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コパノフウジン

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
コパノフウジン
2009年2月8日 京都競馬場
欧字表記 Copano Fujin
品種 サラブレッド
性別 牡
毛色 栗毛
生誕 2002年2月13日
死没 2014年2月5日（12歳没）
登録日 2004年5月6日
抹消日 2009年4月9日
父 ヘネシー
母 ウェディングベリー
母の父 スキャン
生国 日本の旗 日本（北海道門別町）
生産者 ヤナガワ牧場[1]
馬主 小林祥晃
調教師 宮徹（栗東）[2][3][1]
競走成績
生涯成績 42戦4勝[2]
獲得賞金 1億7681万2000円
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コパノフウジンは日本の競走馬。中央競馬の短距離競走で芝・ダートを問わず走り、重賞競走で4回2着となるなどの実績を挙げ、引退後には種牡馬となった。

馬主の小林祥晃はDr.コパの名で活動する風水師で、本馬の名前の由来は、冠名の「コパノ」に風神[4]をカタカナ表記にした「フウジン」を組み合わせたものである。ちなみに同じ2002年生まれには、コパノスイジン（水神、35戦4勝）という名前の馬もいた。

戦歴

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競走馬時代

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競走馬デビューは2歳時の2004年7月[1]、阪神競馬場の芝1200メートル戦で2着[5][6]。翌週、連闘でダートの未勝利戦に出走し初勝利を挙げた[5]。12月には朝日杯フューチュリティステークスに格上挑戦したが12着だった[7]。

3歳時の2005年、1月に出走した飛梅賞で2着に6馬身差をつけて勝利[7][8][1]しオープン馬となる。次に出走したバイオレットステークスでは単勝オッズ1.7倍の1番人気に支持されたが、2着だった[9]。その後は芝のレースを走り、クリスタルカップで10番人気ながら2着[10][1]、マーガレットステークスでも2着となる[11]。NHKマイルカップでは11着[12]、ファルコンステークスでは3番人気だったが16着に終わった。休養中に1600万円以下クラスに降級したが、12月に市川ステークスを勝ち[13]再度オープン馬となって3歳を終えた。

2006年、古馬となってからは重賞を中心に走り、1月から3月にかけてガーネットステークスで優勝馬と同タイム[1]の3着[14][1]、シルクロードステークスで4着[15]、オーシャンステークスで2着[16][1]と好走し、高松宮記念に出走したが15着に終わる[17]。10月には福島民友カップでひさびさに勝利を挙げ[3]、次に出走した京阪杯で2着となる[18][1][19]。12月、中京競馬場で行われた尾張ステークスでは3歳時のバイオレットステークス以来の1番人気に支持されながら15着に終わった[20]が、騎手を務めた鮫島良太によれば、左回りコースにおけるコーナリングに問題があったという[20]。

5歳時（2007年）は不振を極め、7戦して8着が最高順位で、5回が二桁着順という結果に終わる。6歳時（2008年）2戦目のシルクロードステークスにて11番人気[21]で2着となった[21][1]がその後はふたたび低迷し、7歳時（2009年）4月のコーラルステークスで[19]16着に敗れた[2]のを最後に[19][2]、4月9日付で日本中央競馬会 (JRA) の競走馬登録を抹消され、引退した。

引退後

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2009年春から日本で最初のヘネシー後継種牡馬[19]となり、レックススタッドで供用された[2][1][19]。小林の自家用種牡馬との位置付け[4]であるが、20万円の種付料が設定され[19]、他の生産者の繁殖牝馬にも種付けが行われた。4年間で24頭に種付けした[22]。2013年の種付けシーズン後、へいはた牧場へ移動。

2014年2月5日に急性心不全で世を去った[23]。12歳没。

血統登録された14頭の産駒の中から、3頭の地方重賞勝ち馬を出している。

主な産駒

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年度別競走成績

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  • 2004年（2歳）4戦1勝[1]
  • 2005年（3歳）9戦2勝
    • 2着 クリスタルカップ (GIII)
  • 2006年（4歳）9戦1勝
    • 1着 福島民友カップ（オープン特別）
    • 2着 オーシャンステークス (GIII)、京阪杯 (GIII)
    • 3着 ガーネットステークス (GIII)
  • 2007年（5歳）7戦0勝
  • 2008年（6歳）10戦0勝
    • 2着 シルクロードステークス (GIII)
  • 2009年（7歳）3戦0勝

血統表

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コパノフウジンの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 ストームバード系（ストームキャット系）
 [§ 2]
父

*ヘネシー
Hennessy
1993 栗毛
父の父
Storm Cat
1983 黒鹿毛 		Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
父の母
Island Kitty
1976 栗毛 		Hawaii Utrillo
Ethane
T C Kitten Tom Cat
Needlebug
母

ウェディングベリー
1993 栗毛 		*スキャン
Scan
1988 鹿毛 		Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Video Nijinsky II
Foreseer
母の母
*アルガリー
Alghalih
1985 栗毛 		Blushing Groom Red God
Runaway Bride
*シンティレート
Scintillate 		Sparkler
Set Free
母系(F-No.) 6号族(FN:6-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4×5=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ コパノフウジン 5代血統表2017年9月12日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com コパノフウジン 5代血統表2017年9月12日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ コパノフウジン 5代血統表2017年9月12日閲覧。
  4. ^ netkeiba.com コパノフウジン 5代血統表2017年9月12日閲覧。

血統背景

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l “馬産地ニュース「コパノフウジンがレックスSに種牡馬入り」”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会 (2009年4月25日). 2012年8月5日閲覧。
  2. ^ a b c d e f “コパノフウジンが種牡馬に”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2009年4月24日). 2012年8月5日閲覧。
  3. ^ a b “【福島民友C】（福島）〜先行抜け出しでコパノフウジン”. 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2006年10月22日). 2012年8月5日閲覧。
  4. ^ a b 小林祥晃 (2009年4月24日). “コパ家とゆかいな愛馬たち”. 2009年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月5日閲覧。
  5. ^ a b “コパノフウジン、連闘で初勝利”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2004年7月11日). 2012年8月5日閲覧。
  6. ^ “【新馬戦】（阪神5R）〜エイシンホリデイ直線抜け出しデビュー勝ち”. 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2004年7月4日). 2012年8月5日閲覧。
  7. ^ a b “飛梅賞、コパノフウジン圧勝”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2005年1月8日). 2012年8月5日閲覧。
  8. ^ “【飛梅賞】（京都）〜早め先頭の強い競馬でコパノフウジンが圧勝”. 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2005年1月8日). 2012年8月5日閲覧。
  9. ^ “バイオレットS、ドンクール3連勝”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2005年1月30日). 2012年8月5日閲覧。
  10. ^ “クリスタルC、ディープサマー逃げ切る”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2005年3月13日). 2012年8月5日閲覧。
  11. ^ “マーガレットS、アイルラヴァゲイン快勝”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2005年4月3日). 2012年8月5日閲覧。
  12. ^ “過去GI成績 第10回 NHKマイルC”. 日本中央競馬会 (2005年). 2012年8月5日閲覧。
  13. ^ “【市川S】（中山）〜コパノフウジンが混戦制す”. 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2005年12月18日). 2012年8月5日閲覧。
  14. ^ “ガーネットS、7歳馬リミットレスビッド初重賞”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2006年1月8日). 2012年8月5日閲覧。
  15. ^ “【シルクロードS(GIII)】（京都）〜タマモホットプレイ 差し切り勝ち”. 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2006年2月5日). 2012年8月5日閲覧。
  16. ^ “オーシャンS、船橋のネイティヴハートが大波乱演出”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2006年3月4日). 2012年8月5日閲覧。
  17. ^ “過去GI成績 第36回 高松宮記念”. 日本中央競馬会 (2006年). 2012年8月5日閲覧。
  18. ^ “京阪杯、アンバージャックが4連勝で重賞初制覇”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2006年11月25日). 2012年8月5日閲覧。
  19. ^ a b c d e f “トピックス「コパノフウジンがレックススタッドで種牡馬入り」”. ケイバブック (2009年4月23日). 2012年8月5日閲覧。
  20. ^ a b “【尾張S】（中京）〜末脚爆発 スピニングノアール”. 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2006年12月24日). 2012年8月5日閲覧。
  21. ^ a b “シルクロードS、ファイングレインが重賞初V”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2008年2月10日). 2012年8月5日閲覧。
  22. ^ “馬情報検索 コパノフウジン 種牡馬情報：世代・年次別（サラ系総合）”. JBIS-Search. 日本軽種馬協会. 2012年8月5日閲覧。
  23. ^ コパノフウジン心臓発作で急死
  24. ^ “キモンクラブ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2022年7月12日閲覧。

外部リンク

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