サン・ミシェル・デギュイユ礼拝堂
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サン・ミシェル・デギュイユ礼拝堂 | |
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基本情報 | |
所在地 |
フランス エギル |
座標 | 北緯45度02分59.9秒 東経3度52分57.1秒 / 北緯45.049972度 東経3.882528度座標: 北緯45度02分59.9秒 東経3度52分57.1秒 / 北緯45.049972度 東経3.882528度 |
宗教 | キリスト教 |
建設 | |
様式 | ロマネスク様式 |
完成 | 10世紀 |
サン・ミシェル・デギュイユ礼拝堂(サン・ミシェル・デギュイユれいはいどう、仏: Église Saint-Michel d'Aiguilhe, 英: Saint Michel d'Aiguilhe)は、フランス中南部、オート=ロワール県のエギルにあるロマネスク様式の礼拝堂[1][2]。ル・ピュイ=アン=ヴレの町を一望できる[3]。
他に、サン・ミシェル・デギーユ礼拝堂[2]、サン・ミッシェル・デギレ礼拝堂[4]、サン・ミッシェル・デギル礼拝堂[5]、サン・ミシェル・デュギュイ礼拝堂[6]などの表記がある。
礼拝堂は、ローマ神話の神メルクリウスを祀った神殿と入れ替わる形で[5]10世紀半ばの969年に創建されたもので[7]、高さ82メートルのサン・ミシェル岩山の頂に建つ[1]。268段の石段を登りつめたところにある[8]。岩山そのものは、礼拝堂の創建よりも前から何千年にもわたって神聖視されていたと考えられている[5]。1840年にフランスの歴史的記念物に指定された[7]。
ポルターユ(聖堂正面入り口)は、ビザンチン風で、黒、茶、白など様々な色の石のモザイクで装飾されている[8]。
礼拝堂の堂内にはフレスコ画がびっしりと描かれている。入って右手の天井のやや高い部屋には、キリストを中心として、福音史家を象徴する4つの物の他、熾天使、大天使ミカエル、月や太陽などが天井に描かれ、その下方には横1列に聖人群が描かれ、さらに下方には窓を挟んで、天国と地獄とみられる画がある[2]。
ギャラリー
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. 2018年9月23日閲覧。
- ^ a b c 宮城徳也 (2016年4月4日). “フランス中南部の旅 その13 ル・ピュイ”. 早稲田大学. 2018年9月23日閲覧。
- ^ “ル・ピュイ・アン・ヴレー”. フランス観光開発機構 (2011年10月17日). 2018年9月30日閲覧。
- ^ 富井義夫. “巡礼路の始まり、断崖に建つ礼拝堂”. 2018年9月23日閲覧。
- ^ a b c 『世界の断崖 おどろきの絶景建築』 2018, p. 25.
- ^ 『NHK 夢の美術館 世界の名建築100選』 2008, p. 108.
- ^ a b “Monuments historiques” (フランス語). Base Mérimée. 文化・通信省(Ministère de la Culture et de la communication). 2018年9月23日閲覧。
- ^ a b 『世界遺産サンティアゴ巡礼路の歩き方』 2010, p. 33.
参考文献
[編集]- 新建築社『NHK 夢の美術館 世界の名建築100選』新建築社、2008年。ISBN 978-4-7869-0219-2。
- 南川三治郎『世界遺産サンティアゴ巡礼路の歩き方』世界文化社、2010年。ISBN 978-4-418-10201-3。
- パイインターナショナル『世界の断崖 おどろきの絶景建築』パイインターナショナル、2018年。ISBN 978-4-7562-5008-7。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、サン・ミシェル・デギュイユ礼拝堂に関するカテゴリがあります。