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グレッグ・リドリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グレッグ・リドリー
グレッグ・リドリー(1973年)
基本情報
生誕 1947年10月23日
出身地 イングランドの旗 イングランド カンバーランド カーライル
死没 (2003-11-19) 2003年11月19日(56歳没)
ジャンル ハードロックブルースロックサイケデリック・ロックプログレッシブ・ロック
担当楽器 エレクトリックベースギターボーカル
活動期間 1963年 - 1976年
1997年 - 2003年
共同作業者 アート、スプーキー・トゥースハンブル・パイスティーヴ・マリオット

グレッグ・リドリーGreg Ridley1947年10月23日 - 2003年11月19日[1][2])は、イングランドロックベーシストスプーキー・トゥースおよびハンブル・パイのメンバーとして知られる。

来歴

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カーライル生まれ[1]。音楽活動を始めたばかりの頃は「Dino and the Danubes」というローカル・バンドに参加しており[1][2]、その後、学友のマイク・ハリソン(後にスプーキー・トゥースで共に活動する)と共に「The Ramrods」というバンドを結成した[1]。そして、リドリーとハリスンは1960年代中期、ルーサー・グロヴナー率いる「The V.I.P.'s」に加入してCBSやアイランドといったレーベルからシングルをリリースした[1]

その後「The V.I.P.'s」は「アート」と改名し、1967年にアルバム『Supernatural Fairy Tales』を発表するが、アイランドのプロデューサーであるクリス・ブラックウェルの案によりアメリカ人ミュージシャンのゲイリー・ライトが迎えられ、最終的には「スプーキー・トゥース」と再改名した[3]。リドリーはスプーキー・トゥースの初期2作のアルバムに参加するが、1968年末にスモール・フェイセスオープニングアクトを務めた際、当時スモール・フェイセスのメンバーだったスティーヴ・マリオットから新バンド結成のプランを打診され、1969年にはスプーキー・トゥースを脱退してハンブル・パイの創設に参加した[1]。ハンブル・パイには1975年の解散まで在籍。なお、解散直前にリリースされたアルバム『ストリート・ラッツ』では、5曲でリード・ボーカル(うち1曲はマリオットとのツイン・ボーカル)も兼任している[4]

ハンブル・パイ解散後には、リドリーが10曲中5曲に参加したマリオットのソロ・アルバム『マリオット』(1976年)がリリースされた[5]。また、クレム・クレムソンおよびコージー・パウエルと共に「Strange Brew」を結成したり[1]マイク・パトゥオリー・ハルソールが結成した「ボクサー」のライブに参加したこともあったが[2]、最終的には音楽業界を引退してスペインへ移住[1]。1980年代初頭にハンブル・パイが再結成された際には、リドリーは参加せずアンソニー・ジョーンズがベーシストを務めた[6]

1990年代後半、スプーキー・トゥースはゲイリー・ライトを除くオリジナル・メンバー4人で再結成され、1999年にはアルバム『Cross Purpose』がリリースされた[7]。また、スティーヴ・マリオットの没後10周年に当たる2001年にはロンドンでハンブル・パイの再結成コンサートに参加し、2002年にはリドリー、グレッグ・シャーリー、ボビー・テンチ、デイヴ・コルウェルというラインナップでハンブル・パイ名義のアルバム『バック・オン・トラック』を発表した[1]。晩年には、ジェフ・ブリトン(元ウイングス)率いる「Costa Blanca」にも参加している[1]

2003年11月19日、スペインのハベアにおいて56歳で死去[1][2]

ディスコグラフィ

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アート

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  • Supernatural Fairy Tales(1967年)

スプーキー・トゥース

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ハンブル・パイ

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スティーヴ・マリオット

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  • 『マリオット』 - Marriott(1976年)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k Perrone, Pierre (2003年12月6日). “Greg Ridley”. The Independent. 2021年1月12日閲覧。
  2. ^ a b c d Eder, Bruce. “Greg Ridley - Biography & History”. AllMusic. 2021年1月12日閲覧。
  3. ^ Hughes, Rob (2018年7月10日). “Spooky Tooth: So Much Talent, So Little To Show For It”. loudersound.com. Future Publishing. 2021年1月12日閲覧。
  4. ^ Humble Pie - Street Rats CD”. Heavy Harmonies. 2021年1月12日閲覧。
  5. ^ Steve Marriott - Marriott (1976, Pitman Pressing, Vinyl) | Discogs
  6. ^ Ankeny, Jason. “Humble Pie - Biography & History”. AllMusic. 2021年1月12日閲覧。
  7. ^ Huey, Steve. “Cross Purpose - Spooky Tooth”. AllMusic. 2021年1月12日閲覧。