グザヴィエ・ベッテル内閣
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グザヴィエ・ベッテル内閣(クザヴィエ・ベッテルないかく)は、2013年12月4日に発足したグザヴィエ・ベッテルを首相とするルクセンブルクの政府。民主党(DP)、社会労働党(LSAP)、緑の党(Déi Gréng)による連立政権である。
概要
[編集]各時期の副首相及び連立政党の閣僚にちなみ、以下のように呼称される場合がある。
- 第1次内閣(2013年12月4日~2018年12月5日)
- ベッテル-シュナイダー内閣(2013年12月4日~2018年12月5日)[1]
- ジャン=クロード・ユンケル首相の辞任と2013年の議会選挙を受けて連立協議が行われ、民主党(DP)、社会労働党(LSAP)、緑の党による連立政権として成立した。副首相は社会労働党のエティエンヌ・シュナイダー 。
- ベッテル-シュナイダー内閣(2013年12月4日~2018年12月5日)[1]
- 第2次内閣(2018年12月5日~)
- ベッテル-シュナイダー-ブラッツ内閣(2018年12月5日~2019年10月11日)[2]
- 2018年の議会選挙を受けて内閣改造が行われた。緑の党のフェリックス・ブラッツ が副首相に加わった。
- ベッテル-シュナイダー-バウシュ内閣(2019年10月11日~2020年2月4日)[3]
- 緑の党のフェリックス・ブラッツ副首相が健康上の理由で辞任したため、新たにフランソワ・バウシュ が副首相となり、小規模な内閣改造が行われた。
- ベッテル-ケルシュ-バウシュ内閣(2020年2月4日~)
- 社会労働党のエティエンヌ・シュナイダー副首相が辞任したことによって、新たにダン・ケルシュ が副首相となり、小規模な内閣改造が行われた。
- ベッテル-シュナイダー-ブラッツ内閣(2018年12月5日~2019年10月11日)[2]
構成
[編集]第1次内閣(2013年12月4日~2018年12月5日)
[編集]第1次内閣は、2016年時点では、15人の大臣と、3人閣外大臣から構成されていた[4]。2013年12月から2015年12月までは民主党のマギー・ナーゲル(Maggy Nagel)が文化大臣、住宅大臣を務めていたが、辞任したため、文化大臣をグザヴィエ・ベッテル首相(ギー・アレント文化担当閣外大臣の支援を受ける)が、住宅大臣をマーク・ハンセンがそれぞれ引き継いだ[5]。
職名 | 氏名 | 政党 | |
---|---|---|---|
大臣 | |||
首相、国家大臣、通信・メディア大臣、宗教大臣、文化大臣 | グザヴィエ・ベッテル(Xavier Bettel) | 民主党 | |
副首相、経済大臣、治安大臣、国防大臣 | エティエンヌ・シュナイダー(Étienne Schneider) | 社会労働党 | |
外務大臣、移民・難民大臣 | ジャン・アセルボーン(Jean Asselborn) | 社会労働党 | |
法務大臣 | フェリックス・ブラッツ(Félix Braz) | 緑の党 | |
労働・雇用・社会連帯経済大臣 | ニコラ・シュミット(Nicolas Schmit) | 社会労働党 | |
社会保障大臣、協力・人道支援大臣、スポーツ大臣 | ロマン・シュナイダー(Romain Schneider) | 社会労働党 | |
持続的成長・インフラ大臣 | フランソワ・バウシュ(François Bausch) | 緑の党 | |
農業・葡萄栽培・消費者保護大臣、国会関係大臣 | フェルナン・エッチェン(Fernand Etgen) | 民主党 | |
財務大臣 | ピエール・グラメーニャ(Pierre Gramegna) | 民主党 | |
保健大臣、機会均等大臣 | リディア・ムッチュ(Lydia Mutsch) | 社会労働党 | |
内務大臣、公務員・行政改革大臣 | ダニエル・ケルシュ(Daniel Kersch) | 社会労働党 | |
国民教育・子供・若者大臣、高等教育・研究大臣 | クロード・マイシュ(Claude Meisch) | 民主党 | |
家族・統合大臣、グランドレジョン大臣 | コリンヌ・カエン(Corinne Cahen) | 民主党 | |
環境大臣 | カロール・ディシュブール(Carole Dieschbourg) | 緑の党 | |
住宅大臣、高等教育・研究副大臣 | マーク・ハンセン(Marc Hansen) | 民主党 | |
閣外大臣 | |||
持続的成長・インフラ担当閣外大臣 | カミーユ・ジラ(Camille Gira) | 緑の党 | |
経済、治安、国防担当閣外大臣 | フランシーヌ・クロズナー(Francine Closener) | 社会労働党 | |
文化担当閣外大臣 | ギー・アレント(Guy Arendt) | 民主党 |
第2次内閣(2018年12月5日~)
[編集]第2次内閣は、17人の大臣によって構成されている[6]。2019年10月11日には、緑の党のフェリックス・ブラッツ副首相が健康上の理由で辞任し、2020年2月4日には、社会労働党のエティエンヌ・シュナイダー副首相が辞任したことによって、それぞれ小規模の内閣改造が行われた。
職名 | 氏名 | 政党 | |
---|---|---|---|
首相、国務大臣、通信・メディア大臣、宗教大臣、デジタル化大臣、行政改革大臣 | グザヴィエ・ベッテル(Xavier Bettel) | 民主党 | |
副首相、経済大臣、保健大臣 | エティエンヌ・シュナイダー(Étienne Schneider) | 社会労働党 | |
副首相、法務大臣 | フェリックス・ブラッツ(Félix Braz) | 緑の党 | |
外務大臣、移民・難民大臣 | ジャン・アセルボーン(Jean Asselborn) | 社会労働党 | |
農業・葡萄栽培・地方開発大臣、社会保障大臣 | ロマン・シュナイダー(Romain Schneider) | 社会労働党 | |
防衛大臣、交通・公共事業大臣、治安大臣 | フランソワ・バウシュ(François Bausch) | 緑の党 | |
財務大臣 | ピエール・グラメーニャ(Pierre Gramegna) | 民主党 | |
スポーツ大臣、雇用・労働・社会経済連帯大臣 | ダン・ケルシュ(Dan Kersch) | 社会労働党 | |
国民教育・子供・若者大臣、高等教育・研究大臣 | クロード・マイシュ(Dan Kersch) | 民主党 | |
家族・統合大臣、グランドレジョン大臣 | コリンヌ・カエン(Corinne Cahen) | 民主党 | |
環境・気候・持続的成長大臣 | カロール・ディシュブール(Carole Dieschbourg) | 緑の党 | |
公務員大臣、国会関係大臣、デジタル化大臣代行、行政改革大臣代行 | マーク・ハンセン(Marc Hansen) | 民主党 | |
国土整備大臣、エネルギー大臣 | クロード・テュルメ(Claude Turmes) | 緑の党 | |
協力・人道支援大臣、消費者保護大臣 | ポウレット・レナート(Paulette Lenert) | 社会労働党 | |
文化大臣、住宅大臣 | サム・タンソン(Sam Tanson) | 緑の党 | |
男女間平等大臣、内務大臣 | タイナ・ボッファルダン(Taina Bofferding) | 社会労働党 | |
中間層大臣、観光大臣 | レックス・デレス(Lex Delles) | 民主党 |
職名 | 氏名 | 政党 | |
---|---|---|---|
首相、国務大臣、通信・メディア大臣、宗教大臣、デジタル化大臣、行政改革大臣 | グザヴィエ・ベッテル(Xavier Bettel) | 民主党 | |
副首相、防衛大臣、交通・公共事業大臣、治安大臣 | フランソワ・バウシュ(François Bausch) | 緑の党 | |
副首相、スポーツ大臣、雇用・労働・社会経済連帯大臣 | ダン・ケルシュ(Dan Kersch) | 社会労働党 | |
外務大臣、移民・難民大臣 | ジャン・アセルボーン(Jean Asselborn) | 社会労働党 | |
農業・葡萄栽培・地方開発大臣、社会保障大臣 | ロマン・シュナイダー(Romain Schneider) | 社会労働党 | |
財務大臣 | ピエール・グラメーニャ(Pierre Gramegna) | 民主党 | |
国民教育・子供・若者大臣、高等教育・研究大臣 | クロード・マイシュ(Dan Kersch) | 民主党 | |
家族・統合大臣、グランドレジョン大臣 | コリンヌ・カエン(Corinne Cahen) | 民主党 | |
環境・気候・持続的成長大臣 | カロール・ディシュブール(Carole Dieschbourg) | 緑の党 | |
公務員大臣、国会関係大臣、デジタル化大臣代行、行政改革大臣代行 | マーク・ハンセン(Marc Hansen) | 民主党 | |
国土整備大臣、エネルギー大臣 | クロード・テュルメ(Claude Turmes) | 緑の党 | |
消費者保護大臣,保健大臣,社会保障大臣代行 | ポウレット・レナート(Paulette Lenert) | 社会労働党 | |
文化大臣、法務大臣 | サム・タンソン(Sam Tanson) | 緑の党 | |
男女間平等大臣、内務大臣 | タイナ・ボッファルダン(Taina Bofferding) | 社会労働党 | |
中間層大臣、観光大臣 | レックス・デレス(Lex Delles) | 民主党 | |
住宅大臣、国防大臣代行、治安大臣代行 | アンリ・コックス(Henri Kox) | 緑の党 | |
協力・人道支援大臣、経済大臣 | フランツ・ファイヨ(Franz Fayot) | 社会労働党 |
脚注
[編集]- ^ GOVERNMENT BETTEL/SCHNEIDER - government.lu
- ^ GOVERNMENT BETTEL/SCHNEIDER/BRAZ - government.lu
- ^ GOVERNEMENT BETTEL/SCHNEIDER/BAUSCH - government.lu
- ^ “ルクセンブルク政府大臣・閣外大臣名簿”. 在ルクセンブルク日本国大使館. 2018年6月9日閲覧。
- ^ “Guy Arendt folgt auf Maggy Nagel”. Tageblatt.lu. (2015年12月16日) 2021年9月23日閲覧。
- ^ “ルクセンブルク政府大臣名簿”. 在ルクセンブルク日本国大使館. 2020年9月7日閲覧。
- ^ “ルクセンブルク政府大臣名簿”. 在ルクセンブルク日本国大使館. 2020年9月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- Le gouvernement(ルクセンブルク政府)(フランス語)