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コンドコマンド

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
コンドコマンド
欧字表記 Condo Commando[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牝[1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 2012年3月3日（12歳）[1]
父 Tiz Wonderful[1]
母 Yearly Report[1]
母の父 General Meeting[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
生産者 Spendthrift Farm, LLC[1][2]
馬主 Michael Dubb, Bethlehem Stables
& The Elkstone Group[2]
調教師 Rudy R. Rodriguez（アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国）[2]
競走成績
生涯成績 8戦5勝[1]
獲得賞金 $758,600[3]
勝ち鞍
GI スピナウェイステークス 2014年
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コンドコマンド（英：Condo Commando[1]）は、アメリカ合衆国生産の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2014年のスピナウェイステークス(GI)。

競走馬時代

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2012年3月3日に誕生。翌2013年9月のキーンランド・イヤリングセールに上場され、キム・バレリオ(Kim Valerio)とマイク・ダブ(Mike Dubb)によって72,000ドルで落札された[4]。

2014年8月にサラトガ競馬場でのデビュー戦を2着に12馬身差で大差勝ちすると、2戦目のスピナウェイステークスでは不良馬場の中、出遅れながらも3コーナー手前で早くも先頭に立つと、あとは後続を引き離す一方で、2着に13馬身半差をつける圧勝劇を演じた[5][4]。

G1連勝を狙ったフリゼットステークスでは圧倒的1番人気に支持されたが、4着に敗退。その後は西海岸で行われるブリーダーズカップ・ジュヴェナイルには向かわず[6]、G2デモワゼルステークスを11馬身半差で圧勝し、2歳シーズンを終えた[7]。

2015年はリステッド競走、G2ガゼルステークスを連勝し、ケンタッキーオークスに出走したが9着と惨敗。続くエイコーンステークスも9着に終わり、同レースを最後に現役を引退した。通算成績は8戦5勝。全5勝で2着馬に付けた着差の合計は約44馬身に及ぶ[3]。

競走成績

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以下の内容は、Racing Post[2]およびEquibase[3]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 格 距離 着順 騎手 着差 1着（2着）馬
2014.08.03 サラトガ 未勝利 ダ5.5f 1着 J.ブラボー 12馬身 （Fusaichi Red）
0000.08.31 サラトガ スピナウェイステークス G1 ダ7f 1着 J.ブラボー 13馬身1/2 （By The Moon）
0000.10.04 ベルモントパーク フリゼットステークス G1 ダ8f 4着 J.ロサリオ 11馬身1/2 By The Moon
0000.11.29 アケダクト デモワゼルステークス G2 ダ9f 1着 J.ロサリオ 11馬身1/2 (Calamity Kate)
2015.02.21 アケダクト ブッシャーステークス L ダ8.5f 1着 J.アルバラード 4馬身3/4 （Paulassilverlining）
0000.04.04 アケダクト ガゼルステークス G2 ダ9f 1着 J.ロサリオ 2馬身1/2 （Puca）
0000.05.01 チャーチルダウンズ ケンタッキーオークス G1 ダ9f 9着 J.ロサリオ 7馬身1/2 Lovely Maria
0000.06.06 ベルモントパーク エイコーンステークス G1 ダ8f 9着 J.ロサリオ 19馬身 Curalina

繁殖牝馬時代

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2015年11月1日に行われたファシグティプトン11月セール(Fasig-Tipton November Sale)において、ノーザンファーム代表の吉田勝己によって150万ドル（当時のレートで約1億8000万円[注 1]）で落札され[8]、日本に輸入された。

2017年1月23日、初仔となるディープインパクト産駒の牡馬（後のアルジャンナ）が誕生し、同年のセレクトセールでKTレーシングによって1億7000万円で落札された[9]。

繁殖成績

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  • 現役馬の成績は2024年2月18日時点
馬名 生年 性 毛色 父 厩舎 馬主 戦績 備考 出典
1 アルジャンナ 2017 牡
→騸		 鹿毛 ディープインパクト 栗東・池江泰寿
→栗東・奥村豊		 吉田勝己[注 2]
→黒川暁子		 17戦1勝 （抹消・死亡） [11]
2 トレデマンド 2018 牝 鹿毛 栗東・松永幹夫 （有）サンデーレーシング 19戦2勝 （引退） [12]
3 コマンドライン 2019 牡
→騸		 青鹿毛 美浦・国枝栄
→美浦・武井亮		 8戦2勝
・サウジアラビアRC（GIII）		 （引退） [13]
4 エルダーサイン 2020 牝 黒鹿毛 ハーツクライ 美浦・国枝栄
→美浦・新開幸一 		6戦0勝 （引退） [14]
5 ユアシンフォニー 2021 牝 鹿毛 ロードカナロア （デビュー前） [15]
6 ストンプ 2022 牝 鹿毛 ドゥラメンテ 栗東・清水久詞 エムズレーシング 1戦0勝 （現役） [16]
7 ヒシナスキロ 2023 牝 黒鹿毛 コントレイル 美浦・堀宣行 阿部雅英 （デビュー前） [17]
  • 2024年9月28日現在

血統表

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コンドコマンドの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 インテンショナリー系
 [§ 2]
父

Tiz Wonderful
2004 鹿毛
父の父
Tiznow
1997 鹿毛 		Cee's Tizzy Relaunch
*テイズリー
Cee's Song Seattle Song
Lonely Dancer
父の母
Evil
1998 栗毛 		*ヘネシー Storm Cat
Island Kitty
Lit'l Rose Mr. Prospector
Girlfriend
母

Yearly Report
2001 鹿毛 		General Meeting
1988 鹿毛 		Seattle Slew Bold Reasoning
My Charmer
Alydar's Promise Alydar
Summertime Promise
母の母
Fiscal Year
1995 黒鹿毛 		Half a Year Riverman
Six Months Long
Fiscal Gold Slew o' Gold
Fiscal Fun
母系(F-No.) (FN:22-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Seattle Slew5×3×5＝18.75%、Raise a Native5×5＝6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [18]
  2. ^ [19]
  3. ^ [18][19]
  4. ^ [18][19]
  • 父ティズワンダフルは5戦3勝。米G2ケンタッキージョッキークラブステークスなど重賞2勝[20]。
  • 母イヤリーレポートは10戦6勝。米G2サンタイネスステークスなど重賞3勝[21]。

脚注

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注釈

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  1. ^ 当時の為替相場は三菱UFJリサーチ&コンサルティングのホームページを参照。
  2. ^ デビュー前にKTレーシングから吉田勝己へ所有権が譲渡された[10]。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l “コンドコマンド(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月2日閲覧。
  2. ^ a b c d “Condo Commando”. Racing post. 2019年9月7日閲覧。
  3. ^ a b c “Horse Profile for Condo Commando”. Equibase. 2019年9月7日閲覧。
  4. ^ a b Jack Shinar (2014年8月31日). “Condo Commando 'Splash-tastic' in Spinaway”. Bloodhorse. 2019年9月7日閲覧。
  5. ^ 河合力 (2019年7月28日). “「走り出すとどこまでもいく」アメリカの名牝の初子、アルジャンナ”. Sportiva. 2019年9月7日閲覧。
  6. ^ “Juvenile Fillies: By the Moon Springs Upset in Muddy Frizette”. Paulick Report (2014年10月4日). 2019年9月7日閲覧。
  7. ^ “Condo Commando Dominates Demoiselle”. Paulick Report (2014年11月29日). 2019年9月7日閲覧。
  8. ^ “‘Commando’ Headed For Japan”. Thoroughbred Daily News (2015年11月1日). 2019年9月7日閲覧。
  9. ^ “コンドコマンドの2017が1億7000万円で落札！/セレクトセール2017速報”. netkeiba.com (2017年7月11日). 2019年9月7日閲覧。
  10. ^ “JRA高額馬主「撤退か」あの良血馬の所有名が突如変更”. Business Journal. 2019年9月7日閲覧。
  11. ^ “アルジャンナ”. JBISサーチ. 2022年10月18日閲覧。
  12. ^ “トレデマンド”. JBISサーチ. 2022年10月16日閲覧。
  13. ^ “コマンドライン”. JBISサーチ. 2022年10月18日閲覧。
  14. ^ “エルダーサイン”. JBISサーチ. 2022年10月18日閲覧。
  15. ^ “＿＿＿＿＿＿＿＿＿”. JBISサーチ. 2021年9月14日閲覧。
  16. ^ “ストンプ｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2024年9月29日閲覧。
  17. ^ “ヒシナスキロ｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2024年9月29日閲覧。
  18. ^ a b c “コンドコマンド(USA) 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月2日閲覧。
  19. ^ a b c “コントコマンドの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月2日閲覧。
  20. ^ “Tiz Wonderful(USA)”. JBIS-Seartch. 2019年9月7日閲覧。
  21. ^ “Yearly Report(USA)”. JBIS-Search. 2019年9月7日閲覧。

外部リンク

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