旧渋谷川遊歩道路
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旧渋谷川遊歩道路(きゅうしぶやがわゆうほどうろ)は、東京都渋谷区にある遊歩道である。遊歩道以外の区間を含めて、キャットストリートという愛称・俗称でも知られる。
東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)、暗渠化された渋谷川(穏田川)の上に作られた。ブティックや飲食店など、近隣の表通りよりも小規模な商店が集積しており、「裏原宿」の中心となる通りのひとつとなっている。1996年(平成8年)以降、通りは渋谷区の区道となっている。
キャットストリート
[編集]明治通り (都道305号線)の宮下公園付近の渋谷キャスト前に始まり、神宮前交番の地点で表参道 (都道413号線)を横断、渋谷区障害者福祉センターはぁとぴあ原宿付近まで進む道の愛称[1]。名前の由来には、「猫の額のように狭い通りだから」、「(暗渠特有の)猫が多いから」、「"ブラックキャッツ"という音楽バンドが生まれた土地だから」、などの諸説がある[1]。
キャットストリートは神宮前3丁目から5丁目にかけて整備されている遊歩道であり、これは1967年(昭和42年)3月に暗渠とされた渋谷川(穏田川)の上に作られている[2]。表参道までは神宮前6丁目と、同5丁目および渋谷1丁目の境界となっており、表参道以北は神宮前4丁目および同3丁目を貫通する。
キャットストリートはもともと、神宮前5丁目の明治通りに近い一部の区間を除いては完全な遊歩道であり、自動車の通行は出来なかった[3]。しかしながら防災や建築基準法の観点(遊歩道は道路と看做されておらず、暗渠沿いの建物の建て替えなどが出来なかった)から、1994年(平成6年)10月より車道も設けられた[3]。
脚注
[編集]- ^ a b 通りの名前 渋谷区ウェブサイト、2020年9月24日閲覧
- ^ 神宮前六丁目 『原宿 1995』 コム・プロジェクト 穏田表参道商店会1994年12月25日発行 p54
- ^ a b 神宮前五丁目 『原宿 1995』 コム・プロジェクト 穏田表参道商店会1994年12月25日発行 p56