グアム準州選出のアメリカ合衆国下院議員
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グアム準州選出のアメリカ合衆国下院議員は、アメリカ合衆国・グアム準州選出の下院議員である。本会議での議決権は有していない。
沿革
[編集]1964年、グアム第7議会はワシントンに常駐する住民代表の役職を設置した。1965年にアントニオ・ボルハ・ウォン・パットが初代ワシントン代表に就任[1][2]。グアム選出の議員を米国議会に送るため、パットはロビー活動を行った。
1972年4月10日、公法92 - 271(通称: グアム - ヴァージン諸島代表法; 本文)が可決され、グアム及びアメリカ領ヴァージン諸島は米国下院に投票権の持たない代議員を1人送り込めるようになった。
1972年、グアムで初の下院選挙が開催され、民主党から出馬したパットが当選した。以降、2021年現在まで、ベン・ブラズ(1985年 -1993年)を除いて、民主党の候補が当選している。
グアム準州全州選挙区
[編集]グアム準州全州選挙区(英語: Guam's at-large congressional district)は、アメリカ合衆国連邦下院の選挙区。定数1人の小選挙区制。
区域
[編集]グアム - 全域
データ(2010年)
[編集]- 人口 - 159,358人 (有権者登録数: 55,884人[3][4])
- 面積 - 210平方マイル(540 km2)
- 民族構成:チャモロ系(37.26%)、フィリピン系(26.32%)、白人(7.1%)、チューク系(7.05%)[5]
代表一覧
[編集]ワシントン代表
[編集]No. | 任期 | 氏名 |
---|---|---|
1 | 1965年 - ? | アントニオ・ボルハ・ウォン・パット |
議決権のない代議員
[編集]議会 | 氏名 | 政党 |
---|---|---|
第93議会 (1973年 - 1975年) |
アントニオ・ボルハ・ウォン・パット |
民主党 |
第94議会 (1975年 - 1977年) | ||
第95議会 (1977年 - 1979年) | ||
第96議会 (1979年 - 1981年) | ||
第97議会 (1981年 - 1983年) | ||
第98議会 (1983年 - 1985年) | ||
第99議会 (1985年 - 1987年) |
ベン・ブラズ |
共和党 |
第100議会 (1987年 - 1989年) | ||
第101議会 (1989年 - 1991年) | ||
第102議会 (1991年 - 1993年) | ||
第103議会 (1993年 - 1995年) |
ロバート・A・アンダーウッド |
民主党 |
第104議会 (1995年 - 1997年) | ||
第105議会 (1997年 - 1999年) | ||
第106議会 (1999年 - 2001年) | ||
第107議会 (2001年 - 2003年) | ||
第108議会 (2003年 - 2005年) |
マドレーヌ・ボーダロ |
民主党 |
第109議会 (2005年 - 2007年) | ||
第110議会 (2007年 - 2009年) | ||
第111議会 (2009年 - 2011年) | ||
第112議会 (2011年 - 2013年) | ||
第113議会 (2013年 - 2015年) | ||
第114議会 (2015年 - 2017年) | ||
第115議会 (2017年 - 2019年) | ||
第116議会 (2019年 - 2021年) |
マイケル・サン・ニコラス |
民主党 |
第117議会 (2021年 - 2023年) |
脚注
[編集]- ^ “Territorial Deputy for Guam”. History, Art & Archives; United States house of representatives. 2021年1月7日閲覧。
- ^ “WON PAT, Antonio Borja”. Biographical Directory of the United States Congress. 2021年1月7日閲覧。
- ^ “Summary Results Report OFFICIAL RESULTS; Guam 2020 Runoff” (pdf). Guam Election Commission (2020年12月2日). 2021年1月7日閲覧。
- ^ 2020年11月17日時点。
- ^ “Island Areas - Guam Dataset”. United States Census Bureau. 2021年1月7日閲覧。