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サッカーミャンマー代表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サッカーミャンマー代表
国または地域 ミャンマーの旗 ミャンマー
協会 ミャンマーサッカー連盟
FIFAコード MYA
愛称 Chintheチンシー
監督 ドイツの旗 ミヒャエル・ファイヒテンバイナー英語版
最多出場選手 デイヴィッド・タン英語版(77試合)
最多得点選手 ミオ・フレーイング・ウィン英語版(36得点)
ホームカラー
アウェイカラー
初の国際試合
 香港 5-2  ビルマ
香港, 1950年2月17日[1]
最大差勝利試合
 ビルマ 9-0  シンガポール
クアラルンプール, 1969年11月9日)
最大差敗戦試合
 日本 10-0  ミャンマー
千葉市, 2021年5月28日)
FIFAワールドカップ
出場回数 0回
最高成績 -
AFCアジアカップ
出場回数 1回
最高成績 準優勝 (1968)
東南アジアサッカー選手権
出場回数 13回
最高成績 ベスト4 (2004, 2016)

サッカーミャンマー代表(サッカーミャンマーだいひょう, ビルマ語: မြန်မာ့လက်ရွေးစင်အမျိုးသားအသင်း)は、ミャンマーサッカー連盟(MFF)によって構成される、ミャンマーの男子サッカーナショナルチームである。

歴史

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現在のミャンマーが「ビルマ[2]」と呼ばれていた当時の1960年代から1970年代にはアジア上位の成績を多く残しており、AFCアジアカップ1968で準優勝、アジア競技大会では1966年と1970年に優勝を果たしており、アジア屈指のサッカー強豪国であった。日本が予選で敗退した1972年ミュンヘンオリンピックにも参加し、ユース部門では1961年から1970年のAFCユース選手権(現在のAFC U20アジアカップにあたる)で7度の優勝を果たした[3]

2011年7月に行われた2014 FIFAワールドカップ・アジア2次予選オマーン戦の際、ミャンマー代表のサポーターが暴動を起こしたため試合は即打ち切りとなった。結果は打ち切り時のまま確定しミャンマーは0-2で敗北、2次予選で敗退した。さらに9月30日、FIFAは処罰として2018 FIFAワールドカップ・アジア予選からミャンマーを除外すると発表した[4]。その後処罰は緩和され、ホームゲームを中立地開催(タイ)とすることを条件に参加が認められた[5]

2021年5月、2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選日本と対戦した際には、大迫勇也に5得点を奪われるなどして0-10の歴史的大敗を喫した[3]

成績

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FIFAワールドカップ

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AFCアジアカップ

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AFCアジアカップ
開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
1956 不参加 - - - - - -
1960 不参加 - - - - - -
1964 不参加 - - - - - -
1968 準優勝 7 4 1 2 9 6
1972 不参加 - - - - - -
1976 不参加 - - - - - -
1980 不参加 - - - - - -
1984 不参加 - - - - - -
1988 不参加 - - - - - -
1992 不参加 - - - - - -
1996 予選敗退 - - - - - -
2000 予選敗退 - - - - - -
2004 予選敗退 - - - - - -
2007 不参加 - - - - - -
2011 不参加 - - - - - -
2015 不参加 - - - - - -
2019 予選敗退 - - - - - -
2023 予選敗退 - - - - - -
合計 1/18 7 4 1 2 9 6

AFCチャレンジカップ

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AFCチャレンジカップ
開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
バングラデシュの旗 2006 不参加 - - - - - -
インドの旗 2008
4位
5
2
0
3
6
6
スリランカの旗 2010 4位 5 2 0 3 6 10
ネパールの旗 2012 予選敗退 - - - - - -
モルディブの旗 2014 グループリーグ敗退 3 1 0 2 3 5
合計 3/5 13 5 0 8 15 21

アジア競技大会

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開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
インドの旗 1951 ベスト8 1 0 0 1 0 2
フィリピンの旗 1954 3位 4 2 0 1 10 8
日本の旗 1958 グループリーグ敗退 2 0 0 2 3 6
インドネシアの旗 1962 棄権
タイ王国の旗 1966 優勝 6 4 2 0 8 3
タイ王国の旗 1970 優勝 7 4 2 1 9 5
イランの旗 1974 2次グループリーグ敗退 6 2 1 3 14 14
タイ王国の旗 1978 グループリーグ敗退 2 0 0 2 1 5
インドの旗 1982 グループリーグ敗退 3 1 0 2 3 8
大韓民国の旗 1986 予選敗退
中華人民共和国の旗 1990
日本の旗 1994 グループリーグ敗退 3 0 1 2 2 9
タイ王国の旗 1998 棄権
合計 9/13 34 13 6 14 49 60
  • 2002年大会より23歳以下による競技となる

東南アジアサッカー選手権

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開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
シンガポールの旗 1996 グループリーグ敗退 4 2 0 2 11 12
ベトナムの旗 1998 グループリーグ敗退 3 1 1 1 8 9
タイ王国の旗 2000 グループリーグ敗退 3 1 0 2 4 8
インドネシアの旗 シンガポールの旗 2002 グループリーグ敗退 4 2 1 1 13 5
マレーシアの旗 ベトナムの旗 2004 4位 7 3 1 3 12 12
シンガポールの旗 タイ王国の旗 2007 グループリーグ敗退 3 0 3 0 1 1
インドネシアの旗 タイ王国の旗 2008 グループリーグ敗退 3 1 0 2 4 8
インドネシアの旗 ベトナムの旗 2010 グループリーグ敗退 3 0 1 2 2 9
マレーシアの旗 タイ王国の旗 2012 グループリーグ敗退 3 0 1 2 1 7
シンガポールの旗 ベトナムの旗 2014 グループリーグ敗退 3 0 1 2 2 6
ミャンマーの旗 フィリピンの旗 2016 ベスト4 4 2 0 2 5 9
ホーム&アウェー方式 2018 グループリーグ敗退 4 2 1 1 7 5
シンガポールの旗 2020 グループリーグ敗退 4 1 0 3 4 10
合計 13/13 48 15 10 23 74 104

東南アジア競技大会

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開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
タイ王国の旗 1959 グループリーグ敗退 3 0 0 3 3 10
ビルマの旗 1961 準優勝 4 2 0 2 7 5
マレーシアの旗 1965 優勝 3 2 1 0 5 2
タイ王国の旗 1967 優勝 4 4 0 0 7 2
ビルマの旗 1969 優勝 3 3 0 0 8 1
マレーシアの旗 1971 優勝 4 3 1 0 13 3
シンガポールの旗 1973 優勝 4 4 0 0 15 4
タイ王国の旗 1975 3位 3 1 1 1 3 3
マレーシアの旗 1977 3位 4 3 0 1 12 9
インドネシアの旗 1979 グループリーグ敗退 4 0 1 3 2 5
フィリピンの旗 1981 グループリーグ敗退 2 0 1 1 3 4
シンガポールの旗 1983 グループリーグ敗退 3 1 0 2 3 4
タイ王国の旗 1985 不参加
インドネシアの旗 1987 4位 4 0 2 2 3 14
マレーシアの旗 1989 グループリーグ敗退 2 0 0 2 0 7
フィリピンの旗 1991 グループリーグ敗退 2 0 0 2 1 6
シンガポールの旗 1993 準優勝 6 4 0 2 21 11
タイ王国の旗 1995 4位 6 3 0 3 10 8
インドネシアの旗 1997 グループリーグ敗退 4 1 1 2 10 8
ブルネイの旗 1999 グループリーグ敗退 4 1 1 2 4 10
合計 19/20 64 32 9 28 130 126
  • 2001年大会より23歳以下による競技となる

歴代監督

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名前 期間
ミャンマーの旗 セイン・フライン 1964-1979
ドイツの旗 バート・トラウトマン 1972-1974
イングランドの旗 デビッド・ブース 2000-2003
ブルガリアの旗 イヴァン・ヴェンコフ・コレフ 2004-2005
ミャンマーの旗 サン・ウィン英語版 2006-2007
ブラジルの旗 マルコス・ファロパ 2008-2009
ミャンマーの旗 ティン・ミン・アウン 2009
クロアチアの旗 ドラゴ・マミッチ 2009-2010
ミャンマーの旗 ティン・ミン・アウン 2010
セルビアの旗 ミラン・ジヴァディノヴィッチ 2011[6]
ミャンマーの旗 サン・ウィン英語版 2011
大韓民国の旗 朴成華 2011-2013
ドイツの旗 ミヒャエル・ファイヒテンバイナー英語版 2023-

歴代選手

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脚注

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  1. ^ Myanmar matches, ratings and points exchanged”. World Football Elo Ratings: Myanmar. 25 March 2018時点のオリジナルよりアーカイブ24 November 2016閲覧。
  2. ^ 詳細は「ミャンマーの国名」を参照。
  3. ^ a b 【対戦チーム情報】ミャンマー代表 1960~70年代前半はアジア屈指の強豪 ドイツ人監督の下でサプライズを狙う”. 日本サッカー協会 (2023年11月13日). 2024年1月31日閲覧。
  4. ^ FIFA.com - Myanmar disciplinary sanctions confirmed”. FIFA (2011年9月30日). 2011年10月1日閲覧。
  5. ^ FIFA.com - Myanmar appeal partially upheld”. FIFA (2011年11月7日). 2011年11月8日閲覧。
  6. ^ “Federation appoints Serbian coach”. http://www.mmtimes.com/2011/sport/560/sport02.html 

関連項目

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外部リンク

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