ゲイリー・ショッカー
ゲイリー・ショッカー | |
---|---|
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | フルート奏者、作曲家、ピアニスト |
担当楽器 | フルート、ピアノ |
ゲイリー・ショッカー(Gary Schocker, 1959年10月18日[1]- )は、アメリカ合衆国出身のフルート奏者、作曲家、ピアニスト。15歳の時ニューヨーク・フィルハーモニックと共演(ヤング・ピープルズ・コンサート)[2]、 フィラデルフィア管弦楽団 、ニュージャージー交響楽団、 ダラス交響楽団、 ウエスト・ジャーマン・シンフォニア、イタリア合奏団とも共演。コロンビア、パナマ、カナダ、オーストラリア、台湾、日本、ドイツ、フランス、イタリアでツアーや指導を行っている。
作曲活動
[編集]200作品以上のフルートのための作品を作曲している。
フルート奏者のジェームズ・ゴールウェイは、アイルランド・アデア・フェスティバル(Ireland's Adair Festival)でショッカー作曲の協奏曲 Green Places を初演し[3]、またニュージャージー交響楽団とこの作品を共演している。 2015年、クラシックギター奏者ジェイソン・ボーとハープ奏者ヨランダ・コンドナシスはショッカーに Hypnotized の作曲を委嘱しており、同作品はアルバム Together に収録された。
ショッカーは、フルート曲の他、多数の歌唱曲、劇音楽、子供向けのミュージカル音楽を作曲している。また、ピアノ、オーボエ、バスーン、クラリネット、2台のピアノのためのソナタを作曲している。
2007年、びわ湖国際フルートコンクールの委嘱を受け、 Biwako Wind を作曲[4]。
演奏活動
[編集]フルート奏者として、日本と台湾で何度か公演を行っている。2012年、台湾国際フルートフェスティバルに参加し、自ら作曲したフルートとオーケストラのための作品3曲を演奏。2015年8月には、第17回日本フルートコンベンションで、自ら作曲した Green PlacesとHannah's Gladeを演奏。
2003年以来、ニューヨークのホーリークロス修道院で世界中のフルート奏者を集めたマスタークラスで指導を行っている。ニューヨーク大学の教員を務め、また、ニューヨークとペンシルベニア州イーストンで個人的に指導活動を行っている。
William S. HaynesとLouis Lot 製作のフルートを使用。 またDavid WilliamsとDavid Chuが作ったヘッドジョイントでも演奏している。
受賞
[編集]1978年に国立フルート協会のヤング・アーティスト・コンクール、1980年にニューヨーク・フルート・クラブのヤング・アーティスト・コンクール、1985年にはヤング・コンサート・アーティスト・インターナショナル・オーディションを受賞。
国際クラリネット協会の作曲賞を二度受賞。また、ナショナル・フルート・アソシエーションの音楽賞を複数にわたり受賞。
ディスコグラフィー
[編集]- Bach Handel Telemann (Chesky)
- Mozart Flute Quartets (Chesky)
- Dream Travels (2002)(ジェイソン・ボーとの共演)
- Flute Forest (2004)
- Arioso (2004)(ジェイソン・ボーとの共演)
- Regrets and Resolutions (2000)
- Airborne (2000)
- The Awakening and Far from the Madding Crowd (2000)
- Healing Music (Azica)
- Garden in Harp (Azica, 2012)
- For Dad (Azica)
- Inside Out (CD Baby, 2015)
脚注
[編集]- ^ Sealy-Miller 2013, p. 1
- ^ Sealy-Miller 2013, p. 3
- ^ Sealy-Miller 2013, p. 8
- ^ Sealy-Miller 2013, p. 20
参考文献
[編集]Sealy-Miller, Kristi (2013-2-19). An Annotated Guide to Gary Schocker's Music for Flute and Piccolo. Florida State University 2019年12月29日閲覧。.