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クェルシトリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クェルシトリン
識別情報
CAS登録番号 522-12-3
PubChem 5280459
UNII 2Y8906LC5P
日化辞番号 J1.578D
KEGG C01750
ChEMBL CHEMBL82242
特性
化学式 C21H20O11
モル質量 448.38 g/mol
精密質量 448.100561 u
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

クェルシトリン(クエルシトリン、ケルシトリン、quercitrin)は、フラボノイドの一種であるクェルセチンラムノース配糖体である。クェルシトリンは染料のクエルシトロン英語版の成分である。

存在

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ダッタンソバ (Fagopyrum tataricum) に含まれている[1]

2012年3月、タキイ種苗お茶の水女子大学との共同研究により、クェルシトリンがピーマンの苦味成分であることが解明された[2]

代謝

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酵素クェルシトリナーゼ(EC 3.2.1.66)は、配糖体のクェルシトリンとH2O よりL-ラムノースクェルセチンを得る加水分解反応を触媒する。

脚注

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  1. ^ Nina Fabjan, Janko Rode, Iztok Jože Košir, Zhuanhua Wang, Zheng Zhang and Ivan Kreft (2003). “Tartary Buckwheat (Fagopyrum tataricum Gaertn.) as a Source of Dietary Rutin and Quercitrin”. J. Agric. Food Chem. 51 (22): 6452–6455. doi:10.1021/jf034543e. PMID 14558761. 
  2. ^ 「ピーマンの苦味成分」を解明”. タキイ種苗インフォメーション. 2012年5月16日閲覧。