クロサワウラオビフタオシジミ
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クロサワウラオビフタオシジミ | |||||||||||||||||||||
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クロサワウラオビフタオシジミのオス(上)とメス(下)
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Dacalana kurosawai H. Hayashi 1976 | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
クロサワウラオビフタオシジミ |
クロサワウラオビフタオシジミ(Dacalana kurosawai)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シジミチョウ科に分類されるチョウの一種。フィリピン固有種。ウラオビフタオシジミ属はボルネオ特産種の D. lowii を除き、裏面に中央白線が走っている。インド北部からスンダランド、スラウェシ、フィリピンに約20種が知られていて、特にフィリピンで繁栄している。
分布
[編集]形態
[編集]前翅長は約17-19mm。本属はオス、メスを通じて非常に酷似した種が多く、またメスが未発見の種があって同定にてこずるグループであるが、オス交尾器の相違とともに、よく観察すると翅表翅裏は種によって差異があるので、オスの場合は比較的区別がつく。
生態
[編集]5月から6月にかけて採集されているが、年に何回発生しているのかははっきりしない。
種名の語源:国立科学博物館、元動物研究部長 黒沢良彦博士に因む。
参考文献
[編集]- Hayashi, Hisakazu, 1976: NEW SUBSPECIES OF LYCAENIDAE FROM PALAWAN. Tyo-to-Ga. 27(1): 19-24. [1]
- Treadaway, Colin G., 1995: Checklist of the butterflies of the Philippine Islands (Lepidoptera: Rhopalocera). Nachr. entomol. Ver. Apollo, Suppl. 14: 7-118.
- Schroeder, Heinz, Treadaway, Colin G. & Nuyda Justin,1999: Zur Kenntnis philippinischer Lycaenidae, 11. Entomol. Z.. 109(4): 152-154.
- Takanami, Y. & Seki, Y., 2001. A synonymic list of Lycaenidae from the Philippines. Edn. 12 - ウェイバックマシン(1998年12月5日アーカイブ分).
- Treadaway, Colin G. & Schrőder, Heinz G., 2012: Revised checklist of the butterflies of the Philippine Islands (Lepidoptera: Rhopalocera). Nachr. entomol. Ver. Apollo, Suppl. 20: 1-64.