ゲルトルート・フォン・エスターライヒ=トスカーナ
ゲルトルート Gertrud | |
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ハプスブルク=トスカーナ家 | |
全名 |
一覧参照
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称号 |
オーストリア大公女 ヴァルトブルク=ツァイル=ホーエンエムス伯爵夫人 |
出生 |
1900年11月19日 オーストリア=ハンガリー帝国、ヴァルゼー |
死去 |
1962年12月20日(62歳没) 西ドイツ、ラーフェンスブルク |
配偶者 | ゲオルク・フォン・ヴァルトブルク・ツー・ツァイル・ウント・ホーエンエムス |
子女 |
ゾフィー ヨーゼフ |
父親 | フランツ・ザルヴァトール・フォン・エスターライヒ=トスカーナ |
母親 | マリー・ヴァレリー・フォン・エスターライヒ |
宗教 | キリスト教カトリック教会 |
ゲルトルート・フォン・エスターライヒ=トスカーナ(Gertrud von Österreich-Toskana, 1900年11月19日 - 1962年12月20日)は、オーストリア帝室の分家ハプスブルク=トスカーナ家出身の大公女(Erzherzogin)。オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の外孫。
生涯
[編集]ハプスブルク=トスカーナ家のフランツ・ザルヴァトール大公と、その妻で皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の末娘マリー・ヴァレリー大公女の間の第6子、三女として生まれた。洗礼の代母は母方の伯母にあたるバイエルン王子妃ギーゼラが務めた[1]。1911年12月に妹マリーと一緒に初聖体を受けた[2]。また、他の兄弟姉妹とともに教育学者・発達心理学者エルザ・ケーラーを養育係として育った。
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3歳のゲルトルートの肖像、アロイス・ショルンベック画
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仮装したゲルトルート(左)と次姉ヘートヴィヒ、1908年
1930年、ゲルトルートはフランツ・シュニューラー(Franz Schnürer)による『皇帝フランツ・ヨーゼフ母宛書簡集(„Briefe Kaiser Franz Josef an seine Mutter 1838 – 1872“)』出版のための編纂事業に重要な協力をした[3][4]。
1931年12月29日にバート・イシュルにおいて、ゲオルク・フォン・ヴァルトブルク・ツー・ツァイル・ウント・ホーエンエムス伯爵(1878年 - 1955年)と結婚した。夫はヴァルトブルク=ツァイル=ホーエンエムス伯爵家の当主で、1930年に死去したゲルトルートの長姉エラの寡夫だった。ゲルトルートは姉の産んだ4人の子供の継母となり、夫との間には1男1女をもうけた。結婚後はシュヴァーベン地方に婚家が所有するジルゲンシュタイン城で暮らした。
ゲルトルートが所蔵・保管していた皇帝家の文書や書簡は、エゴン・ツェーザー・コンテ・コルティやリヒャルト・ゼクサウらの歴史家の研究に提供され、その高い史料的価値を評価された[5][6][7][8]。彼女の所有する文書の中には母マリー・ヴァレリー大公女の日記[9]、フランツ・ヨーゼフ帝の末娘マリー・ヴァレリー宛ての書簡[10]が含まれていた。
子女
[編集]- ゾフィー(1932年 - ) - ヴェッセル・フォン・ロエ男爵[注釈 1]と結婚
- ヨーゼフ(1934年 - ) - マリア・ベネディクタ・フォン・レトヴィッツと結婚
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ トスカーナ大公家と同様にハプスブルク家の分家であるテシェン公爵家出身のザルム=ザルム侯世子妃マリア・クリスティーナの孫(マリア・クリスティーナの長女イザベレの次男)
出典
[編集]- ^ Zeitung Das Vaterland vom 23. November 1900
- ^ Martha Schad:Kaiserin Elisabeth und ihre Töchter. Piper Verlag, 1999. Seite 145.
- ^ Martha Schad:“Kaiserin Elisabeth und ihre Töchter. Piper Verlag, 1999. Seite 151.
- ^ Franz Schnürer: Briefe Kaiser Franz Joseph I. an seine Mutter 1838-1872. München: Kösel & Pustet. 1930
- ^ Egon Caesar Corti (Conte): Elisabeth, die seltsame Frau: nach dem schriftlichen Nachlass der Kaiserin ... - Seite vii (1953)
- ^ Egon Caesar Corti, Hans Hugo Sokol - 1960 - 510 Seiten Kaiser Franz Joseph Erwähnung des Archivs:Archiv der Gräfin Gertrud von Waldburg- Zeil, geborener Erzherzogin von Österreich, Schloss Syrgenstein - Seite xi
- ^ Egon Caesar Corti, Hans Hugo Sokol: Der alte Kaiser, Franz Joseph I. 1955- Seite vi
- ^ Richard Sexau: Fürst und Arzt, Dr. med. Herzog Carl Theodor in Bayern: Schicksal zwischen Wittelsbach und Habsburg. Styria Verlag, Graz 1963- Seite xii
- ^ Der alte Kaiser, Franz Joseph I., vom Berliner Kongress bis zu seinem Tode von Egon Caesar Corti (Conte), Hans Hugo Sokol. Seite 29
- ^ Briefe Kaiser Franz Josephs I. an seine Mutter, 1838-1872 Von Franz Joseph I (Emperor of Austria),Sophie (consort of Franz Karl, archduke of Austria),Franz Schnürer
参考文献
[編集]- Marie Valerie: Das Tagebuch der Lieblingstochter von Kaiserin Elisabeth 1878-1899. Verlag: Piper; Auflage: 4 (November 2008) Hrsg. Martha Schad und Horst Schad ISBN 978-3-49224-364-3
- Martha Schad: Kaiserin Elisabeth und ihre Töchter (Taschenbuch) Verlag: Piper; Auflage: 10., Aufl. (April 2006) ISBN 978-3-49222-857-2
- Das Familienalbum von Kaiser Franz Joseph und Elisabeth Von Gabriele Praschl-Bichler (Seite 127)
- Norbert Nemec: Erzherzoginnen in Österreich:Position und Wirkungsbereich von 1848-1945 - Seite 212
- Gertrud, in: Brigitte Hamann: Die Habsburger - ein biografisches Lexikon, Verlag Piper, Wien 1988 ISBN 3-492-03163-3, S. 157