ケニー・バレル
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ケニー・バレル Kenny Burrell | |
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ケニー・バレル(1977年) | |
基本情報 | |
出生名 | Kenneth Earl Burrell |
生誕 | 1931年7月31日(93歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 ミシガン州デトロイト市 |
ジャンル | ジャズ、ブルース、ソウル・ジャズ |
職業 | ミュージシャン、教育者 |
担当楽器 | ギター |
活動期間 | 1951年 - |
レーベル | ブルーノート、プレスティッジ、ヴァーヴ、ファンタジー、Fortune、コンコード・ジャズ、ハイノート |
共同作業者 | ジミー・スミス、スタンリー・タレンタイン |
ケニー・バレル(Kenny Burrell、1931年7月31日 - )は、アメリカ合衆国の混血系黒人ジャズ・ギタリスト。
バイオグラフィ
[編集]ミシガン州デトロイト市生まれ。大学で音楽を学んだ後1951年にディジー・ガレスピー楽団に入り、その後、初レコーディングしてデビューした。1955年にニューヨークで活動を始め、この頃ブルーノートのプロデューサーであるアルフレッド・ライオンの目にとまり、1956年3月にリーダー作をレコーディングした。以後、ブルーノートやヴァーヴ・レコードをはじめとする他のレーベルでも、ブルースに根ざしたプレイで活躍した。ピアニストのトミー・フラナガンは同じデトロイト出身の幼馴染であり、数多くの共演を残している。
歌も上手く、『ウィーヴァー・オブ・ドリームス』などのアルバムでその歌声を披露している。
ディスコグラフィ
[編集]リーダー・アルバム
[編集]- 1950年代
- 『イントロデューシング・ケニー・バレル』 - Introducing Kenny Burrell(1956年5月録音)(Blue Note) 1956年
- 『ケニー・バレル Vol.2』 - Kenny Burrell(1956年3月、5月録音) (Blue Note) 1957年
- 『スウィンギン』 - Swingin'(1956年3月~1959年8月録音)(Blue Note) 1980年
- プレスティッジ・オールスターズ名義, All Night Long(1956年12月録音)(Prestige) 1957年
- 『オール・デイ・ロング』 - All Day Long (Prestige) 1957年
- プレスティッジ・オールスターズ名義, Earthy (Prestige) 1957年
- 『ケニー・バレル』 - Kenny Burrell (Prestige) 1957年(Blue Moodsとしてもリリース)
- Jimmy Raneyと共同名義, 『2ギターズ』 - 2 Guitars (Prestige) 1957年
- 『K.B.ブルース』 - K. B. Blues(1957年2月録音)(Blue Note) 1979年
- フランク・ウェスと共同名義, Monday Stroll (Savoy) 1957年(Opus in Swing の再発)
- ハービー・マン、チャーリー・ラウズ、マル・ウォルドロンと共同名義, Just Wailin' (New Jazz) 1958年
- ジョン・コルトレーンと共同名義, 『ケニー・バレル&ジョン・コルトレーン』 - Kenny Burrell & John Coltrane (New Jazz) 1958年
- 『ブルー・ライツ Vol.1』Blue Lights Volume 1 (Blue Note) 1958年
- 『ブルー・ライツ Vol.2』Blue Lights Volume 2 (Blue Note) 1958年
- アート・ブレイキーと共同名義, 『アット・ザ・ファイヴ・スポット・カフェ』 - On View at the Five Spot Cafe (Blue Note) 1959年
- 『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』 - A Night at the Vanguard (Argo) 1959年(Man At Workとしてもリリース)
- 1960年代
- 『ウィーヴァー・オブ・ドリームス』 - Weaver of Dreams(1960年~1961年録音)(Columbia) 1961年
- 『ブルージン・アラウンド』 - Bluesin' Around(1961年10月~1962年6月録音)(Columbia) 1983年
- コールマン・ホーキンスと共同名義, Bluesy Burrell (Moodsville) 1962年
- 『ミッドナイト・ブルー』 - Midnight Blue (Blue Note) 1963年
- ジャック・マクダフと共同名義, 『クラッシュ!』 - Crash! (Prestige) 1963年
- Lotsa Bossa Nova! (Kapp) 1963年
- ジミー・スミスと共同名義, 『ブルー・バッシュ!』 - Blue Bash! (Verve) 1963年
- シャーリー・スコットと共同名義, Travelin' Light (Prestige) 1964年
- 『ソウル・コール』 - Soul Call (Prestige) 1964年
- 『フリーダム』 - Freedom(1963年3月~1964年10月録音)(Blue Note) 1980年
- 『ケニー・バレルの全貌』 - Guitar Forms (Verve) 1965年
- The Tender Gender (Cadet) 1966年
- Have Yourself a Soulful Little Christmas (Cadet) 1966年
- 『ア・ジェネレーション・アゴー・トゥデイ』 - A Generation Ago Today(1966年12月~1967年3月録音)(Verve) 1967年
- Ode to 52nd Street (Cadet) 1967年
- 『ブルース:ザ・コモン・グラウンド』 - Blues – The Common Ground(1967年12月~1968年2月録音)(Verve) 1968年
- 『ナイト・ソング』 - Night Song(1968年4月~1969年1月録音)(Verve) 1969年
- 『アスファルト・キャニオン組曲』 - Asphalt Canyon Suite(1969年10月録音)(Verve) 1969年
- 1970年代
- 『ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド』 - God Bless the Child(1971年4月、5月録音)(CTI) 1971年
- 'Round Midnight(1972年録音)(Fantasy) 1972年
- Both Feet on the Ground(1973年2月録音)(Fantasy) 1973年
- Up the Street(1974年1月、2月録音)(Fantasy) 1974年
- Sky Street(1974年6月18日~20日録音)(Fantasy) 1976年
- Stormy Monday(1974年6月18日~20日録音)(Fantasy) 1978年
- Ellington Is Forever(1975年2月録音)(Fantasy) 1975年
- Ellington Is Forever Volume Two(1975年11月、12月録音)(Fantasy) 1977年
- Prime: Live at the Downtown Room(1976年1月録音)(HighNote) 2009年(ライヴ)
- Tin Tin Deo(1977年3月録音)(Concord) 1977年
- 『ハンド・クラフテッド』 - Handcrafted(1978年2月、3月録音)(Muse) 1978年
- When Lights Are Low (Concord) 1978年
- 『ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』 - Kenny Burrell Live at the Village Vanguard(1978年12月15日録音)(Muse) 1980年(ライヴ)
- Kenny Burrell in New York(1978年12月録音)(Muse) 1981年
- 『ムーン・アンド・サンド』 - Moon and Sand(1979年12月録音)(Concord) 1980年
- 1980年代
- Heritage(1980年5月録音)(Audio Source/Voss) 1980年
- Listen to the Dawn(1980年12月録音)(Muse) 1983年
- Groovin' High(1981年7月録音)(Muse) 1984年
- Ellington a la Carte(1983年8月19日、20日録音) (Muse) 1991年(ライヴ)
- A la Carte(1983年8月23日録音)(Muse) 1993年(ライヴ)
- グローヴァー・ワシントン・ジュニアと共同名義, 『トゥゲザリング』 - Togethering(1984年4月録音)(Blue Note) 1985年
- 『3ギターズ・アット・ヴァンガード』 - Generation (Blue Note) 1986年 (featuring the Jazz Guitar Band)
- Pieces of Blue and the Blues(1986年録音)(Blue Note) 1988年 (featuring the Jazz Guitar Band)
- Guiding Spirit: Recorded Live at the Village Vanguard (Contemporary) 1989年(ライヴ)
- 1990年代
- Sunup to Sundown (Contemporary) 1991年
- Midnight at the Village Vanguard (Evidence) 1993年
- Then Along Came Kenny: Live at the Village Vanguard (Evidence) 1993年(ライヴ)
- Lotus Blossom (Concord) 1995年
- スタンリー・ギルバート・カルテットと共同名義, 『アランフェス』 - Concierto De Aranjuez (Meldac) 1995年
- Live at the Blue Note (featuring the Jazz Heritage All Stars) (Concord) 1996年(ライヴ)
- Love is the Answer (featuring the Boys Choir of Harlem) (Concord Concerto) 1997年
- 2000年代
- Lucky So and So (Concord) 2000年
- Blue Muse (Concord) 2002年
- The Ralph J. Bunche Suite (UCLA Ethnomusicology) 2006年
- 『オール・ブルース』 - 75th Birthday Bash Live!(2006年7月、8月録音)(Blue Note) 2006年(カルフォルニア州サンタクルーズ「Kuumbwa Jazz Center」におけるライヴ with the Gerald Wilson Orchestra)
- Be Yourself: Live at Dizzy's Club Coca-Cola(2008年9月9日録音)(HighNote) 2010年(ニューヨーク市「Dizzy's Club Coca-Cola」におけるライヴ)
- Tenderly: Solo Guitar Concert(2009年11月録音+2007年、2008年録音)(HighNote) 2011年(2009年11月録音はカルフォルニア州パサデナにおけるライヴ)
- 2010年代
- Special Requests (and Other Favorites): Live at Catalina's (HighNote) 2012年(ライヴ)
- The Road to Love (HighNote) 2015年(ライヴ with special guest: Barbara Morrison)
- Unlimited 1: Live at Catalina's (HighNote) 2016年(featuring the Los Angeles Jazz Orchestra)(ライヴ)
参加アルバム(一部)
[編集]- ロンネル・ブライト : 『ブライツ・スポット』 - Bright's Spot (1956年)
- ポール・チェンバース : 『ベース・オン・トップ』 - Bass On Top (1957年)
- クリス・コナー : 『クリス・イン・パーソン』 - Chris In Person (1959年)
- チェット・ベイカー : 『チェット』 - Chet (1959年)
- ジミー・スミス : 『ミッドナイト・スペシャル』 - Midnight Special (1961年)
- ハンク・ジョーンズ : 『ヒアズ・ラヴ』 - Here's Love (1963年)
- ウェス・モンゴメリー・ウィズ・ストリングス : 『フュージョン!』 - Fusion! (1963年)
- カル・ジェイダー : 『ソウル・ソース』 - Soul Sauce (1964年)
- シルヴィア・シムス : 『シルヴィア・イズ』 - Sylvia Is! (1965年)
- ジミー・スミス : 『オルガン・グラインダー・スウィング』 - Organ Grinder Swing (1965年)
- ジミー・スミス : 『ガット・マイ・モジョ・ワーキン』 - Got My Mojo Workin' (1965年)
- ビル・エヴァンス : 『クインテセンス』 - Quintessence (1976年)
- サリナ・ジョーンズ : 『メロディーズ・オブ・ラブ』 - Melodies Of Love (1980年)
- トミー・フラナガン : 『ビヨンド・ザ・ブルーバード』 - Beyond The Blue Bird (1990年)
- デビッド・マシューズ・トリオ : 『センチメンタル・ジャーニー』 - Sentimental Journey (1993年)
- ディー・ディー・ブリッジウォーター : 『ディア・エラ』 - Dear Ella (1997年)
- レイ・バレット : Portraits In Jazz And Clave (1999年)
- 仲曽根かほる : 『フレグランス』 - Fragrance (1999年)
- レイ・ブラウン・トリオ : Some Of My Best Friends Are...Guitarists (2002年)
外部リンク
[編集]- Kenny Burrell Interview NAMM Oral History Library (2008)
- ケニー・バレル - Discogs