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サプライズ (ハービー・マンのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『サプライズ』
ハービー・マンスタジオ・アルバム
リリース
録音 キングストン(#1)
ニューヨーク(#2, #3, #4, #5, #7)
東京(#6, #8, #9)
ジャンル ジャズソウル・ジャズ
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース ハービー・マン
チャート最高順位
  • 178位(アメリカ[1]
ハービー・マン アルバム 年表
ウォーターベッド
(1975年)
サプライズ
(1976年)
レゲエII
(1976年)
テンプレートを表示

サプライズ』(原題:Surprises)は、アメリカ合衆国ジャズフルート奏者、ハービー・マン1976年に発表したスタジオ・アルバム

背景

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「ケイジャン・ムーン」、「クリーピン」、「イースター・ライジング」、「アサ・ブランカ」ではシシー・ヒューストン英語版がリード・ボーカルを担当し、ヒューストンは「ドロウ・ユア・ブレイクス」でもコーラス隊の一員として参加している[2]。「ケイジャン・ムーン」はJ・J・ケイルがアルバム『Okie』(1974年)で発表した曲のカヴァーで、「クリーピン」はスティーヴィー・ワンダーがアルバム『ファースト・フィナーレ』(1974年)で発表した曲のカヴァー。

収録曲のうち3曲は、1974年春に東京でレコーディングされた[3]小坂明子のカヴァー「あなた」には小坂本人がゲスト参加しており[2][3]、このヴァージョンは、本作に先駆けて1974年8月に日本のワーナー・パイオニアからシングルとして発売された[3][4]。また、「サウンド・オブ・ウィンドウッド」と「石庭に舞う蝶」の2曲では和楽器奏者達と共演した[2]。これら3曲は、日本限定発売のアルバム『Pop Impression』にも収録された[3]

反響

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アメリカのBillboard 200では178位に達し、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは32位、R&Bアルバム・チャートでは56位を記録した[1]。また、収録曲「ケイジャン・ムーン」は『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで94位を記録[1]

収録曲

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特記なき楽曲はハービー・マン作。6. 7. 8.はインストゥルメンタル

  1. ドロウ・ユア・ブレイクス - "Draw Your Breaks" (Derrick Harriott, David Scott) - 4:48
  2. ケイジャン・ムーン - "Cajun Moon" (JJ Cale) - 6:16
  3. クリーピン - "Creepin" (Stevie Wonder) - 4:53
  4. イースター・ライジング - "Easter Rising" (Pat Rebillot, Pat Kirby) - 4:36
  5. アサ・ブランカ - "Asa Branca" (Luiz Gonzaga, Humberto Texeira, Luís Oliveira) - 3:54
  6. サウンド・オブ・ウィンドウッド - "The Sound of Windwood" - 2:32
  7. クリケット・ダンス - "Cricket Dance" - 4:16
  8. 石庭に舞う蝶 - "The Butterfly in a Stone Garden" - 5:20
  9. あなた - "Anata (I Wish You Were Here with Me)" (Akiko Kosaka) - 3:06

参加ミュージシャン

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  • ハービー・マン - フルートアルトフルートバスフルート
  • シシー・ヒューストン英語版 - ボーカル(#1, #2, #3, #4, #5)
  • ユーニス・ピーターソン - ボーカル(#1)
  • ラネル・ブラクストン - ボーカル(#1)
  • ジュディ・クレイ - バッキング・ボーカル(#4)
  • 小坂明子 - ボーカル(#9)
  • デヴィッド・ニューマン - テナー・サクソフォーン(#1, #2, #3)
  • パット・レビロット - キーボード(all songs)
  • グラッドストーン・アンダーソン - ピアノ(#1)
  • ウィンストン・ライト - オルガン(#1)
  • ハックス・ブラウン - ギター(#1)
  • ロッド・ブライアン - ギター(#1)
  • ヒュー・マクラッケン - ギター(#2)
  • ジェリー・フリードマン - ギター(#2, #3, #4, #7, #9)
  • ボブ・マン - ギター(#3, #4, #5, #7, #8)
  • ジェフ・ミロノフ - ギター(#5)
  • サム・ブラウン - ギター(#6)
  • ジャッキー・ジャクソン - ベース(#1)
  • トニー・レヴィン - ベース(#2, #3, #6, #7, #8, #9)
  • ボブ・バビット - ベース(#4, #5)
  • マイケル・リチャード - ドラムス(#1)
  • スティーヴ・ガッド - ドラムス(#2, #3, #6, #7, #8, #9)
  • リック・マロッタ - ドラムス(#4, #5)
  • アーメン・ハルブリアン - パーカッション(#2, #3, #4, #5, #6, #7, #8, #9)
  • ラルフ・マクドナルド - パーカッション(#2, #3)
  • ラファエル・クルス - パーカッション(#5)
  • サミー・フィゲロア - パーカッション(#5)
  • デヴィッド・ナディエン - ヴァイオリン(#4)
  • ジーン・オーロフ - ヴァイオリン(#4)
  • ガイ・ルミア - ヴァイオリン(#4)
  • リチャード・ソートン - ヴァイオリン(#4)
  • エマニュエル・ヴァルディ - ヴィオラ(#4)
  • リチャード・マキシモフ - ヴィオラ(#4)
  • チャールズ・マクラッケン - チェロ(#4)
  • ジェシー・レヴィー - チェロ(#4)
  • 村岡実 - 尺八(#6)
  • 中丸春美 - (#6, #8)、現代箏(#6, #8)
  • 鍔本和子 - 箏(#6, #8)
  • 蔵元エリ子 -箏(#6, #8)
  • 佐々木壮明 - 三味線(#6, #8)
  • 佐藤要征 - (#6, #8)
  • 堅田影輝 - 和太鼓(#6, #8)
  • 堅田啓輝 - 大太鼓(#6, #8)
  • 藤舎清晃 - (#6, #8)

脚注

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  1. ^ a b c Herbie Mann - Awards”. AllMusic. 2013年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月3日閲覧。
  2. ^ a b c Herbie Mann Featuring Cissy Houston - Surprises (Vinyl, LP, Album) at Discogs
  3. ^ a b c d 日本盤CD (WPCR-27964)ライナーノーツ(岡崎正通)
  4. ^ “From the Music Capitals of the World”. Billboard (Nielsen Business Media) 86 (33): 56. (1974-08-17).  Google Books参照