ランドル・トンプソン
表示
ランドル・トンプソン(Randall Thompson、1899年4月21日 - 1984年7月9日)は、アメリカ合衆国の作曲家。
ニューヨーク市出身。ハーバード大学を卒業し、ウェルズリー大学で音楽の助教授と合唱指揮者になり、ロチェスター大学から音楽の博士号を受け取った。その後カーティス音楽学校とハーバード大学で教えた。特に合唱作品で有名である。
作品には3つの交響曲と、「The Testament of Freedom」やエドワード・ヒックスの絵に刺激された「The Peaceable Kingdom」など多くの合唱作品がある。もっとも有名な合唱作品はタングルウッドのバークシャー音楽センターの開館のためにセルゲイ・クーセヴィツキーから委嘱された「Alleluia」である。またオペラ「ソロモンとベルキス」も作曲している。
レナード・バーンスタインはハーバード大学での生徒の1人であった。
作品
[編集]合唱
[編集]- The Peaceable Kingdom(1936)
- Alleluia(1940)
- The Testament of Freedom(1943)
- The Last Words of David(1949)
- Frostiana - Seven Country Songs(1959)
- Place of the Blest(1968)
- The Twelve Canticles(1983)
オペラ
[編集]- ソロモンとベルキス
交響曲
[編集]- 交響曲第1番
- 交響曲第2番(1931)
- 交響曲第3番
弦楽四重奏曲
[編集]- 弦楽四重奏曲第1番ニ短調
- 弦楽四重奏曲第2番ト長調(1967)
文献
[編集]- Caroline Cepin Benser en David Francis Urrows: Randall Thompson: A Bio-Bibliography, Greenwood Press, 1991. 248 p., ISBN 0313255210
- David Ewen: The World of Twentieth Century Music, Prentice-Hall, 1970.