サワオグルマ
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サワオグルマ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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2008年5月、福島県会津地方
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Tephroseris pierotii (Miq.) Holub (1973)[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
サワオグルマ(沢小車) |
サワオグルマ(沢小車[3]、学名: Tephroseris pierotii)はキク科オカオグルマ属[注 1]の多年草。中国名は、浙江狗舌草[1]。
分布と生育環境
[編集]日本の固有種で、本州、四国、九州に分布し、日当たりのいい山野の湿原、谷間、水辺、耕作放棄水田、水田の畦などに大小の集団で群生する[3]。
特徴
[編集]多年草[3]。茎の高さは20 - 90センチメートル (cm) になり[3]、茎は太く柔らかく中空である。根生葉はへら状披針形で葉柄が長い[3]。上部の葉は葉柄がなく、茎を抱くようにつく[3]。若い茎や葉には、白い綿毛が多い[3]。根生葉は花期にも残り[3]、大きく肉厚である。
花期は4 - 6月ごろ[3]。茎の上部に、径3 - 4 cmほどの黄色の頭花を散房状に数個から30個程度つける。頭花は舌状花と筒状花で構成されるキク科の特徴をもつ。
利用
[編集]若芽、花、つぼみを食用にできる。採取時期は暖地が4月、その他は5 - 6月ごろが適期とされ、採取の際は資源保護のため根を残すようにする[3]。若芽はシュンギクのような香りがあり、天ぷらにするとおいしいと評されている[3]。茹でて、和え物、酢の物、汁の実にもする[3]。花とつぼみは、天ぷらや酢の物にする[3]。
近縁種
[編集]- オカオグルマ 丘小車 Senecio integrifolius subsp. fauriei
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Tephroseris pierotii (Miq.) Holub サワオグルマ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月16日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Senecio pierotii Miq. サワオグルマ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 高橋秀男監修 2003, p. 69.
参考文献
[編集]- 高橋秀男監修 田中つとむ・松原渓著『日本の山菜』学習研究社〈フィールドベスト図鑑13〉、2003年4月1日、69頁。ISBN 4-05-401881-5。