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ギオンコーナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ギオンコーナー

地図
情報
客席数 165席
設備

場内:京舞茶道華道箏曲雅楽狂言文楽

その他:売店八坂倶楽部祇園甲部歌舞練場
用途 演劇
運営 公益財団法人京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)
所在地 605-0074
京都府京都市東山区祇園町南側570-2 弥栄会館内
位置 北緯35度0分6.3秒 東経135度46分31.2秒 / 北緯35.001750度 東経135.775333度 / 35.001750; 135.775333 (ギオンコーナー)座標: 北緯35度0分6.3秒 東経135度46分31.2秒 / 北緯35.001750度 東経135.775333度 / 35.001750; 135.775333 (ギオンコーナー)
アクセス 最寄り駅を参照
外部リンク ギオンコーナー公式ウェブサイト
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ギオンコーナー(Gion Corner)は、京都市東山区弥栄会館1階にかつてあった劇場、およびそこで上演されている日本伝統文化入門公演の名称[1]

2023年からは祇園甲部歌舞練場・小劇場にて上演されている。

京舞茶道華道箏曲雅楽狂言文楽もしくは(時期により入れ替え)の鑑賞を楽しむことができる[1]

概要

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1962年、夜の観光施設として弥栄会館内に開設[2]

開設当初はキョウトビジターズクラブが運営していたが、2003年4月から公益財団法人京都伝統伎芸振興財団(通称「おおきに財団」)が運営を行っている[3]

2020年新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)により休演、また祇園甲部歌舞練場の耐震改修工事にあわせてギオンコーナーを含む弥栄会館が一部解体されたため、2023年3月まで休演が続いた。

2023年3月、祇園甲部歌舞練場の再開場に合わせてギオンコーナー公演も再開した。

約1時間で茶道、華道、箏曲、雅楽、狂言、京舞、文楽もしくは能の7つの日本の伝統文化や伝統芸能を鑑賞することが出来るため、国内外の観光客に人気の観光スポットとなっている[4]

現在の公演時間は毎日18時と19時の1日2回公演であり、以前は写真撮影が許可されていた[5]

2023年、会場を祇園甲部歌舞練場の小劇場に移してからは撮影禁止となっている。

休館日は7月16日8月16日12月29日から1月3日、12月から3月2週までの月曜日から木曜日(但し、祝日は公演有り)[3]。12月から3月第2週目までの公演期間は、文楽が休演のため、舞妓と一緒に記念撮影が行える[3]

京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)友の会に入会すると、無料で入館できる[6]

コンテンツ情報

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  • ホームページ
    • 2013年4月にホームページを11か国語(日本語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、繁体字、簡体字、韓国語)で制作し[7]2017年3月にはタイ語を追加した[8]
  • リニューアルオープン
    • 2016年12月から2017年2月までリニューアル工事を実施し、3月にリニューアルオープンした[8]。客席の増加や会場照明の変更、檜舞台への変更などを行うとともに、無料Wi-Fiの設置している[8]
  • オリジナルアプリ
    • リニューアルオープンに伴い、オリジナルアプリを制作。12か国語に対応している[9][8]
  • 舞妓ギャラリー
    • 2005年にギオンコーナーのエントランス部分に「舞妓ギャラリー」を開設。開設当初は、五花街全ての芸妓舞妓の顔写真の掲載や舞妓の12か月分の簪の展示、五花街の紹介を行っていた[10]2017年3月にギオンコーナーのリニューアル工事と同時に舞妓ギャラリーも一新し、舞妓の帯やおこぼ(履物)などを展示し、ギオンコーナーのオリジナルアプリを通じて12か国語で発信している[8]
  • ミニギャラリー
    • 「舞妓ギャラリー」に併設して、2018年3月にミニギャラリーを開設。「食文化~京都の食と暮らし~」をテーマに、京都の伝統工芸品の展示を行っている[11][12]

対応言語

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入場者に12カ国語(日本語英語フランス語スペイン語ドイツ語イタリア語ポルトガル語ロシア語繁体字簡体字韓国語タイ語)のプログラムが用意されている[12]

入場者数の推移

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  • 1998年:33,916人[13]
  • 1999年:40,399人[13]
  • 2000年:41,458人[13]
  • 2001年:36,692人[13]
  • 2002年:36,634人[13]
  • 2003年:33,843人[13]
  • 2004年:36,040人[13]
  • 2005年:45,412人[13]
  • 2006年:55,354人[13]
  • 2007年:56,974人[13]
  • 2008年:56,044人[13]
  • 2009年:45,189人[13]
  • 2010年:46,828人[13]
  • 2011年:32,844人[13]
  • 2012年:45,119人[14]
  • 2013年:53,217人[14]
  • 2014年:64,221人[7]
  • 2015年:81,241人[15]
  • 2016年:79,277人[8]
  • 2017年:83,046人[12]

所在地

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〒605-0074 京都市東山区祇園町南側570-2 弥栄会館内[16]

最寄り駅

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脚注

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  1. ^ a b 京都祇園・弥栄会館 ギオンコーナー オフィシャルサイト”. 2018年9月20日閲覧。
  2. ^ “(古都ぶら)祇園の今昔 巧みに同居”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞). (2018年9月14日). https://www.asahi.com/articles/ASL98766NL98PLZB00F.html 2018年9月20日閲覧。 
  3. ^ a b c 修学旅行の皆様へ(チラシ)” (PDF). 京都祇園・弥栄会館 ギオンコーナー オフィシャルサイト. 2018年9月20日閲覧。
  4. ^ “「夜の京都も楽しんで」=伝統文化を気軽に-外国観光客に人気広がる”. 時事ドットコム (時事通信). (2018年8月27日). https://web.archive.org/web/20180920161157/https://www.jiji.com/jc/article?k=2018082700562 2018年9月20日閲覧。 
  5. ^ “京の夜観光 華やぐ 訪日客の選択肢広げる”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2018年7月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32988500T10C18A7N10300/ 2018年9月20日閲覧。 
  6. ^ おおきに財団友の会”. おおきに財団 公益財団法人京都伝統伎芸振興財団. 2018年9月20日閲覧。
  7. ^ a b 平成26年度事業報告について” (PDF). おおきに財団 公益財団法人京都伝統伎芸振興財団. 2018年9月20日閲覧。
  8. ^ a b c d e f 平成28年度事業報告について” (PDF). おおきに財団 公益財団法人京都伝統伎芸振興財団. 2018年9月20日閲覧。
  9. ^ “京都「ギオンコーナー」17日オープン 日本の伝統文化、一度に堪能”. 産経ニュース (産経新聞社). (2018年3月17日). https://www.sankei.com/article/20170317-GIENZVUKVNPODNADGELFM6RTYU/ 2018年9月20日閲覧。 
  10. ^ 弥栄会館ギオンコーナー 【河原町・木屋町・先斗町】”. 京都観光・旅行に役立つ情報サイト京都ナビ. 2018年9月21日閲覧。
  11. ^ “ギオンコーナーに食の工芸品 京都の観光施設で展示”. 京都新聞 (京都新聞社). (2018年4月3日). https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180403000059 2018年9月21日閲覧。 
  12. ^ a b c 平成29年度事業報告について” (PDF). おおきに財団 公益財団法人京都伝統伎芸振興財団. 2018年9月20日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n 京都伝統伎芸振興財団『おおきに、二〇年 : 公益財団法人京都伝統伎芸振興財団創立二〇周年記念誌』京都伝統伎芸振興財団、2016年https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I070077942-00 
  14. ^ a b 平成25年度事業報告について” (PDF). おおきに財団 公益財団法人京都伝統伎芸振興財団. 2018年9月20日閲覧。
  15. ^ 平成27年度事業報告について” (PDF). おおきに財団 公益財団法人京都伝統伎芸振興財団. 2018年9月20日閲覧。
  16. ^ a b 公演・料金案内”. 京都祇園・弥栄会館 ギオンコーナー オフィシャルサイト. 2018年9月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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