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サクラエイコウオー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サクラエイコウオー[1]
欧字表記 Sakura Eiko O[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 (1991-06-01) 1991年6月1日
死没 2023年12月30日(32歳没)
登録日 1992年11月11日
抹消日 1997年12月17日
マルゼンスキー[1]
サクラハツユキ[1]
母の父 パーソロン[1]
生国 日本の旗 日本北海道静内町[1]
生産者 谷岡牧場[1]
馬主 さくらコマース[1]
調教師 境勝太郎美浦)→
小島太(美浦)
[1]
競走成績
生涯成績 15戦5勝[1]
獲得賞金 1億5099万3000円[1]
勝ち鞍
GII 弥生賞 1994年
GIII 七夕賞 1996年
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サクラエイコウオーは、日本競走馬。おもな勝ち鞍は弥生賞七夕賞

戦歴

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新馬戦にて最終コーナーを曲がりきれず逸走し競走中止、京王杯3歳ステークスでは最後の直線走路で内ラチに接触し5着。朝日杯3歳ステークスでは前半の1000メートルを57秒6で駆け抜ける暴走ぶりを見せ終いバテて殿負け、年が明け弥生賞ではゲート内で暴れっぱなしだったものの、それぞれ2番人気・1番人気に支持されていたエアチャリオット、ナムラコクオーが繰り広げる2着争いを尻目に、2馬身半差をつける1着となり、重賞初制覇を挙げる。

その気性面の問題ぶりから「能力はあるが、乗りこなしが非常に難しい」と小島太騎手を言わしめ、皐月賞日本ダービーにおいても人気こそ集めるが、その気性が災いし終始折り合いを欠き、勝ち馬から1秒以上離される大敗を喫する。

皐月賞時点で弥生賞を含め4勝を記録する素質の高さを持つが、安定しない気性に加え脚部の弱さから順調にレースを使えず以降も凡走を繰り返す。

1996年7月、七夕賞では逃げて2着に4馬身の差をつけて勝利し2つ目の重賞タイトルを獲得[2]、騎乗した西田雄一郎騎手に初の重賞勝利をプレゼントしたが再び脚部不安を発症、1年以上に及ぶ長期療養の甲斐なく1997年12月にそのまま現役引退となった。

以降は新和牧場功労馬として繋養された。2023年5月30日ナイスネイチャが死亡したことにより、確認が取れる中での存命中のJRA重賞勝ち馬の最高齢となった[3]が、同年12月30日に老衰のため死去。32歳没[4]。サクラエイコウオーの死去に伴い、存命中のJRA重賞勝ち馬の最高齢はフラワーパーク、JRA重賞勝ち馬牡馬最高齢はタイキフォーチュンとなった。

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[5]およびJBISサーチ[6]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
1993.09.11 中山 3歳新馬 芝1200m(良) 13 7 11 001.40(1人) 競走中止 0小島太 53 マイネルウェイヴ 486
0000.10.10 東京 3歳未勝利 芝1400m(良) 5 3 3 001.10(1人) 01着 R1:25.0(34.9) -0.3 0小島太 53 (カズサハリケーン) 484
0000.11.13 東京 京成杯3歳S GII 芝1400m(良) 9 4 4 007.80(3人) 05着 R1:24.0(36.2) -1.1 0小島太 54 ヤマニンアビリティ 478
0000.11.28 東京 赤松賞 500万下 芝1600m(良) 15 7 12 007.00(4人) 01着 R1:36.1(36.4) -0.3 0小島太 54 (タイキパイソン) 478
0000.12.12 中山 朝日杯3歳S GI 芝1600m(良) 14 7 11 014.30(7人) 14着 R1:37.9(40.3) -3.5 0小島太 54 ナリタブライアン 472
1994.01.09 中山 京成杯 GIII 芝1600m(良) 8 3 3 010.90(4人) 03着 R1:34.2(36.2) -0.3 0小島太 55 ビコーペガサス 474
0000.02.05 東京 ヒヤシンスS OP 芝1400m(良) 8 5 5 002.60(2人) 01着 R1:23.1(35.1) -0.4 0小島太 55 (フィールドボンバー) 482
0000.03.06 中山 弥生賞 GII 芝2000m(良) 12 6 8 014.60(4人) 01着 R2:01.3(36.0) -0.4 0小島太 55 (エアチャリオット) 480
0000.04.17 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 5 9 010.40(3人) 08着 R2:00.6(37.7) -1.6 0小島太 57 ナリタブライアン 478
0000.05.29 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 2 3 015.90(3人) 11着 R2:28.2(38.7) -2.5 0小島太 57 ナリタブライアン 478
1995.04.02 中山 ダービー卿CT GIII 芝1200m(稍) 14 1 1 017.10(8人) 12着 R1:12.0(36.9) -2.0 0小島太 56 オギティファニー 500
1996.04.13 中山 卯月S OP 芝1200m(良) 8 5 5 014.90(6人) 02着 R1:08.6(35.1) -0.1 0横山典弘 57 ホクトフィーバス 512
0000.05.11 東京 京王杯SC GII 芝1400m(良) 15 8 14 013.50(7人) 11着 R1:22.2(35.6) -1.1 0東信二 58 ハートレイク 506
0000.06.01 東京 エプソムC GIII 芝1800m(良) 14 5 7 016.40(7人) 12着 R1:47.3(37.0) -1.6 0東信二 57 マーベラスサンデー 506
0000.07.06 中山 七夕賞 GIII 芝2000m(良) 17 8 17 013.70(5人) 01着 R1:59.0(34.8) -0.7 0西田雄一郎 55 (エスプレッソトニー) 498

血統表

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サクラエイコウオー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ニジンスキー系

マルゼンスキー
1974 鹿毛
父の父
Nijinsky II
1967 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Flaming Page Bull Page
Flaring Top
父の母
*シル
Shill
1970 鹿毛
Buckpasser Tom Fool
Busanda
Quill Princequillo
Quick Touch

サクラハツユキ
1980 鹿毛
*パーソロン
Partholon
1960 鹿毛
Milesian My Babu
Oatflake
Paleo Pharis
Calonice
母の母
サクラジョオー
1970 鹿毛
Alcide Alycidon
Chenille
*スワンズウッドグローヴ Grey Sovereign
Fakhry
母系(F-No.) スワンズウッドグローヴ系(FN:16-a) [§ 2]
5代内の近親交配 Menow 5・5(父系内) [§ 3]
出典
  1. ^ [7]
  2. ^ [8][7]
  3. ^ [7]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n サクラエイコウオー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月21日閲覧。
  2. ^ 『優駿』1996年9月号、日本中央競馬会、136頁
  3. ^ keibalabのツイート(1663439009354493952) - 競馬ラボ(株式会社ドゥイノベーション)
  4. ^ 報知杯弥生賞を勝ったサクラエイコウオーが32歳で死す 小島太さん「ものすごく能力の高い馬だった」 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2024年2月5日閲覧。
  5. ^ サクラエイコウオーの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月21日閲覧。
  6. ^ サクラエイコウオー 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月21日閲覧。
  7. ^ a b c 血統情報:5代血統表|サクラエイコウオー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2015年10月23日閲覧。
  8. ^ 『優駿』1996年9月号、日本中央競馬会、137頁

外部リンク

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