キャラクター (2021年の映画)
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キャラクター | |
---|---|
CHARACTER | |
監督 | 永井聡 |
脚本 |
長崎尚志 川原杏奈 永井聡 |
原案 | 長崎尚志 |
製作 |
村瀬健 唯野友歩 |
出演者 |
菅田将暉 Fukase(SEKAI NO OWARI) 高畑充希 中村獅童 小栗旬 |
音楽 | 小島裕規“Yaffle” |
主題歌 |
ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)×Rin音 Prod by Yaffle 「Character」 |
撮影 | 近藤哲也 |
編集 | 二宮卓 |
制作会社 | AOI Pro. |
製作会社 | 映画「キャラクター」製作委員会 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2021年6月11日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 16.0億円[1] |
『キャラクター』は、2021年6月11日に公開された日本映画。監督は永井聡、主演は菅田将暉で、SEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseの俳優デビュー作でもある[2]。PG12指定。
概要
[編集]「売れない漫画家が殺人犯の目撃者となり、その殺人犯をモデルに漫画を執筆して売れたら」というアイデアを元に、登場人物(キャラクター)それぞれの人間模様を描く。
原案・脚本は浦沢直樹の『MASTERキートン』や『20世紀少年』の共同原作者でもある長崎尚志で、彼のアイデアを元に、企画の川村元気とプロデュース担当の村瀬健で10年以上前から構想を練った完全オリジナル作品。
長年企画が難航していたが、「『帝一の國』でタッグを組んだ菅田の存在が『喜怒哀楽だけでなく様々な色を出せる俳優』として映画化を推し進めた」と村瀬は語っている。
また、主人公の運命を狂わせる殺人鬼役には「新鮮で想像がつかず、アーティスティックな人物」を探していたところでFukaseにたどり着き、撮影の2年前から村瀬が熱心にオファーしていた。Fukaseは当初は断るかどうか悩んだというが「実生活ではできない事を擬似経験をしてみたい」という思いから、1年間演技のワークショップに通うなどの役作りを経てオファーを受けた[3]。
同年にはノベライズ版、およびコミカライズ版が発売予定。なお、映画版、ノベライズ版、コミカライズ版でそれぞれ異なる展開とエンディングが描かれる[4]。
登場人物
[編集]主要人物
[編集]- 山城圭吾(やましろ けいご)
- 演 - 菅田将暉
- 漫画家を夢見る青年。お人好しのため悪人を描くことができず、万年アシスタントとしてくすぶっていた。しかし、ある殺人事件を目撃してしまい、その犯人をモデルに描いたダガーという殺人鬼の登場するサスペンス漫画「34(さんじゅうし)」が大ヒットしたことで運命が大きく狂っていく。
- 両角(もろずみ)
- 演 - Fukase(SEKAI NO OWARI)
- 天才的な殺人犯。山城の描くサスペンス漫画「34」に登場する殺人鬼「ダガー」のモデル。四人家族を標的に殺人を繰り返す。
- 川瀬夏美(かわせ なつみ)
- 演 - 高畑充希[5][6]
- 山城圭吾の恋人。漫画「34」の連載後は彼と結婚をしている。
- 真壁孝太(まかべ こうた)
- 演 - 中村獅童[5][6]
- 神奈川県警察本部捜査第一課の警部補。清田の上司で、神奈川連続一家殺人事件捜査本部の班長。所轄時代に少年課で清田の面倒を見ていた。
- 清田俊介(せいだ しゅんすけ)
- 演 - 小栗旬[5][6]
- 神奈川県警察本部捜査第一課の巡査部長。両角の起こした殺人と山城の描いた漫画「34」の共通点にいち早く気づき、真相を追う。真壁とは同郷で元暴走族あがり。取調べや事情聴取には優れた才能を持つ刑事。
その他の人物
[編集]- 大村誠(おおむら まこと)
- 演 - 中尾明慶
- 漫画雑誌編集者。ヒットメーカー。
- 辺見敦(へんみ あつし)
- 演 - 松田洋治
- 過去に殺人歴のある男。自らを殺人事件の犯人だと供述する。
- 本庄勇人(ほんじょう はやと)
- 演 - 宮崎吐夢
- 人気漫画「オカルトハウザー」の作者。山城圭吾は彼の下でアシスタントとして働いている。
- 加藤一郎(かとう いちろう)
- 演 - 岡部たかし
- 漫画雑誌編集長。
- 山城健太(やましろ けんた)
- 演 - 橋爪淳
- 山城圭吾の父。
- 山城由紀(やましろ ゆき)
- 演 - 小島聖
- 山城健太の再婚相手。
- 山城綾(やましろ あや)
- 演 - 見上愛
- 山城由紀の連れ子。
- 浅野文康(あさの ふみやす)
- 演 - テイ龍進
- 神奈川県警察本部捜査第一課の巡査部長。清田の先輩。
- 奥村豊(おくむら ゆたか)
- 演 - 小木茂光
- 神奈川県警察本部捜査第一課の警視。真壁、清田の上司で課長代理。
スタッフ
[編集]- 原案:長崎尚志
- 監督:永井聡
- 脚本:長崎尚志、川原杏奈、永井聡
- 音楽:小島裕規“Yaffle”
- 製作:石原隆、松岡宏泰
- 企画:川村元気
- プロデュース:村瀬健
- 劇中漫画:江野スミ(山城)、古屋兎丸(本庄)
- 劇中漫画編集:豊田夢太郎
- プロデューサー:唯野友歩
- 撮影:近藤哲也
- 照明:溝口知
- 美術:杉本亮
- 録音:石貝洋
- 編集:二宮卓
- スクリプター:佐山優佳
- キャスティングディレクター:元川益暢
- 装飾:安藤千穂
- スタイリスト:申谷弘美
- 衣装:松川好伸
- ヘアメイク:荒木美穂、江口洋樹(Fukase)
- VFXスーパーバイザー:須藤公平
- 音響効果:勝亦さくら
- 助監督:藤江儀全
- 制作担当:金子堅太郎
- 音楽プロデューサー:北原京子
- ラインプロデューサー:鶴賀谷公彦
- 配給:東宝
- 制作プロダクション:AOI Pro.
- 製作:映画「キャラクター」製作委員会(フジテレビジョン、東宝)
主題歌
[編集]- 「Character」[7]
- 作詞:ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)×Rin音 / 作曲:ACAね×Rin音×Yaffle / 歌:ACAね×Rin音 Prod by Yaffle
ノベライズ版
[編集]2021年5月7日に発売。原案・脚本の長崎自ら執筆を担当[4]。
- 長崎尚志『キャラクター』小学館〈小学館文庫〉2021年5月7日発売[8]、ISBN 978-4-09-407013-2
コミカライズ版
[編集]『月刊!スピリッツ』(小学館)にて、2021年5月号から[9]同年7月号まで連載された[10]。作画はいわや晃[4]。
- 長崎尚志(原案・脚本)、川原杏奈(脚本)、永井聡(脚本)、いわや晃(漫画)『キャラクター』小学館〈ビッグコミックス〉、2021年5月28日発売[11]、ISBN 978-4-09-861087-7
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “2022年記者発表資料(2021年度統計)”. 日本映画製作者連盟. 2022年1月26日閲覧。
- ^ “菅田将暉主演映画『キャラクター』2021年6月公開へ SEKAI NO OWARIのFukaseが俳優デビュー”. realsound. (2020年12月8日) 2020年12月9日閲覧。
- ^ “菅田将暉映画で俳優デビュー、Fukaseが殺人鬼役”. 日刊スポーツ. (2020年12月8日) 2020年12月9日閲覧。
- ^ a b c "菅田将暉とFukase共演作「キャラクター」結末異なる小説版&マンガ版が発売". 映画ナタリー. ナターシャ. 2021年3月24日. 2021年3月24日閲覧。
- ^ a b c "菅田将暉主演『キャラクター』に小栗旬、高畑充希ら出演 殺人鬼役Fukaseを捉えた特報も". Real Sound. blueprint. 2021年2月23日. 2021年2月24日閲覧。
- ^ a b c "小栗旬&高畑充希&中村獅童、菅田将暉×セカオワFukase「キャラクター」に参戦! 特報も完成". 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2021年2月23日. 2021年2月24日閲覧。
- ^ "菅田将暉主演『キャラクター』主題歌はACAね×Rin音×Yaffleの限定コラボ". シネマカフェ. イード. 2021年4月20日. 2021年4月20日閲覧。
- ^ “キャラクター”. 小学館. 2021年5月28日閲覧。
- ^ “正しい性教育学ぶ新連載が月スピで、「キャラクター」マンガ版や「映像研」連載再開も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月27日) 2021年5月27日閲覧。
- ^ “おかざき真里「阿・吽」7年の連載に幕、読者投票で選ばれたブックカバーが付録に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年5月27日) 2021年5月27日閲覧。
- ^ “キャラクター(コミカライズ)”. 小学館. 2021年5月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- 映画『キャラクター』公式サイト(アーカイブ)
- 映画『キャラクター』【公式】6月11日公開! (@character2021) - X(旧Twitter)
- 映画『キャラクター』【公式】 (@character_movie2021) - Instagram