クラッキンDJ
ジャンル | 音楽ゲーム |
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対応機種 | アーケードゲーム |
開発元 | ヒットメーカー |
発売元 | セガ |
人数 | 1人 |
稼働時期 | 2000年 |
システム基板 | NAOMI |
『クラッキンDJ』(Crackin'DJ)は、ヒットメーカーが開発し、セガから発売されたアーケードゲームである。ジャンルは音楽ゲーム。
概要
[編集]アーケードの音楽ゲームでは、1997年から発売されているコナミの『beatmania』シリーズが業界を席巻し、なおかつジャレコから発売されている類似作品である『VJ』を潰すほどの勢いであったが、本作品は『beatmania』とは全く別のアプローチで、より本物のDJプレイに近いプレイ感覚となっている。
セガの第3AM研究開発部が「ヒットメーカー」として分社化されてからの第1号作品でもある。
グラフィックはトゥーンレンダリングだが、フレームを太い黒で強調した独特のものとなっている。
2001年には続編として「クラッキンDJパート2」がリリースされた。
2012年7月に発売されたセガの音楽ゲーム『maimai』に一部楽曲が収録された。
筐体
[編集]専用の大型筐体には、2つのターンテーブルと、その間にフェーダー(左右のターンテーブルから音を出すためのスライドレバー)がある。プレイ用画面は一つ。両方のターンテーブルは電源投入中(プレイの有無にかかわらず)ずっと回転している。
操作方法
[編集]プレイ画面の左右両端にはターンテーブルの操作指示が、中央にはフェーダーの操作指示が上から落ちてくる。操作指示に合わせて、以下の3つの操作を行う。
- スクラッチ
- フェーダーを真ん中にして、左右のターンテーブルを表示される緑の矢印にあわせてタイミングよく動かす。フェーダーを真ん中にしていない場合、スクラッチ操作は反応しない。
- カットイン
- 両端の太いラインと中央の矢印がラインに達するタイミングで、フェーダーを指示された側にいっぱいに動かす。
- キューイング
- カットインの前に円形ゲージが表示された場合、その側のターンテーブルを一定数逆回転させてゲージを消す必要がある。ゲージが残った場合、そのカットインはミス(BAD判定)になる。
スクラッチとカットインをタイミングよくこなすとスコアとグルーヴゲージが上がる。グルーヴゲージはミスすると徐々に下がり、なくなった時点でmiss outとなりゲームオーバー。ゲージを少しでも残して曲を終えればステージクリアとなり、評価が表示される。
曲開始時にフェーダーを左に入れておくと、ミラーモードになる。
スクラッチしている方と逆方向にフェーダーを入れると、BGMをミュートできる。この状態でスクラッチしているターンテーブルを回すとスクラッチ音を変更出来る(PART 2ではプレイ中にスタートボタンでスクラッチ音の固定、非固定を変更できる)。
プレイ感覚の相違
[編集]『beatmania』と全く違う操作方法のため、プレイに慣れてもらうためにチュートリアルステージが設けられている。にもかかわらず、スクラッチのときにフェーダーを真ん中にするのを忘れるプレイヤーが多発し、それが原因で大きくミスをすることも少なくなかった。この点はPart2のチュートリアルステージでより詳細な説明が加えられている。
さらに、『beatmania』シリーズでは、一部の例外を除いて、選んだ曲をグルーブゲージがなくなっても最後までプレイできるのに対し、本作品では先述の通りゲージがなくなると即ゲームオーバーとなった。
サウンドトラック
[編集]2000年10月、マーベラスエンターテイメントよりオリジナルサウンドトラックが発売された。更に2010年4月、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンより、続編のパート2の曲も収録したコンプリートアルバムが発売された。
「CRACKI'N DJ」が世の中に発売された当初のサンプルレコードが存在し、そのレコードにはケツメイシが曲を提供するなどDJブームの走りとなった。
全曲モード解禁方法
[編集]それぞれテストモードで入力する必要があるため、店舗側で入力する必要がある。
設定完了後は、タイトル画面左上に全曲モードコマンド(フェーダーを右左右)が表示されるので、クレジット投入後にコマンド入力してスタートすると、1st tuneから(Bonus tuneを除く)全曲を選ぶことが出来る。
全曲モードに入ると練習曲がsecret tuneに変化する他、コマンド入力後カウントが0になる前に以下のコマンドを入力すると、楽曲が加速した状態でプレイできる上級者向けのモードが発動する。
- speeded-up ver(通常の1.4倍速)
- 右ターンテーブルを時計回りに1回転する。
- super speeded-up ver(通常の2倍速)
- 右ターンテーブルを時計回りに5回転する。
- クラッキンDJ
- テストモード内の[GAME TEST]から[GAME ASSIGN]を選んで、以下のように入力する。
- [DEMO SOUND]でテストボタンを8回
- [GAME LAVEL]でテストボタンを16回
- 一度出て、再度[GAME ASSIGN]に入る。すると、設定メニューが追加されているので、これをONにする。
- クラッキンDJ パート2
- テストモード内の[GAME TEST]から[GAME ASSIGN]を選んで、以下のように入力する。
- スタートボタンを押す(押しっぱなし)
- ADV SOUND VOLUMEにカーソルを合わせ、テストボタンを1回押す
- GAME DIFFICULITYにカーソルを合わせ、テストボタンを8回押す
- EXITで抜ける
- スタートボタンを放す
- もう一度、GAME ASSIGNMENTSに入る
- すると、「ALL SELECT MODE」が現れるので、ONにする