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クドゥラ金子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クドゥラ金子
基本情報
本名 クドゥラ・トラゥ
階級 ウェルター級
国籍 アフガニスタンの旗 アフガニスタン
誕生日 (1998-02-15) 1998年2月15日(26歳)
出身地 アフガニスタン
プロボクシング戦績
総試合数 12
勝ち 11
KO勝ち 8
敗け 1
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クドゥラ金子(クドゥラ かねこ、本名:クドゥラ・トラゥ[1]1998年2月15日 - )は、アフガニスタン出身の元プロボクサー。初代日本ウェルター級ユース王者。トレーナーは金子実。本多ボクシングジム所属。

人物

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リングネームの金子は指導を受けるトレーナーの名字からとった[2]

13歳でアフガニスタンから来日[3]。15歳からボクシングを始めた[4]

あこがれの選手は6階級制覇王者マニー・パッキャオ。「(国会議員でもある)パッキャオは自分の国の人を助けている。自分もファイトマネーでアフガニスタンの人をいっぱい助けたい」といつかはアフガニスタンのパッキャオになるのが夢[5]と語っていた。

来歴

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2015年8月3日に後楽園ホールで南優作とウェルター級4回戦を戦い、2回2分58秒KO勝ちを収めてデビュー戦を白星で飾った[6]

そして2016年7月21日に後楽園ホールで行われた「東日本新人王予選」で入江翔太とウェルター級で戦い、1回37秒TKO勝ちを収めて[7]東日本新人王準決勝進出を果たしたが、次戦は棄権した[8]

その後2連勝して2018年5月13日に山口県国際総合センター(海峡メッセ下関)で行われた「関門ジャパンドラマティックファイトvol.13」にてチェンジ濱島と初代日本ウェルター級ユース王座決定戦を行い、8回3-0(78-75×2、79-73)判定勝ちを収めて初代日本ウェルター級ユース王者になった[9]。同年11月22日に後楽園ホールで行われた「アンタッチャブルファイト28」のメインイベントで前日本ウェルター級王者の有川稔男とウェルター級8回戦を戦い、3回1分44秒TKO勝ちを収めた[10]。なおこの試合で東日本ボクシング協会から2018年11月度月間賞敢闘賞を受賞した[11]

2019年5月3日に大阪府立体育会館第二競技場で行われた「第8回チャンプファイト」にて安達陸虎と日本ユースウェルター級タイトルマッチを行い、5回3分7秒KO勝ちを収めて日本ユース王座初防衛に成功した[12]

2019年9月21日、後楽園ホールで行われた「DANGAN227」にて、日本ウェルター級11位の尹文鉉と対戦し、2回3分9秒KO勝ちを収めた[13]

2020年2月27日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋ウェルター級王座決定戦として長濱陸と対戦するも、12回0-3(110-117×2、110-118)で判定負けを喫し、王座獲得に失敗した[14]

2020年3月8日、自身のTwitterで現役引退を発表した[15]。これに伴い、ユース王座も返上した。

獲得タイトル

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戦績

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  • プロボクシング - 12戦11勝1敗0分(8KO)
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2015年8月3日 勝利 2R 2:58 TKO 南優作(川島) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2015年10月27日 勝利 1R 2:56 KO 馬場一浩(角海老宝石 日本の旗 日本 C級トーナメント
3 2016年1月27日 勝利 4R 判定2-1 入江翔太(KG大和 日本の旗 日本 C級トーナメント決勝
4 2016年7月21日 勝利 1R 0:37 TKO 入江翔太(KG大和) 日本の旗 日本 2016年東日本ウェルター級新人王予選
5 2017年7月29日 勝利 3R 2:44 TKO 海藤正晴(シュウ) 日本の旗 日本
6 2017年11月19日 勝利 6R 判定3-0 チェンジ濱島(関門JAPAN) 日本の旗 日本
7 2018年5月13日 勝利 8R 判定3-0 チェンジ濱島 (関門JAPAN) 日本の旗 日本 初代日本ウェルター級ユース王座決定戦
8 2018年9月2日 勝利 2R 0:23 TKO ジョエル・デラ・クルス フィリピンの旗 フィリピン
9 2018年11月22日 勝利 3R 1:44 TKO 有川稔男(川島) 日本の旗 日本
10 2019年5月3日 勝利 5R 3:07 KO 安達陸虎(井岡弘樹 日本の旗 日本 日本ユース王座防衛1
11 2019年9月21日 勝利 2R 3:09 KO 尹文鉉(ドリーム 日本の旗 日本
12 2020年2月27日 敗北 12R 判定0-3 長濱陸角海老宝石 日本の旗 日本 OPBF東洋太平洋ウェルター級王座決定戦
テンプレート

脚注

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  1. ^ ツイート内容 ボクシングビート(Twitter) 2018年11月22日
  2. ^ クドゥラ金子がTKO勝ち 中1時にアフガニスタンから来日 夢は世界王者になって故郷に学校を スポニチ 2018年11月22日
  3. ^ 7戦全勝のクドゥラ金子が魅せた! ボクシングモバイル 2018年9月2日
  4. ^ 【ボクシング】ウェルター級に現れた超新星クドゥラ金子が元王者・有川を撃沈 ベースボール・マガジン社 2018年11月23日
  5. ^ アフガニスタンの希望 クドゥラがOPBF決定戦「ファイトマネーで母国の人助けたい」 Boxing News(ボクシングニュース)2020年1月13日
  6. ^ 2015年8月試合結果 日本ボクシングコミッション
  7. ^ 東日本新人王予選、7.21結果 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月21日
  8. ^ 東日本新人王準決勝、24試合中7試合が中止に Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月27日
  9. ^ アクセル住吉が辛勝 クドゥラは日本ユース王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年5月13日
  10. ^ 前王者の有川敗れる クドゥラ殊勲の3回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2018年11月22日
  11. ^ 11月の月間MVPは船井龍一 敢闘賞はクドゥラ金子 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年12月11日
  12. ^ クドゥラ金子がKOで初防衛 日本ユースW級 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年5月3日
  13. ^ 谷口将隆が世界戦敗退から再起 日本挑戦権獲得 オールKO勝ちの石澤はダウン奪うも及ばず Boxing News(ボクシングニュース)2019年9月21日
  14. ^ OPBFウェルター級王座獲得 無敗の強打者 クドゥラ金子を振り切る Boxing News(ボクシングニュース)2020年2月27日
  15. ^ 2020年3月8日のツイート

関連項目

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外部リンク

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