ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー (アルバム)
『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』 | ||||
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スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1965年 ヒッツヴィルUSA | |||
ジャンル | ソウル | |||
時間 | ||||
レーベル | タムラ TS 267 | |||
プロデュース |
スモーキー・ロビンソン フランク・ウィルソン ウィリアム・ミッキー・スティーヴンソン | |||
スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ アルバム 年表 | ||||
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『Going to a Go-Go』収録のシングル | ||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [2] |
『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』(Going to a Go-Go) は、ザ・ミラクルズの1965年のアルバムで、グループ名が「スモーキー・ロビンソンとザ・ミラクルズ (Smokey Robinson and the Miracles)」[3]とクレジットされた最初のアルバム。本作には、「ウー・ベイビー・ベイビー」、「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」、「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」、「マイ・ガール・ハズ・ゴーン」と、トップ20入りしたヒット曲4曲が収録されている。このアルバムは、ザ・ミラクルズのリード・シンガーであるスモーキー・ロビンソンが、フランク・ウィルソン、ウィリアム・ミッキー・スティーヴンソンとともにプロデュースした。
ザ・ミラクルズのリード・シンガーであったスモーキー・ロビンソンがおもにプロデュースしたアルバムである『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』には、グループのメンバーであったロビンソン、ロナルド・ホワイト、ボビー・ロジャース、ピート・ムーア、マーヴ・タープリンが共作した楽曲がフィーチャーされている。
『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』は、ザ・ミラクルズにとって、アルバム・チャート Billboard 200 のトップ10に入った唯一のスタジオLPであり、40週チャートにとどまり、最高8位まで上昇した。また、『ビルボード』誌のR&Bアルバム・チャートでは首位に達した。ザ・ミラクルズのアルバム『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』は、ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選において271位に入り[4]、2012年の改訂版では273位、2020年の改訂版では412位となった[5][6]。
『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』は、ザ・ミラクルズのアルバム『アウェイ・ウィ・ア・ゴーゴー (Away We a Go-Go)』とカップリングで、2002年にリイシューCDが出た。
曲づくり
[編集]ロビンソンは、モータウンのソングライターであったハル・デイヴィスとフランク・ウィルソンが書いた「気まぐれベイビー (My Baby Changes Like the Weather)」を除いて、すべての楽曲を単独または共作で書いた。ロビンソンがおもに共作したパートナーは、幼なじみで、一緒にザ・ミラクルズを立ち上げたウォレン・"ピート"・ムーアで、アルバムに収録された12曲のうち7曲が共作されている。その他、共作者に名を連ねたのは、ザ・ミラクルズのメンバーであるボビー・ロジャース、ロナルド・ホワイト、マーヴ・タープリンに加え、1曲に関わったモータウンのソングライターでプロデューサーのウィリアム・ミッキー・スティーヴンソンであった。ザ・ミラクルズのリードギタリストであるマーヴ・タープリンは「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」冒頭の印象的なコード展開や[7]、「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」や「マイ・ガール・ハズ・ゴーン」のギター・リフを生み出した[8]。
リリース
[編集]『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』は、1965年11月1日にリリースされ[1]、アルバム・チャートである Billboard 200 で8位、『ビルボード』誌のR&Bアルバム・チャートでは首位に立った。本作は、ザ・ミラクルズのスタジオLPとしては、唯一トップ10入りした作品である(同じくトップ10入りしたザ・ミラクルズのアルバム『Greatest Hits Vol. 2 』はスタジオLPではなくコンピレーションであった)。
このアルバムからシングル化された「ウー・ベイビー・ベイビー」、「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」、「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」、「マイ・ガール・ハズ・ゴーン」は、いずれもトップ20入りを果たした。「チュージー・ベガー」は『ビルボード』誌のR&Bシングル・チャートでは35位まで浮上した。「フォーク・イン・ザ・ロード」は、全国各地で局地的に強く支持されたヒットとなり、ザ・ミラクルズのライブ・ショーでしばしば取り上げられることになった。
『ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー』は、ザ・ミラクルズのアルバム『アウェイ・ウィ・ア・ゴーゴー (Away We a Go-Go)』とカップリングで、2002年にリイシューCDが出た。
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ / The Tracks of My Tears」 | |
2. | 「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー / Going to a Go-Go」 | |
3. | 「ウー・ベイビー・ベイビー / Ooo Baby Baby」 | |
4. | 「マイ・ガール・ハズ・ゴーン / My Girl Has Gone」 | |
5. | 「愛がほしいなら / In Case You Need Love」 | |
6. | 「チュージー・ベガー / Choosey Beggar」 | |
合計時間: |
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「シンス・ユー・ウォン・マイ・ハート /Since You Won My Heart」 | |
2. | 「フロム・ヘッド・トゥ・トウ / From Head to Toe」 | |
3. | 「オール・ザッツ・グッド / All That's Good」 | |
4. | 「気まぐれベイビー / My Baby Changes Like the Weather」 | |
5. | 「レット・ミー・ハブ・サム / Let Me Have Some」 | |
6. | 「フォーク・イン・ザ・ロード / A Fork in the Road」 | |
合計時間: |
パーソネル
[編集]- スモーキー・ロビンソン - リード・ボーカル
- ロニー・ホワイト - バックグラウンド・ボーカル
- ボビー・ロジャース - バックグラウンド・ボーカル
- ウォレン・"ピート"・ムーア - バックグラウンド・ボーカル
- クローデッタ・ロビンソン - バックグラウンド・ボーカル
- マーヴ・タープリン - ギター
- ファンク・ブラザース、デトロイト交響楽団 - 楽器演奏
プロデューサー
[編集]- スモーキー・ロビンソン - プロデューサー、エグゼキュティブ・プロデューサー
- フランク・ウィルソン - プロデューサー
- ウィリアム・ミッキー・スティーヴンソン - プロデューサー
- ピート・ムーア - ボーカル・アレンジ
脚注
[編集]- ^ a b “Going To A Go-Go”. Don't Forget the Motor City. Ritchie Hardin (2018年). 19 December 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。23 September 2019閲覧。
- ^ Allmusic review
- ^ 日本盤の表記では「スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ」:Smokey Robinson And The Miracles – Going To A Go-Go - Discogs
- ^ “News”. Rolling Stone. March 13, 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月5日閲覧。
- ^ “500 Greatest Albums of All Time Rolling Stone’s definitive list of the 500 greatest albums of all time”. Rolling Stone (2012年). September 10, 2019閲覧。
- ^ “The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2020年11月11日閲覧。
- ^ Richard Williams (3 October 2011). “Marv Tarplin obituary | Music | The Guardian”. The Guardian (London: GMG). ISSN 0261-3077. OCLC 60623878 11 May 2013閲覧。
- ^ DVD: Smokey Robinson & The Miracles: The Definitive Performances
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Going to a Go-Go (Adobe Flash) at Spotify (streamed copy where licensed)