キダル州
キダル州 La région de Kidal | |
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位置 | |
管理 | |
国: | マリ |
州都: | キダル |
知事: | - |
圏: | 4 |
コミューン: | 11 |
人口統計 | |
人口(2009年) • 人口密度: |
67,638人 • 0.26人/km² |
地理 | |
面積: | 151,430 km² |
等時帯: | WAT(UTC+0) |
ISO 3166-2: | ML-8 |
キダル州(キダルしゅう、フランス語: Région de Kidal)はマリ共和国第8の州[1]。州都はキダル。
歴史[編集]
この州では1963年から1964年にかけて、そして1990年から1991年にかけてトゥアレグ族の反乱が起きている。1991年1月6日のタマンラセットでの合意に基いて、1991年8月8日、キダル州を設立する旨の布告がなされた。
2012年4月6日にマリ反政府勢力アザワド解放民族運動(MNLA)が一方的に独立宣言したアザワド(国際的に未承認)の一部分を構成していたが、その後アザワドは崩壊し、以降はイスラム軍事組織アンサル・ディーンの支配下におかれた[2]。
地理[編集]
キダル州はトンブクトゥ州の東に隣接し、ガオ州の北に隣接している。東ではニジェールと、北ではアルジェリアと国境を接している。気候は砂漠気候であり、日中の気温は摂氏45度に達する。州内の多くの領域がイフォガス山地となっている。州内の主要な都市としてキダルの他、テッサリト、アゲル・ホック、ティンザワテーヌが挙げられる。
住民[編集]
その多くはトゥアレグ族とソンガイ族である。キダル州ではベルベル人の遊牧的民族性を持ったトゥアレグ文化が一般的である。遊牧民の生活様式はこの州の過酷な環境には最も適した生活様式であるが、若干の定住地(キダル、アゲル・ホック、テッサリト、ティンザワテーヌ)が存在する。
筆記にはティフィナグ文字が用いられる。
交通及び経済[編集]
キダル州の主要な産業は牧畜、手工業及び商業である。商業的農業については幾つかの地域で行われていることがわかる。この州には舗装された道路も水運に利用できる河川も無く孤立している。
文化[編集]
毎年、トゥアレグ族のデザート・ミュージック・フェスティバルがエスーク(トンブクトゥ州)で開かれている。
下部行政区画[編集]
キダル州は、4つの圏(Cercle)に分かれている。4つの圏はさらに11のコミューンに分けられる。
- キダル圏 --- キダル
- テッサリト圏 --- テッサリト、アゲル・ホック(en:Adrar des Ifoghas)
- アベイバラ圏 --- アベイバラ、ティンザワテーヌ
- タンエサッコ圏 --- タンエサッコ
過去の人口は約85,000人。
治安[編集]
マリ国内では、2013年から国際連合マリ多元統合安定化ミッション(国際連合平和維持活動)が活動しており、州内のアゲルホックには駐屯地が設営されている。2019年1月20日、駐屯地は武装勢力の襲撃を受けチャド人の隊員10人が死亡、少なくとも25人が負傷する被害を出した。襲撃事件については、AQIMが犯行声明を出している[3]。
脚注[編集]
- ^ CIA The Woridfactbook2000/Mali(英語),2011-02-14閲覧。
- ^ Tiemoko Diallo; Adama Diarra (2012年6月28日). “Islamists declare full control of Mali's north”. ロイター (ロイター) 2012年10月13日閲覧。
- ^ “マリのPKO駐屯地をイスラム過激派が襲撃、隊員10人死亡”. AFP (2018年1月21日). 2019年1月22日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Kidal info (フランス語)