ギープ
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ギープ(geep[1]、sheep–goat chimera)は、 ヤギとヒツジの受精卵を混ぜ合わせて人工的に造られたキメラ。あるいは混合種。
名称の由来は、goat(山羊) + sheep(羊)[2]。
概要
[編集]1984年に、イギリスのケンブリッジ家畜研究所で誕生したのが初[3]。
交雑種として
[編集]自然交配によるギープの誕生例がいくつか報告されている。
2008年には、ドイツ北部ルール地方の農場で、オス山羊×メス羊の自然交雑によって、ギープが誕生したとの報道がある[4]。
2014年には、アイルランドの牧場で、オス山羊とメス羊の自然交雑によって、ギープが誕生した[5]。
2017年5月5日には、日本のワールド牧場にて、オス羊とメス山羊の自然交雑によって、ギープが誕生した。いであ株式会社食品分析センターによる遺伝子検査の結果、この個体からは、ヤギの遺伝子とヒツジの遺伝子の双方が検出されている[6][7]。
脚注
[編集]- ^ “It's a Geep”. TIME magazine (Feb. 27, 1984). July 19, 2011閲覧。
- ^ geepの意味 - goo辞書(プログレッシブ英和中辞典)
- ^ ちょっとした動物の話 - 宇都宮大学 農学部 生物生産科学科 動物生産学講座
- ^ How a night of passion between a sheep and a goat led to Lisa the GEEP - Mail Online(デイリー・メール)、2008年2月8日
- ^ What do you get when you cross a goat and a sheep?(Irish Farmers Journal,03 Apr 2014)
- ^ 日本初!ヤギとヒツジのハイブリッドが誕生!(ワールド牧場公式サイト)
- ^ 日本初! ヤギ×ヒツジのハイブリッドな赤ちゃんが大阪の牧場テーマパークで誕生(ねとらぼ、2017年07月19日)