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ヤング・ピープルズ・コンサート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヤング・ピープルズ・コンサートYoung People's Concerts)は、ニューヨーク・フィルハーモニックが主催する演奏会シリーズである。子どもが演奏会に親しみやすいように企画されている。レナード・バーンスタインが企画・指揮・司会を務めたシリーズが広く知られている。

概要

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1924年3月27日アーネスト・シェリングによって初演され、各地を巡回した。オーケストラの演奏に解説を加える形式は初期の頃からのものである。

バーンスタイン版は1958年1月18日に同楽団とスタートし、53公演がCBSによりテレビで録画中継された。 長らくカーネギー・ホールで開催されたが、1962年よりリンカーン・センターへ会場を移した。 バーンスタインは1969年にニューヨーク・フィルハーモニックの常任指揮者を辞任した後もヤング・ピープルズ・コンサートを続けていたが、CBSは1972年のホルスト『惑星』の公演を以てテレビ中継を打ち切った。(エンドクレジットでは、次回の公演がマーラーである旨のアナウンスがあるため、打ち切りになった事が窺える)

1971年マイケル・ティルソン・トーマスが引継ぎ、1977年に一旦終了したが、その後再開されて現在に至っている。

バーンスタイン版のCBS放送リスト(1958-1972年)

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邦題(上段) / 原題(下段) 演目(抜粋)・ゲスト演奏者 放送日 アメリカ合衆国の旗
1 音楽って何?
What Does Music Mean?
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」作品35
ベートーヴェン交響曲第6番「田園」
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵
チャイコフスキー交響曲第4番ヘ短調作品36
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調作品64
ラヴェル「ラ・ヴァルス」
1958年1月18日
2 アメリカ音楽って何?
What is American Music?
ガーシュウィン「パリのアメリカ人」
チャドウィック:「メルポメネ」
ドヴォルザーク交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」
マクダウェル:管弦楽組曲 第2番 ホ短調「インディアン」作品48
ギルバート:「コンゴ地方の踊り」
コープランド:劇場のための音楽
ガーシュウィン:「ラプソディ・イン・ブルー」
W.シューマン「アメリカ祝典序曲」
コープランド:「ビリー・ザ・キッド」
トムソン:「われらすべての母」
トンプソン:交響曲第2番
コープランド:交響曲第3番 (第4楽章)

ゲスト:アーロン・コープランド(指揮)
1958年2月1日
3 オーケストレーションって何?
What is Orchestration?
リムスキー=コルサコフスペイン奇想曲作品34
(第4曲シェーナとジプシーの愛、第5曲アストゥリアのファンダンゴ)
ラヴェル:「ボレロ」
1958年3月8日
4 交響曲はどのように作られる?
What Makes Music Symphonic?
モーツァルト交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」 (第4楽章)
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調作品36
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」
民謡:「フレール・ジャック」
ブラームス交響曲第2番ニ長調作品73 (第4楽章)
1958年12月13日
5 古典派音楽って何?
What is Classical Music?
ヘンデル:組曲「水上の音楽」 (ホーンパイプ)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
バッハブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
ハイドン交響曲第102番変ロ長調 (第4楽章)
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 序曲
ベートーヴェン:「エグモント」 序曲
1959年1月24日
6 音楽の中のユーモア
Humor in Music
ハイドン:交響曲第88番ト長調 (第4楽章)
プロコフィエフ交響曲第1番ニ長調作品25「古典交響曲」 (第1楽章)
マーラー交響曲第1番「巨人」
ショスタコーヴィチ:組曲「黄金時代」作品22a (ポルカ)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98 (第3楽章)
1959年2月28日
7 協奏曲って何?
What is a Concerto?
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲ハ長調RV558 (第1楽章)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050 (第3楽章)
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364 (第2楽章)
メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64 (第3楽章)
バルトーク管弦楽のための協奏曲 (第4楽章、第5楽章)
1959年3月28日
8 グスタフ・マーラーの魅力
Who is Gustav Mahler?
マーラー:交響曲第4番 (第1楽章、第3楽章、第4楽章)
マーラー:交響曲「大地の歌」 (第3楽章、第6楽章)
マーラー:交響曲第2番「復活」 (第3楽章、第5楽章)
マーラー:歌曲集「少年の魔法の角笛」 (魚に説教するパドゥヴァの聖アントニーウス)
1960年2月7日
9 若き演奏家たち No.1
Young Performers No.1
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 (第1楽章)
ヴィエニャフスキヴァイオリン協奏曲第2番 (第3楽章)
プロコフィエフ:「ピーターと狼」

ゲスト:ダニエル・ドンブ(Vc)、ケネス・シャーマーホーン(指揮)、
バリー・フィンクレア(Vn)、スエファン・バウアー=メンゲルベルク(指揮)、
アレクサンドラ・ワグナー(ナレーター)
1960年3月6日
10 現在・過去・未来の珍しい楽器たち
Unusual Instruments of Present, Past, and Future
ヴィラ=ロボス「カイピラの小さな汽車」
デ・ラ・トレ:「ダンサ・アルタ」
ガブリエーリ:金管八重奏のためのカンツォン
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番 (第1楽章)
ルーニング&ウサチェフスキー:テープ・レコーダーと管弦楽のための協奏曲 (※世界初演)
ブッチ:カズー協奏曲

ゲスト:ニューヨーク・プロ・ムジカノア・グリーンバーグ
ウラジミール・ウサチェフスキー(テープ・レコーダー)、
アニータ・ダリアン(カズー)
1960年3月27日
11 2度目のハリケーン(※DVD未収録)
The Second Hurricane
コープランド:「2度目のハリケーン」
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」 序曲

ゲスト:アーノルド・ギャムソン(指揮)、High School of Music & Art
1960年4月24日
12 序曲と前奏曲
Overtures and Preludes
ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」序曲
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
ドビュッシー牧神の午後への前奏曲
バーンスタイン「キャンディード」序曲
1961年1月8日
13 アーロン・コープランドの誕生日会
Aaron Copland Birthday Party
コープランド:戸外のための序曲
コープランド:「ステイトメンツ」 (第3曲「独断的な」)
コープランド:「映画のための音楽」 (踊り)
コープランド:映画音楽「われらの町」
コープランド:バレエ音楽「ロデオ」 (「ホーダウン」)
コープランド:「アメリカの古い歌 第1集」 (第1曲 船乗りの踊り、第5曲 私は猫を買って来た)
コープランド:「エル・サロン・メヒコ」

ゲスト:アーロン・コープランド(指揮)、
ウィリアム・ワーフィールド(バリトン)
1961年2月12日
14 若き演奏家たち No.2
Young Performers No.2
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 (第3楽章)
ショパンピアノ協奏曲第1番 (第2楽章)
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」 (さようなら、甘いめざめよ)
メノッティ「電話」
ブリテン青少年のための管弦楽入門

ゲスト:リン・ハレル(Vc)、エリアクム・シャピーラ(指揮)、
キム・チュンチャ(Pf)、ラッセル・スタンガー(指揮)、
ヴェロニカ・タイラー(ソプラノ)、グレゴリー・ミラー(指揮)、
ヘンリー・チャピン(ナレーター)
1961年3月19日
15 コンサート・ホールの中の民族音楽
Folk Music in the Concert Hall
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.534 (第3楽章)
チャベス:交響曲 第2番「インディオ」
カントルーブ「オーヴェルニュの歌」 (アントゥエノ、紡ぎ女、女房もちはかわいそう)
アイヴズ交響曲第2番 (第5楽章)

ゲスト:マーニ・ニクソン(ソプラノ)
1961年4月9日
16 印象主義って何?
What is Impressionism?
ドビュッシー:3つの交響的スケッチ「海」
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲 (全員の踊り)
1961年12月1日
17 パリへの道
The Road to Paris
ガーシュウィン:「パリのアメリカ人」
ブロッホ「シェロモ」
ファリャ「三角帽子」第2組曲 (粉屋の踊り、終幕の踊り)

ゲスト:ザラ・ネルソヴァ(Vc)
1962年1月18日
18 ハッピー・バースデイ、ストラビンスキー!
Happy Birthday, Igor Stravinsky
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版) 1962年3月26日
19 若き演奏家たち No.3
Young Performers No.3
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 序曲
ブロッホ:「祈り」
パガニーニ「モーゼ幻想曲」
サン=サーンス「動物の謝肉祭」

ゲスト:小澤征爾(指揮)、モーリス・ペレス(指揮)、ジョン・カナリーナ(指揮)、
ルース&ナオミ・シーガル(Pf)、
ポーラ・ロビソン(Fl)、ポール・グリーン(Cl)、
トニー・シロニー(ザイロフォン)、ディビッド・ホッパー(グロッケンシュピール)、
ゲーリー・カー(ダブルベース)
1962年4月14日
20 ホールの音
The Sound of a Hall
ベルリオーズ序曲「ローマの謝肉祭」
コープランド:アメリカの古い歌 第2集 (第1曲 小さな馬たち)
ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 (第1楽章)
ウォルトン:「ファサード」 (タンゴ-パソドブレ)
チャイコフスキー:序曲「1812年」

ゲスト:Shirley Verrett Carter(メゾソプラノ)
John Corigliano(Vn)、Frank Gullino(Vn)、Joseph Bernstein(Vn)、William Dembinsky(Vn)
1962年11月21日
21 メロディーって何?
What is a Melody?
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550 (第1楽章)
ヒンデミット:弦楽と金管のための協奏音楽作品50
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98 (第4楽章)
1962年12月21日
22 若き演奏家たち No.4
Young Performers No.4
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
リストピアノ協奏曲第1番

ゲスト:ジョーン・ウェイナー(Pf)、ユーリ・クラスノポルスキー(指揮)、
クラウディア・ホカ(Pf)、ゾルターン・ロズニャイ(指揮)、
パメラ・パウル(Pf)、セルジュ・フルニエ(指揮)、
アンドレ・ワッツ(Pf)
1963年1月15日
23 ラテン・アメリカの精神
The Latin American Spirit
フェルナンデス:「バトゥーキ」 (牧場の主顕祭の踊り)
ヴィラ=ロボス:「ブラジル風バッハ」 (バキアナス・ブラジレイラス) 第5番
レブエルタス:「センセマヤ」
コープランド:「キューバ舞曲」
バーンスタイン:「ウエスト・サイド物語」 (シンフォニック・ダンス)

ゲスト:ネタニア・ダヴラツ(ソプラノ)
1963年3月8日
24 教師たちへの賛辞
A Tribute to Teachers
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」
トンプソン:交響曲第2番 (スケルツォ)
ピストン:「不思議の笛吹き」
ブラームス:大学祝典序曲
1963年11月29日
25 若き演奏家たち No.5
Young Performers No.5
ヘンデル:ハープ協奏曲変ロ長調 (第1楽章)
ラヴェル:序奏とアレグロ
シュラミト・ラン:ピアノと管弦楽のための奇想曲
バルトーク:ラプソディ第1番 (第2部)
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲

ゲスト:クラウディオ・アバド(指揮)、ペドロ・カルデロン(指揮)、
ズデニェク・コシュラー(指揮)、
ハイディ・レーワルダー(Hp)、シュラミト・ラン(Pf)、ウェルドン・ベリー(Cl)、
エイモス・アイゼンバーグ(Fl)、スティーヴン・ケーツ(Vc)
1963年12月23日
26 パウル・ヒンデミットの天才性
The Genius of Paul Hindemith
ヒンデミット:弦楽四重奏曲第3番
ヒンデミット:小室内楽曲 op24-2
ヒンデミット:交響曲「画家マティス」
1964年2月23日
27 コンサートホールの中のジャズ
Jazz in the Concert Hall
シュラー:「ジャズへの旅」
コープランド:ピアノ協奏曲
オースティン:管弦楽とジャズ・プレーヤーのためのインプロビゼーション

ゲスト:アーロン・コープランド(Pf)、ガンサー・シュラー(指揮)
1964年3月11日
28 ソナタ形式って何?
What is Sonata Form?
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」 (第1楽章)
童謡:「きらきら星」
ビゼー:歌劇「カルメン」 (ミカエラのアリア)
モーツァルト:ピアノ・ソナタハ長調K.545
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調作品25「古典交響曲」 (第4楽章)

ゲスト:ヴェロニカ・タイラー(ソプラノ)
1964年11月6日
29 さらば民族主義
Farewell to Nationalism
グリエール「赤いけしの花」 (第11曲 ソヴィエト水夫の踊り)
アイヴズ:「独立記念日」
ファリャ:「三角帽子」第1組曲
スメタナ「わが祖国」 (第2曲「モルダウ」)
1964年11月30日
30 若き演奏家たち No.6
Young Performers No.6

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 (第1楽章)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 (第1楽章)
ラヴェル:「マ・メール・ロワ」組曲

ゲスト:パトリシア・ミケリアン(Pf)、ジェームズ・オリヴァー・バズウェル(Vn)
1965年1月28日
31 シベリウスを讃えて
A Tribute to Sibelius
シベリウスヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47 (第1楽章)
シベリウス:交響曲第2番ニ長調作品43 (第4楽章)
シベリウス:交響詩「フィンランディア」作品26

ゲスト:セルジウ・ルカ(Vn)
1965年2月19日
32 音楽の原子~音程を学ぼう~
Musical Atoms: A Study of Intervals
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」 (第3幕への前奏曲)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98 (第1楽章)
ヴォーン=ウィリアムズ交響曲第4番ヘ短調 (第4楽章)
1965年11月29日
33 オーケストラの響き
The Sound of an Orchestra
ハイドン:交響曲第88番ト長調 (第2楽章)
ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
ドビュッシー:管弦楽のための映像 (第2曲 イベリア、春のロンド)
ストラヴィンスキー:「兵士の物語」 (王様の行進曲)
コープランド:バレエ音楽「ロデオ」 (ホーダウン)
1965年12月14日
34 ショスタコービチの誕生日を祝って
A Birthday Tribute to Shostakovich
ショスタコーヴィチ交響曲第7番ハ長調作品60「レニングラード」
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調作品70
1966年1月5日
35 若き演奏家たち No.7
Young Performers No.7
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」

ゲスト:ポール・ショーンフィールド(Pf)、ジェームズ・デプリースト(指揮)、
ステファニー・セバスチャン(Pf)、ジャックズ・ウートマン(指揮)、

デイヴィッド・ウィー(Pf)、エド・デ・ワールト(指揮)
オラシオ・グティエレス(Pf)

1966年2月22日
36 旋法って何?
What Is a Mode?
ドビュッシー:夜想曲「祭り」
ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」 (第3幕のポロネーズ)
バーンスタイン:「ファンシー・フリー」
1966年11月23日
37 若き演奏家たち No.8
Young Performers No.8
ハイドン:協奏交響曲変ロ長調 H.I:105
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 (第3楽章)
モーツァルト:歌劇「魔笛」 (この聖なる殿堂では)
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 (第1楽章)

ゲスト:ジュアン・パブロ・イズクワイエルド(指揮)、シルヴィア・カダフ(指揮)、
エルマー・オリヴェイラ(Vn)、
マーク・サルカインド、フレッドオルストン、ドナルド・グリーン、
ジョージ・ライド、キム・ヨンウク(Vn)
1967年1月27日
38 チャールズ・アイヴズ:アメリカの先駆者
Charles Ives: American Pioneer
アイヴズ:「はしご車のゴング」
アイヴズ:「ホリデイ・シンフォニー」 (第1楽章 ワシントンの誕生日)
アイヴズ: マーチ「サーカス・バンド」
アイヴズ:「リンカーン、偉大な解放者」
アイヴズ:室内アンサンブルのための「答えのない質問」
1967年2月23日
39 同窓会
Alumni Reunion
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
プッチーニ:「ラ・ボエーム」 (ミミのアリア「私の名はミミ」)
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」 (「うちの人は逝ってしまった」)
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番

ゲスト:スティーブン・ケイツ、ヴェロニカ・タイラー(ソプラノ)、アンドレ・ワッツ(Pf)
1967年4月19日
40 4分の3拍子に乾杯
A Toast to Vienna in ? Time
J.シュトラウス2世「ウィーン気質」作品354(抜粋)
モーツァルト:ドイツ舞曲ハ長調K.605第3番
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」 (第3楽章)
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92 (第3楽章)
マーラー:歌曲集「少年の魔法の角笛」
(ラインの伝説、魚に説教するパドゥヴァの聖アントーニウス、骨折り損のくたびれもうけ)
R.シュトラウス:歌劇「薔薇の騎士」 (ワルツ)

ゲスト:クリスタ・ルートヴィヒヴァルター・ベリー
1967年12月25日
41 永遠のベートーヴェン
Forever Beethoven
ベートーヴェン:交響曲第5番 (第1楽章)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 (第2楽章、第3楽章)
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番

ゲスト:ジョゼフ・カリヒスタイン(Pf)、ポール・キャポロンゴ
1968年1月28日
42 若き演奏家たち No.9
Young Performers No.9
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容

ゲスト:ローレンス・フォスター(指揮)、アロイ・スプリンガー(指揮)、
マーティン&ステヴァン・ヴァン(Pf)、ヘレン・クウォーク(指揮)、マイケル・デテンプル
1968年3月31日
43 クイズ・コンサート:あなたの「音楽度」は?
Quiz-Concert: How Musical Are You?
ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調作品25「古典交響曲」 (第1楽章)
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲作品34
(第4曲シェーナとジプシーの歌、第5曲アストゥリアのファンダンゴ)
1968年5月26日
44 幻想的変奏曲
Fantastic Variations (Don Quixote)
R.シュトラウス「ドン・キホーテ」
~大管弦楽のための騎士的な性格の主題による幻想的変奏曲~

ゲスト:ローン・モンロー(Vc)
1968年12月25日
45 改変されたバッハ
Bach Transmogrified
バッハ小フーガト短調
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
フォス:「フォリオン」
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番 (第1楽章)

ゲスト:レオポルド・ストコフスキー(指揮)、マイケル・コルン、モーグ・シンセサイザー
ニューヨーク・ロックンロール・アンサンブル
1969年4月27日
46 ベルリオーズの「幻想」
Berlioz Takes a Trip
ベルリオーズ幻想交響曲作品14 1969年5月25日
47 バレエの中の鳥たち
Two Ballet Birds
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」作品20 (第2幕「情景」、第1幕「パ・ドゥ・ドゥ」)
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)
1969年9月14日
48 フィデリオ~命の賛歌~
Fidelio: A Celebration of Life
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」
第2幕 (第11曲 序奏とアリア、第12曲 メロドラマと二重唱、第13曲 三重唱、第14曲 四重唱)

ゲスト:アニタ・ダリアン(レオノーレ)、フォレスト・ウォーレン(フロレスタン)、
ハワード・ロス(ロッコ)、ディヴィッド・カンバランド(ドン・ピツァロ)
1970年3月29日
49 交響楽団の解剖
The Anatomy of a Symphony Orchestra
レスピーギ「ローマの松」 1970年5月24日
50 コープランドを称えて
A Copland Celebration
コープランドクラリネット協奏曲
コープランド:ビリー・ザ・キッド

ゲスト:スタンリー・ドラッカー(Cl)
1970年12月27日
51 リヒャルト・シュトラウスはこう語った
Thus Spake Richard Strauss
R.シュトラウス「ツァラトストラはこう語った」 1971年11月4日
52 リストと悪魔
Liszt and the Devil
リストファウスト交響曲 1972年2月13日
53 ホルスト『惑星』
Holst: The Planets
ホルスト:組曲「惑星」
火星、戦争をもたらす者
金星、平和をもたらす者
木星、快楽をもたらす者
土星、老いをもたらす者
ニューヨーク・フィルハーモニックによる新曲:
冥王星、予測不能 "Pluto, the Unpredictable"(即興演奏)
1972年3月26日

※バーンスタイン版の全53公演の内、「2度目のハリケーン」を除く52公演がDVD、Blu-Rayとしてリリースされている。

日本での公演

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日本では山本直純が同公演を手本とした『オーケストラがやってきた』を企画してクラシック音楽の普及に貢献した。

バーンスタインによる同公演台本が日本語に翻訳されており、パシフィック・ミュージック・フェスティバルにおいて『青少年のための演奏会』と題して公演されている他、佐渡裕が日本語による公演権を所有しており、各地での公演と毎日放送によるテレビシリーズ、同シリーズをまとめたDVDをリリースしている。佐渡は自身が司会者を務めていた『題名のない音楽会』についても「本コンサートを下敷きにしていた」と語っている[1]

他にも大植英次など、同種の演奏会は各地で開催されている。

脚注

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外部リンク

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