ゴールドラッシュ (映画)
ゴールドラッシュ | |
---|---|
監督 | 和泉聖治 |
脚本 |
坂田義和 水谷俊之 和泉聖治 |
原作 | 森永博志『原宿ゴールドラッシュ』 |
出演者 |
大友康平 南野陽子 布施博 相田翔子 ジョニー大倉 |
撮影 | 東原三郎 |
編集 | 福田憲二 |
配給 | 東映 |
公開 | 1990年12月12日 |
上映時間 | 95分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『ゴールドラッシュ』は、1990年12月12日に公開された日本映画。大友康平の映画初主演作品である[1]。ワニブックス・ケイマネージメントオフィス制作、東映配給。A面『きんぴら』と併映された1991年の東映正月映画[1][2]。
原作は森永博志1985年のノンフィクション『原宿ゴールドラッシュ』[2][3][注 1]。キャットストリートの渋谷側入口に立つピンクドラゴン」の経営者で[4][5]、1970年代の原宿ストリートカルチャーの開祖と言われた「山崎眞行」をフィーチャーしたものである[6]。
一攫千金を夢見て250万円を持って北海道から上京した青年が[2]、「ピンクドラゴン」を経営して1974年から1985年までで25億円を稼いだ[2]原宿を舞台とした青春サクセスストーリー[2]。
キャスト
[編集]- 村木純一:大友康平
- 佐野川真美:南野陽子
- 大沢秀夫:布施博
- 清水早苗:相田翔子
- 竹田:ジョニー大倉
- 松宮:蓑輪単志
- 加藤弘子:かがわゆきえ
- タニ:小沢仁志
- 村木の父:織本順吉
- 村木の母:水野久美
- 佐々木:倉崎青児
- 恭子:森松久恵
- 岡本:新井康弘
- 銀行員上岡:佐野史郎
- 小沢一義、木俣堯喬、町田政則、二家本辰巳、泉福之助、入江まゆ子 ほか
スタッフ
[編集]- 監督:和泉聖治
- 脚本:坂田義和、水谷俊之、和泉聖治
- OP:HOUND DOG「俺はラッキースター」
- ED:HOUND DOG「素直になれなくて~Remenber you~」
- キーボードアレンジ:重久義明
- 音楽協力:ケントス
- 音楽提供:CBSソニー
- 原作:森永博志「原宿ゴールドラッシュ」
- 企画協力:山崎眞行、福田信、柏舘真一
- 撮影:東原三郎
- 美術:桑名忠之、山崎秀満
- 録音:渡辺典夫
- 照明:山口利雄
- 編集:福田憲二
- 助監督:原田昌樹、佐々部清、久田昌、中島雄一
- サウンドスーパーバイザー:太田克己
- 技斗:二家本辰巳
- 撮影協力:上砂川町、三井石炭鉱業砂川事業所
- マレーシアロケ協力:マレーシア航空、駐日マレーシア大使館、マレーシア観光開発公社、National Film Development Corporation Malaysia
- 現像:東映化学
- 企画:横内正昭
- 製作総指揮:櫻井五郎
- プロデューサー:森光正、菊池淳夫
- 製作協力:マザーエンタープライズ、アイエス
- 製作プロダクション:東映東京撮影所
- 製作:ワニブックス、ケイマネジメントオフィス
製作
[編集]黒澤明の息子・黒澤久雄が原作出版の直後に映画化を準備したが、実現に至らず[2]。1990年秋、東映により製作が決定[1]。当初は東映洋画系で公開と発表されたが[2]、洋画系は『BEST GUY』になり、本作は東映本番線で公開された[1]。1990年9月に銀座の東映本社で行われた製作発表会見では、小野田啓東映宣伝部長より「ヤング映画で打って出る正月の東映の看板を背負ってもらう」と紹介された大友康平が「責任は重いけど背負って立ちます」と宣言した[1]。また「芝居など小学校の頃からやったことはなくてどうなることか。(所属)事務所の会長が酒の席でオレの出演を勝手に決めたんだ。『稲村ジェーン』の桑田さんは天才だけどオレは凡才。でも『凡才は忘れた頃にやってくる』がオレの信条』などと話した[1]。また本作にWinkの相田翔子が、併映の『きんぴら』に鈴木早智子が別々に出演したことも話題を呼んだ[1]。前年、東映東京撮影所の所長として正式に東映入りした岡田裕介は「この2本で正月の幕を開ける」とブチ上げた[1]。
1990年9月中旬クランクイン[2]、11月下旬クランクアップ[1]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i 「東映、91年正月映画 ヤングターゲットの2本立」『映画時報』1990年10、11月号、映画時報社、19頁。
- ^ a b c d e f g h 「日本映画ニュース・スコープ 新作紹介」『キネマ旬報』1990年9月下旬号、キネマ旬報社、142頁。
- ^ 上田慎一郎×森永博志 「『原宿ゴールドラッシュ』を読んだ僕が『カメラを止めるな!』を撮るまで」、
- ^ 50sロカビリーブームの始まり。原宿〈PINK DRAGON〉カルチャーの震源地へ Vol.1
- ^ 【16位】ピンクドラゴン(昭和の原宿) 出没!アド街ック天国
- ^ “ゴールドラッシュ”. 日本映画製作者連盟. 2023年1月23日閲覧。