー(Johannes Deiker:1822-1895)がいる。
ハーナウの美術学校(Staatliche Zeichenakademie Hanau)で学んだ後、1852年からカールスルーエの美術学校(Staatliche Akademie der Bildenden Künste Karlsruhe)で風景画家のヨハン・ヴィルヘルム・シルマーに学び、兄のヨハネス・ダイカーからも指導を受けた。
兄と同じように動物画や、狩猟の情景を描くのを専門とした。1864年から亡くなるまで、デュッセルドルフで活動した。狩猟の情景や、野生動物を描き、多くの書籍の挿絵を描いた[1]。
弟子にイギリスの動物画家、クリンジェンダー(Louis Henry Weston Klingender)やスウェーデンの動物画家、ブルーノ・リリエフォッシュ、ドイツのフリッツ・シュルマン(Fritz Schürmann)がいる[2]。
作品
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「牡鹿」
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「鹿の群れ」
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「猟犬と猪」
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「ソーセージを咥えた犬」
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「野兎」
脚注
[編集]参考文献
[編集]- Deiker, Carl Friedrich. In: Ulrich Thieme (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 8: Coutan–Delattre. E. A. Seemann, Leipzig 1912, S. 559.
- Eduard Daelen: Deiker, Karl Friedrich. In: Allgemeine Deutsche Biographie (ADB). Band 47, Duncker & Humblot, Leipzig 1903, S. 642 f.
- Magistrat der Stadt Wetzlar, Anja Eichler: Die Malerfamilie Deiker. Werke aus Privatbesitz – Jagd. Sechs Künstlerinnen. Michael Imhof Verlag, Petersberg 2013, ISBN 978-3-73190-013-9