サルサゴルフ
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サルサゴルフ | |
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ブエノスアイレスでの試食会で提供されたサルサゴルフ | |
種類 | 調味料 |
発祥地 | アルゼンチン |
考案者 | ルイ・ルロワール |
主な材料 | マヨネーズ、ケチャップ、ピメント、オレガノ、クミン |
サルサゴルフ(Salsa golf)は、アルゼンチンで一般的な濃厚で冷たいソースである。マヨネーズにケチャップ等のトマトソースを少量加えて作る。ピメント、オレガノ、クミン等で味付けすることもある[1][2]。
起源
[編集]医師でノーベル化学賞受賞者のルイ・ルロワールが1920年代中盤にマル・デル・プラタの沿岸リゾートのゴルフクラブで発明したと言い伝えられている。エビをマヨネーズに付けて食べるのに飽きたルロワールはウェイターに酢、レモン、マスタード、ケチャップ等を持ってくるように頼み、色々な組合せで混ぜてみた。その結果、ケチャップとマヨネーズを混ぜたものを気に入った。ルロワールの同行者はこれをサルサゴルフと名付け、その後、有名になった[3][4][5]。すぐに隣国のウルグアイにも広まり[6]、チリでも一般的になった。
レシピ
[編集]様々なレシピがあるが、マヨネーズに少量のトマトソースを加える点は共通している。アルゼンチン料理の風味を付けるために、ピメント、オレガノ、クミン等で味付けすることもある。また、ウスターソースやマスタードを加えることもある[7]。
サルサゴルフは、サラダ、肉、その他の食材にかけて食べる。また、典型的なアルゼンチン料理であるpalmitos en salsa golfに用いられる。
隣国のパラグアイでもとても人気があり、w:quail eggsとともに食べる。南アメリカ以外では、マリーローズソースやフライソースとして知られている。
アルゼンチン料理のw:Revuelto Gramajo(細切りポテトとハムの卵とじ)には、しばしばこのソースが添えられる[7]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ “Receta Salsa golf” (スペイン語). Come Peruano (2020年7月27日). 2022年5月30日閲覧。
- ^ “Salsa Golf - Bolivian Salad Dressing”. BoliviaBella. 2022年5月30日閲覧。
- ^ Exton, John H. (2013). Crucible of Science: The Story of the Cori Laboratory. Oxford University Press. p. 45. ISBN 9780199861088 22 October 2018閲覧。
- ^ Ego Ducrot, Victor (1998) (スペイン語). Los sabores de la Patria: Las Intrigas de La Historia Argentina Contadas Desde La Mesa y La Cocina [The Tastes of the Homeland: The Intrigues of Argentine History Counted From The Table and The Kitchen]. Grupo Editorial Norma. ISBN 9789580447030
- ^ Rosen, Marty (April 2, 2010). “Restaurant Review - Palermo Viejo: The allure of Argentina”. Louisville Courier-Journal
- ^ Univision. “Salsa Golf. No es para jugar, es para aderezar” (spanish). Univision. 2023年3月17日閲覧。
- ^ a b Jacob, Jeanne; Ashkenazi, Michael (2014). The World Cookbook: The Greatest Recipes from Around the Globe. ABC-CLIO. pp. 46–47. ISBN 9781610694698