キング・パーソンズ
キング・パーソンズ | |
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プロフィール | |
リングネーム | アイスマン・キング・パーソンズ |
本名 | キング・ベイリー・パーソンズ・ジュニア |
ニックネーム |
ジ・アイスマン ブラックバード |
身長 | 178cm - 182cm |
体重 | 106kg - 111kg |
誕生日 | 1950年6月11日(74歳)[1][2] |
出身地 |
アメリカ合衆国 ミズーリ州セントルイス[2] |
トレーナー | ニック・コザック[1] |
デビュー | 1979年[2] |
"アイスマン" キング・パーソンズ("Iceman" King Parsons、本名:King Bailey Parsons Jr. 、1950年6月11日[1] - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラー。ミズーリ州セントルイス出身のアフリカ系アメリカ人。
全盛時の1980年代はテキサス州ダラスを主戦場に、主にベビーフェイスのポジションで活動した[3]。卓越したマイクパフォーマンスのスキルを有し、「弱虫」を意味する "Rooty Poot" など、WWEのザ・ロックに先駆けるオリジナルのキャッチフレーズを様々に生み出した[3][4]。
来歴
[編集]日本プロレスと全日本プロレスに来日経験のあるニック・コザックのトレーニングを受け、1979年にテキサスのヒューストンにてデビュー。その後、太平洋岸北西部のパシフィック・ノースウエスト・レスリングにて黒人レスラーの先輩ロッキー・ジョンソンとタッグチームを結成、1981年11月28日にバディ・ローズ&スタン・スタージャックを破り、NWAパシフィック・ノースウエスト・タッグ王座を奪取している[5]。1982年はジム・クロケット・ジュニア主宰のMACWに参戦、ポークチョップ・キャッシュと組んでドン・カヌードル&ジム・ネルソンのPVT'sとNWAミッドアトランティック・タッグ王座を争った[6]。
1983年より古巣のテキサスに戻り、フリッツ・フォン・エリックが主宰するダラスのWCCW(WCWA)に定着。ショーマン派のベビーフェイスとして活躍し、1983年3月28日にトラ・ヤツこと谷津嘉章からTV王座を奪取、以降もキラー・ブルックスやジョン・テータムを破り、同王座を通算4回獲得している[7]。1983年10月7日には、ハーリー・レイスが保持していたNWA世界ヘビー級王座に挑戦[8]。スポット参戦したアンドレ・ザ・ジャイアントのタッグパートナーにも起用され、カマラ&ミッシング・リンクなどのチームと対戦した[9]。
1984年にはロックンローラー・ギミックのバック・ズモフとロックン・ソウル(Rock 'n' Soul)なる白人と黒人の混成タッグチームを組み[10]、スーパー・デストロイヤー1号&2号とNWAアメリカン・タッグ王座を争っている[11]。1985年7月5日にはクリス・アダムスを下し、ダラス地区のフラッグシップ・タイトルだったNWAアメリカン・ヘビー級王座(後のWCWA世界ヘビー級王座)を獲得、11月4日にリック・ルードに敗れるまで戴冠した[12]。
1986年に一時ダラスを離れ、サンアントニオのテキサス・オールスター・レスリングやビル・ワット主宰のUWFを転戦した後、1987年の末よりWCWAに復帰。ブラックバード(Blackbird)と名乗ってヒールのポジションに回り、マイケル・ヘイズと仲間割れしたファビュラス・フリーバーズのテリー・ゴディ&バディ・ロバーツと合体[3]。ザ・ブラックバーズなる新ユニットを結成してヘイズおよびケビン&ケリー・フォン・エリックと抗争を繰り広げ[13]、1988年3月25日にはケリーからWCWA世界ヘビー級王座を奪取した[14]。
WCWAの活動停止後はUSWAやハーブ・エイブラハム派UWFを経て、1992年よりダラスの新団体GWFに参戦。アクション・ジャクソンをパートナーにブラックバーズを再編し、スティービー・レイ&ブッカー・Tのエボニー・エクスペリエンスとGWFタッグ王座を争った[15]。
引退後もテキサスのインディー団体にゲスト出場しており、2005年にはデントンのXCW(Xtreme Championship Wrestling)に登場、かつての相棒アクション・ジャクソンと対戦した[3]。
得意技
[編集]- バット・バンプ(Butt Bump)(ジャンピング・ヒップ・アタック)
- ドロップキック
- ダイビング・クロス・ボディ
- ジャンピング・クローズライン
- ヘッドバット
- ジャブ
獲得タイトル
[編集]- NWAアメリカン・ヘビー級王座:1回[12]
- NWAアメリカン・タッグ王座:3回(w / ブライアン・アディアス、バック・ズモフ×2)[11]
- WCCW TV王座:4回[7]
- WCWAテキサス・ヘビー級王座:1回[16]
- WCWA世界ヘビー級王座:1回[14]
- WCWA世界タッグ王座:1回(w / テリー・テイラー)[17]
- WCWA世界6人タッグ王座:1回(w / テリー・ゴディ&バディ・ロバーツ)[13]
- パシフィック・ノースウエスト・レスリング
- NWAパシフィック・ノースウエスト・タッグ王座:1回(w / ロッキー・ジョンソン)[5]
- NWAミッドアトランティック・タッグ王座:1回(w / ポークチョップ・キャッシュ)[6]
- テキサス・オールスター・レスリング
- USAタッグ王座:2回(w / タイガー・コンウェイ・ジュニア)[18]
- グローバル・レスリング・フェデレーション
脚注
[編集]- ^ a b c “Iceman Parsons”. Online World of Wrestling. 2024年10月15日閲覧。
- ^ a b c “Iceman Parsons”. Wrestlingdata.com. 2024年10月15日閲覧。
- ^ a b c d “BIO: Iceman King Parsons”. World Class Memories. 2016年11月10日閲覧。
- ^ “The Rock - FAQ”. Wrestleview.com. 2011年1月4日閲覧。
- ^ a b “NWA Pacific Northwest Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
- ^ a b “NWA Mid-Atlantic Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
- ^ a b “World Class Television Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
- ^ “WCCW at Dallas 1983/10/07”. Wrestlingdata.com. 2015年11月20日閲覧。
- ^ “André the Giant and Iceman Parsons”. Wrestlingdata.com. 2015年11月20日閲覧。
- ^ “Tag Team "Rock 'n' Soul"”. Wrestlingdata.com. 2015年11月20日閲覧。
- ^ a b “NWA American Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月30日閲覧。
- ^ a b “NWA American Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
- ^ a b “World Class 6-Man Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
- ^ a b “WCWA World Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
- ^ a b “GWF Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年1月4日閲覧。
- ^ “Texas Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月30日閲覧。
- ^ “WCWA World Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月30日閲覧。
- ^ “TASW USA Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月30日閲覧。
- ^ “GWF North American Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- Online World of Wrestling
- キング・パーソンズのプロフィール - Cagematch.net, Wrestlingdata.com, Internet Wrestling Database