クラレンス・ペン
クラレンス・ペン | |
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出生名 | Clarence Lacquese Penn |
生誕 |
1968年3月2日(56歳) アメリカ合衆国 ミシガン州デトロイト |
ジャンル | ジャズ |
職業 | ミュージシャン、作曲家 |
担当楽器 | ドラムス |
活動期間 | 1980年代 - |
公式サイト | clarencepenn.com |
クラレンス・ペン(Clarence Penn) として知られる、クラレンス・ラッキーズ・ペン(Clarence Lacquese Penn、1968年3月2日 - )は、アメリカ合衆国のジャズ・ドラマー、作曲家。
生い立ち
[編集]ペンは、1968年3月2日にデトロイトで生まれた[1]。8歳頃からドラムスの演奏を始めた[1]。1986年、まだ高等学校に在籍しながら、インターロッケン芸術アカデミーに学んだ[1]。1986年にはフロリダ州のマイアミ大学に入学したが、程なくしてバージニア・コモンウェルス大学に転じた[1]。
経歴
[編集]バージニア・コモンウェルス大学では、エリス・マルサリスの下で学び、ピアニストであるマルサリスのトリオで1987年から1991年まで演奏し、その間、1990年には日本へのツアーもおこなった[1]。1991年、ペンは、クラシック音楽の打楽器奏者の課程を修了して大学を卒業した[1]。また、ペンは、1990年頃から1993年にかけて、ボーカリストの ベティ・カーターのトリオに加わっていた[1]。
その後、ペンは、デヴィッド・サンチェス、ジミー・スミス、スライド・ハンプトン、グレッグ・ハッツァ、スタンリー・クラーク、ティム・ワーフィールド、ボブ・バーグ、ダイアナ・クラール、サイラス・チェスナット、スティーヴン・スコットらと共演経験を重ねた[1]。1997年には、リーダーとしてのデビュー・アルバム『Penn's Landing』を、クリス・クロス・ジャズからリリースした[2][3]。アルバム収録曲の一部は、ペンが作曲した作品であった[3]。2作目のリーダー・アルバム『Play-Penn』は、4年後の2001年にクラレンス・ペン・クインテット (Clarence Penn Quintet) 名義でリリースされた[3][4]。
1990年代半ばから、小曽根真のトリオ(小曽根真トリオ、ザ・トリオとも)に参加し、多数のアルバムを制作している。
ディスコグラフィ
[編集]リーダー・アルバム
[編集]- Penn's Landing (1997年、Criss Cross Jazz)
- Play-Penn (2001年、Criss Cross Jazz)
- 『サオマエ』 - Saomaye (2002年、Universal)
- Kind of Trio (2011年、Forced Exposure)
- Dali in Cobble Hill (2012年、Criss Cross Jazz)
- Monk: The Lost Files (2014年、Origin)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h Kennedy, Gary W. "Clarence Penn". The New Grove Dictionary of Jazz (2nd edition). Grove Music Online. Oxford Music Online. Oxford University Press. Retrieved September 8, 2017.
- ^ “Criss Cross Jazz 1134 CD - Clarence Penn Quartet - Penn's Landing”. Criss Cross Jazz. 2019年9月10日閲覧。
- ^ a b c Cook, Richard; Morton, Brian (2008). The Penguin Guide to Jazz Recordings (9th ed.). Penguin. p. 1140. ISBN 978-0-14-103401-0
- ^ Clarence Penn Quintet – Play-Penn - Discogs