クリプト・ドットコム
設立 | 2016年6月 |
---|---|
創業者 |
Bobby Bao Gary Or Kris Marszalek Rafael Melo |
本社 |
111 North Bridge Road #08-19 Peninsula Plaza 179098 、 |
製品 | 暗号通貨交換, 暗号通貨 |
従業員数 | 3,000 [1] (2021) |
ウェブサイト |
www |
クリプト・ドットコム(英: Crypto.com)は、シンガポールを拠点とする暗号通貨取引所運営会社、及び同社の提供する暗号通貨取引アプリ。1,000万人のユーザーを擁し、3,000人の従業員を雇用する[2][3]。
マルタに拠点を置くForis DAX MT Limitedの子会社[4]。
歴史
[編集]2016年、ボビー・バオ (Bobby Bao)、ゲイリー・オー (Gary Or)、クリス・マルザレック (Kris Marszalek)、ラファエル・メロ (Rafael Melo) が創設者となり「モナコ」として設立される[5] 。2018年に、暗号理論研究者で大学教授のマット・ブレイズが所有するドメインを購入し、Crypto.comに改称する。専門家によれば、ドメインの取引価格は500万ドルから1000万ドル程度と推測している[6][7]。
2022年1月、クリプト・ドットコムは自社のプラットフォームがハッキングの被害に遭い、1500万ドル相当のイーサリアム、1900万ドル相当のビットコインなどが不正に引き出されたと明らかにした[8]。「二要素認証操作がユーザーによって入力されることなく取引が承認されていた」という疑わしい活動を検出したことを明らかにした後、取引を一時停止した。その後、顧客の資金が失われなかったという会社からの声明とともに後に取引は復活した[9]。
スポンサーシップ
[編集]クリプト・ドットコムは世界第4位の暗号資産取引所であるが、特に2021年以降はアメリカ市場を中心として広告宣伝に力を注ぐようになり[10]、国際的な自動車レースであるフォーミュラ1、イタリアのプロサッカーリーグであるセリエA 、 総合格闘技プロモーターのUFC 、フランスのプロサッカーチームパリ・サンジェルマンFC 、アメリカのプロバスケットボールチームフィラデルフィア76ers[11]、カナダのプロアイスホッケーチームモントリオール・カナディアンズ[12]との間でスポンサーシップを締結し、さらに慈善団体Water.org の支援も行なっている[13]。Water.orgのパートナーシップには、Crypto.comのブランドアンバサダーを務める共同創設者の俳優マット・デイモンとの契約が含まれている[14]。
2021年11月、同社はロサンゼルスの大規模アリーナである(旧)ステープルズセンターの命名権を取得し、20年間・7億米ドル相当とも報じられる大型契約を結んで、「クリプト・ドットコム・アリーナ」(Crypto.com Arena)に名称を変更した。 [12] [15]
2022年3月、同社はカタールで開催される2022 FIFAワールドカップのオフィシャルスポンサーに就任[16]。
さらに2024年8月にはUEFAチャンピオンズリーグのオフィシャルスポンサー(2024/25シーズンから26/27シーズンまで)の就任[17]も発表した[18]。
出典
[編集]- ^ Dean, Sam (November 16, 2021). “Goodbye, Staples Center. Hello, Crypto.com Arena”. Los Angeles Times November 17, 2021閲覧。
- ^ Dean, Sam (November 16, 2021). “Goodbye, Staples Center. Hello, Crypto.com Arena”. Los Angeles Times November 17, 2021閲覧。
- ^ Russell (5 July 2018). “Crypto Visa card company Monaco just spent millions to buy Crypto.com” (英語). TechCrunch. 2022年4月8日閲覧。
- ^ “Singapore clamps down on ads for 'highly risky' crypto trading” (英語). Nikkei Asia. 2022年2月4日閲覧。
- ^ Kaur (November 17, 2021). “WHO OWNS CRYPTO.COM, AS STAPLES CENTER RE-NAMED IN LANDMARK DEAL?”. hitc.com. January 1, 2022閲覧。
- ^ Robertson (July 6, 2018). “Crypto.com, the multimillion-dollar cryptography domain whose owner refused to sell, has been sold”. The Verge. January 1, 2022閲覧。
- ^ Szalay (November 20, 2021). “Rise of Crypto.com: from university blog to home of the LA Lakers”. Financial Times. January 1, 2022閲覧。
- ^ “二要素認証の危殆化でハッキングされた暗号資産取引所Crypto.com、被害は約38.7億円以上に”. TechCrunch (2022年1月21日). 2022年4月8日閲覧。
- ^ Lau, Yvonne (January 18, 2022). “Crypto.com says 'all funds are safe' after alleged hack, but analysis shows $15 million of Ether is gone”. Fortune. オリジナルのJanuary 18, 2022時点におけるアーカイブ。 January 19, 2022閲覧。
- ^ “二要素認証の危殆化でハッキングされた暗号資産取引所Crypto.com、被害は約38.7億円以上に”. TechCrunch (2022年1月21日). 2022年4月8日閲覧。
- ^ "76ers, Crypto.com Announce Jersey Patch Partnership" (Press release) (アメリカ英語). NBA Media Ventures, LLC. 21 September 2021. 2021年9月23日閲覧。
- ^ a b “Staples Center to become Crypto.com Arena in reported $700 million naming rights deal”. ESPN. (November 16, 2021) November 17, 2021閲覧。
- ^ Conway, Jeff. “Matt Damon announces Water.org partnership with Crypto.com”. forbes.com. オリジナルの2022年1月13日時点におけるアーカイブ。 January 11, 2022閲覧。
- ^ Bhasin (October 28, 2021). “Matt Damon is the Face of Crypto.com”. Bloomberg. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月8日閲覧。
- ^ Hirtenstein, Anna (November 17, 2021). “Staples Center in L.A. to Be Renamed Crypto.com Arena”. Wall Street Journal November 18, 2021閲覧。
- ^ “Crypto.com unveiled as FIFA World Cup Qatar 2022 Official Sponsor”. FIFA. (March 22, 2022) March 29, 2022閲覧。
- ^ UEFAスーパーカップやUEFAフットサルチャンピオンズリーグ、UEFAユースリーグも含む
- ^ “UEFA and Crypto.com announce UEFA Champions League sponsorship”. UEFA. (August 14, 2024) August 26, 2024閲覧。