キリキア属州
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キリキア属州(キリキアぞくしゅう、ラテン語: Provincia Cilicia)は、共和政末期から帝政時代のローマの属州である。領域は、現在のトルコのアナトリア半島(小アジア)南東部、地中海に面した地域(キリキア地方)である。
第三次ミトリダテス戦争においてポントス王国に勝利した共和政ローマのポンペイウスが、東方に軍事的プレゼンスを示すために併合した地域に、紀元前64年に創設した属州である。
297年頃、ディオクレティアヌス帝(在位 284年-305年)が属州を3分割したが、そのまま東ローマ帝国の管轄に組み込まれ8世紀頃まで同国の統治下に置かれた。
前期ローマ帝国の属州(3世紀以前) | |
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本土 | |
元老院属州 | |
皇帝属州 | |
皇帝私領 | |
東方属州(115年 - 117年) | |
117年以前に存在した属州 | |
上記は、ローマ帝国の領土が最大となった117年の属州。「東方属州」はトラヤヌス帝期にのみ存在した属州。 |
後期ローマ帝国の属州(4 - 7世紀) | |||||||||||
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歴史的背景 | 293年、ディオクレティアヌスによって属州の統治体制が再編され、新たに管区が制定された。道は337年のコンスタンティヌス1世の死後、確立された。 | ||||||||||
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ガリア道(英語版) |
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イタリア道(英語版) |
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イリュリクム道(英語版) |
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オリエンス道 |
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その他 |
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