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ガドブトロール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ガドブトロール
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
Drugs.com 国別販売名(英語)
International Drug Names
ライセンス US FDA:リンク
胎児危険度分類
  • US: C
法的規制
データベースID
CAS番号
138071-82-6 チェック
ATCコード V08CA09 (WHO)
PubChem CID: 72057
DrugBank DB06703en:Template:drugbankcite
UNII 1BJ477IO2L チェック
KEGG D07420 en:Template:keggcite
ChEBI CHEBI:68841en:Template:ebicite
ChEMBL CHEMBL1628503en:Template:ebicite
化学的データ
化学式C18H31GdN4O9
分子量604.710 g/mol
テンプレートを表示

ガドブトロール(Gadobutrol、Gd-DO3A-butrol、略号:GBCA)はガドリニウムによるMRI造影剤の一つである。商品名ガドビスト

カナダ[1]、米国[2][3][4]、日本[5]で承認を取得している。

効能・効果

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磁気共鳴コンピュータ断層撮影における脳・脊髄造影と躯幹部・四肢造影[6]

警告

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髄腔内に投与すると重篤な副作用を発現するおそれがある。

原則禁忌

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下記の患者には原則として投与してはならない。

  • 一般状態の極度に悪い患者
  • 気管支喘息の患者
  • 重篤な腎障害のある患者

副作用

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添付文書に記載されている重大な副作用は、ショック、アナフィラキシー、痙攣発作、腎性全身性線維症(Nephrogenic Systemic Fibrosis、NSF)である。

臨床試験で認められた主な副作用は、頭痛(0.5%)、発疹(0.5%)等であった。

出典

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  1. ^ Cheng, KT (2007). Gadobutrol. Bethesda, MD: National Center for Biotechnology Information (NCBI). PMID 20641787. NBK23589. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK23589/pdf/Gadobutrol.pdf 
  2. ^ Bayer in Radiology - Gadavist (gadobutrol) injection 1 mmol/mL”. bayerimaging.com. 20 May 2015閲覧。
  3. ^ "FDA approves imaging agent for central nervous system scans" (Press release). U.S. Food and Drug Administration (FDA). 15 March 2011. 2011年3月31日閲覧
  4. ^ "U.S. FDA Approves Bayer's Gadavist (Gadobutrol) Injection for MRI of the Central Nervous System" (Press release). Bayer HealthCare Pharmaceuticals. 14 March 2011. 2011年3月31日閲覧
  5. ^ バイエル薬品「ガドビスト静注 1.0mol/L」MRI用造影剤として製造販売承認を取得”. バイエル薬品 (2015年3月26日). 2015年7月1日閲覧。
  6. ^ ガドビスト静注1.0mol/Lシリンジ5mL/ ガドビスト静注1.0mol/Lシリンジ7.5mL/ ガドビスト静注1.0mol/Lシリンジ10mL 添付文書” (2015年3月). 2015年7月1日閲覧。