コニー・360ワイド
コニー・360ワイド AF11型 | |
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概要 | |
販売期間 | 1965年5月 - 1971年1月 |
ボディ | |
乗車定員 | 2/4名 |
ボディタイプ |
2ドアトラック/パネルバン 3ドアライトバン |
駆動方式 | アンダーフロア(ミッドシップ)エンジン・リアドライブ |
パワートレイン | |
エンジン | 強制空冷4サイクル水平対向2気筒 |
変速機 | 3速MTコラムシフト[注釈 1] |
前 |
前:独立 ウィッシュボーン 縦置トーションバー 後:固定 半楕円リーフ |
後 |
前:独立 ウィッシュボーン 縦置トーションバー 後:固定 半楕円リーフ |
車両寸法 | |
全長 | 2,990 mm |
全幅 | 1,295 mm |
全高 | 1,565 mm |
その他 | |
最大積載量 | 350 kg |
同車台 | コニー・360(AF7型) |
360ワイド(360 Wide )とは、日産自動車系列の自動車部品メーカー・愛知機械工業が、1965年5月から1971年1月まで販売していたキャブオーバー型の軽商用車(ライトバンおよびピックアップトラック)である。形式名はAF11型。愛知機械工業が最後に発売した新型車であった。
概要
[編集]1964年秋の第11回東京モーターショーに試作車としてトラックを出品し、翌1965年5月に発売した。アンダーフロアエンジンのコニー・360(AF7型)のシャシにキャブオーバー型の車体を架装し、スバル・サンバーやダイハツ・ハイゼットキャブなどに対抗しようとした製品である。「ワイド」の名は、当時のこれらキャブオーバー型軽トラック中、最も荷台が広かったことから名づけられた。翌1966年6月にパネルバンのAF11PVが、二年後の1967年4月に「ワイドバン」(AF11V)が追加された。ワイドバン」は車体左側に片開きのリアドアを持っていたが、右側はスペアタイヤ収納スペースで、テールゲート(バックドア)を含めて4ドアバンと称していた。
機構的にはボンネット型のAF7とほぼ共通で、ギアボックスの4段フルシンクロ化なども同時に行われた。AF7型が一足先に生産中止となった1970年にはマイナーチェンジを受けて外観を変更し、既に1969年2月以来、「日産コニー○○」に社名変更していた販売店で、サニートラックやキャブスターと併売されたが、同年10月に最後の23台を生産し、翌年1月までに販売終了。愛知機械工業は自社ブランドの自動車生産から撤退し、販売店は再度「日産チェリー○○」に改組され、日産初の前輪駆動車、チェリーの販売を行った。
AF11型の生産台数は100,886台で、米国統治下の沖縄をはじめ、フィリピン、台湾さらにはアメリカにも少数ながら輸出され、配達用や構内作業車として用いられた。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1967年は副変速機付き。1968年以降は4速フルシンクロMT