キモフスク
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座標: 北緯53度58分 東経38度32分 / 北緯53.967度 東経38.533度
キモフスク(キーモフスク、ロシア語: Ки́мовск、ラテン文字表記の例: Kimovsk)は、ロシアのトゥーラ州にある町。人口は2万6475人(2021年)[1]。州都トゥーラから南東へ77km。
ノヴォモスコフスク、ドンスコイ、ウズロヴァヤ、ボゴロジツクなどの褐炭生産で栄えた町の東にあり、リャザン州の州境に近い。中央ロシア高地の東の縁にあり、ヴォルガ川水系とドン川水系が交錯している。
歴史
[編集]キモフスクはモスクワ褐炭炭田の開発と共に建設された町で、大祖国戦争(独ソ戦)の最中の褐炭増産の時期に開かれた。当時、青年共産主義者インターナショナル(Коммунистический интернационал молодёжи、略称はКИМあるいはKIM)という名のコルホーズに多くの褐炭炭鉱が開設された。キモフスクという地名は、このコルホーズの略称の「KIM」にちなむ。
コルホーズの中心集落だったミハーイロフカ(Миха́йловка)に炭鉱住宅地が建設され、1948年に都市型集落となってキモフスクと改名し、1952年5月31日に市の地位を得た。1979年には4万を超えた人口は、褐炭の生産が衰えるにつれ減少している。
産業と交通
[編集]1990年代に褐炭生産が終了し、主な産業は電子工業、食品工業、建設業などとなっている。
1874年に開業したヴャジマ=トゥーラ=ボロホヴォ=ウズロヴァヤ=リャジスク間の鉄道沿線にある。 またバスが、モスクワ、トゥーラ、リャザン、ノヴォモスコフスク、ウズロヴァヤなどとの間を結ぶ。
脚注
[編集]- ^ “CITY POPULATION”. 21 May 2023閲覧。