コハク酸ナトリウム
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コハク酸一ナトリウム Monosodium succinate[1] | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 2922-54-5 |
特性 | |
化学式 | C4H5NaO4 |
モル質量 | 140.07 g mol−1 |
外観 | 白色の結晶または粉末 |
危険性 | |
半数致死量 LD50 | >8000mg/kg(ラット経口) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
コハク酸二ナトリウム Disodium succinate[2] | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 6106-21-4 |
特性 | |
化学式 | C4H4Na2O4 |
モル質量 | 162.05 g mol−1 |
外観 | 白色の結晶または結晶性粉末 |
匂い | 無臭 |
融点 |
120℃で結晶水を放出して分解 |
水への溶解度 | 35g/100cc(25℃)[3] |
溶解度 | エタノール、ジエチルエーテルに難溶 |
危険性 | |
半数致死量 LD50 | >2000mg/kg(六水和物、ラット経口)[4] |
関連する物質 | |
関連物質 | クエン酸ナトリウム 5'-リボヌクレオチド二ナトリウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
コハク酸ナトリウム(コハクさんナトリウム、英: Sodium succinate)は、コハク酸のナトリウム塩である。コハク酸はジカルボン酸であり、コハク酸一ナトリウム(英: Monosodium succinate)とコハク酸二ナトリウム(英: Disodium succinate)が存在する。いずれも白色の結晶または粉末で、コハク酸二ナトリウムは六水和物で安定する[4]。
用途
[編集]コハク酸二ナトリウムは貝類のうま味を呈し、シーフード風味のインスタントラーメンや漬物、ソーセージ、醤油、合成酢などの調味料として、グルタミン酸ナトリウムと併用される[3]。pH調整剤や酸味料[5]、平板培養試薬の原料[4]としての用途もある。日本における年間生産量は約3000トンである[4]。日本では食品添加物として広く使われているが、アメリカ合衆国ではコハク酸二ナトリウム、EUではコハク酸一ナトリウムが、使用許可の要望がなく、2000年時点で未承認である[6]。
脚注
[編集]- ^ Monosodium Succinate(東京化成工業)
- ^ 安全データシート (PDF) (昭和化学)
- ^ a b コハク酸二ナトリウム(SS50®)(日本触媒)
- ^ a b c d 初期評価プロファイル (PDF) (日本化学物質安全・情報センター)
- ^ コハク酸二ナトリウム(扶桑化学工業)
- ^ 衆議院議員長妻昭君提出:食品添加物に関する質問に対する答弁書