サーシャ・バクティン
基本情報 | |
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本名 | アレクサンデル・バクティン |
通称 | King Alexander |
階級 | バンタム級 |
身長 | 170cm |
国籍 | ロシア |
誕生日 | 1981年8月6日(43歳) |
出身地 | チタ州クラスノカーメンスク |
スタイル | 右ボクサー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 31 |
勝ち | 31 |
KO勝ち | 12 |
敗け | 0 |
サーシャ・バクティン(Sasha Bakhtine、1981年8月6日 - )は、ロシアのプロボクサー。チタ州(現・ザバイカリエ地方)クラスノカーメンスク出身。本名はアレクサンデル・バクティン(Alexander Bakhtin)。第60代日本バンタム級王者。第40代OPBF東洋太平洋バンタム級王者。協栄ボクシングジム所属選手としてプロデビュー。2009年より沖縄ワールドリングジム所属。
来歴
[編集]ロシアではアマチュアエリートとして1998年には欧州ユース選手権優勝・世界ユース選手権3位となるなど活躍。プロを目指して来日し、協栄ジム入り。勇利アルバチャコフらを世界王者に育て、エディ・タウンゼント賞を受賞したアレクサンドル・ジミンをトレーニングパートナーとする。
2000年11月20日、後楽園ホールで行われたプロデビュー戦に6R判定勝利を収めた。
2003年2月17日、仲宣明が返上し空位の日本バンタム級王座決定戦で、日本同級1位として同2位の額賀勇二を7RTKOで下し王座獲得。その後、瀬川設男・川端賢樹らを相手に同王座を9度防衛。
2006年2月26日、六本木の路上で2名を殴り怪我を負わせ、警視庁麻布警察署に傷害容疑で逮捕され、協栄ジムから解雇された。JBCより3か月の資格停止処分を科され、日本王座も返上。その後示談が成立し釈放されたため、2007年4月、協栄ジムに復帰[1]。同年7月1日、元OPBF東洋太平洋バンタム級王者ジェス・マーカを8RTKOで下し再起を果たした。2008年4月21日、元日本ライトフライ級王者本田秀伸との試合。ディフェンスマスターと綽名されKO負けの無い本田を7RKOでくだした。
2008年12月31日、ロリー松下が世界戦のため返上し空位のOPBF東洋太平洋バンタム級王座決定戦を、広島サンプラザホールにて金成国と争い、10R負傷判定3-0で王座を獲得した。この試合はWBA世界フライ級タイトルマッチ坂田健史 vs. デンカオセーン・シンワンチャーの前座で行われた。その後、協栄ジムより沖縄ワールドリングジムへ移籍を決意。2009年1月24日までにJBCへ移籍届の提出を済ませた。
2009年7月5日、移籍初戦として沖縄・北谷ドームで4位のリチャード・サモシルと対戦し、5度のダウンを奪って8RTKO勝利を収め、OPBF東洋太平洋バンタム級王座の初防衛に成功した[2]。この後、同年10月9日付でOPBF王座を返上してロシアに帰国し[3]、2か月余り後の12月25日にはプロ転向後初の日本以外における試合をモスクワで行い、9RTKO勝利を収めた[4]。
2010年2月22日、昨年12月に続き、故郷ロシアのリングでニック・オテーノ(ケニア)と対戦し、12回3-0(2者が120-107、120-108)の大差判定勝ちを収めた[5]。
2011年3月27日、ホームタウンのモスクワ近郊バラシクバでムブワナ・マトゥムラ(タンザニア)と10回戦を行い、大差判定勝利を収めた[6]。
2011年5月21日、ロシア・モスクワでホセ・アンヘル・ベランサ(メキシコ)とノンタイトル10回戦を行い、ジャッジ2人が10点差をつける一方的な内容で大差判定勝利を収めた[7]。
2012年4月4日、元WBA世界バンタム級暫定王者のネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)とWBAインターナショナルスーパーバンタム級王座決定戦を行い、12回3-0(2者が119-109、117-111)の判定勝ちを収め王座を獲得した[8]。
2012年9月18日、元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者ロリ・ガスカ(フィリピン)とIBO世界スーパーバンタム級王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちで王座獲得に成功した[9]。
2013年4月20日、自身の健康問題を理由に引退を表明[10]。今後は議員を目指す予定。
戦績
[編集]- アマチュアボクシング:134戦130勝(60KO・RSC)4敗
- プロボクシング:31戦31勝(12KO)無敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2000年11月20日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | ビホック・ジョッキージム | タイ | プロデビュー戦 |
2 | 2001年2月19日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | ポーン・セーンモラコット | タイ | |
3 | 2001年5月21日 | ☆ | 10R 1:42 | TKO | ルーンチャイ・ムアンスリン | タイ | |
4 | 2001年8月20日 | ☆ | 6R 2:49 | TKO | 臼井知史 | 日本 (ヨネクラ) |
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5 | 2001年12月17日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 熟山竜一 | 日本 (JM加古川) |
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6 | 2002年10月9日 | ☆ | 2R 1:40 | KO | サン・シスナルポン | タイ | |
7 | 2003年2月17日 | ☆ | 7R 2:22 | TKO | 額賀勇二 | 日本 (鹿島灘) |
日本バンタム級王座決定戦 |
8 | 2003年4月21日 | ☆ | 8R 0:35 | TKO | 村越裕昭 | 日本 (三津山) |
日本王座防衛1 |
9 | 2003年12月15日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 木嶋安雄 | 日本 (角海老宝石) |
日本王座防衛2 |
10 | 2004年3月15日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 熟山竜一 | 日本 (JM加古川) |
日本王座防衛3 |
11 | 2004年7月19日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 瀬川設男 | 日本 (ヨネクラ) |
日本王座防衛4 |
12 | 2004年10月18日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 池森久貴 | 日本 (帝拳) |
日本王座防衛5 |
13 | 2005年2月21日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 熟山竜一 | 日本 (JM加古川) |
日本王座防衛6 |
14 | 2005年5月16日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 川端賢樹 | 日本 (姫路木下) |
日本王座防衛7 |
15 | 2005年10月17日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 立木正祥 | 日本 (花形) |
日本王座防衛8 |
16 | 2006年2月20日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 木嶋安雄 | 日本 (角海老宝石) |
日本王座防衛9 |
17 | 2007年7月1日 | ☆ | 8R 1:46 | TKO | ジェス・マーカ | フィリピン | |
18 | 2007年10月15日 | ☆ | 2R 1:37 | TKO | 大鹿賢 | 日本 (中外) |
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19 | 2008年4月21日 | ☆ | 7R 1:13 | KO | 本田秀伸 | 日本(グリーンツダ) | |
20 | 2008年7月21日 | ☆ | 8R 1:06 | TKO | 梶山友揮 | 日本 (平石) |
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21 | 2008年10月12日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ヘルソン・ゲレーロ | メキシコ | |
22 | 2008年12月31日 | ☆ | 10R 1:07 | 負傷3-0 | 金成国 | 韓国 | OPBF東洋太平洋バンタム級王座決定戦 |
23 | 2009年7月5日 | ☆ | 8R 2:23 | TKO | リチャード・サモシル | インドネシア | OPBF防衛1/返上 |
24 | 2009年12月25日 | ☆ | 9R 3:00 | TKO | ノシル・ルジマトフ | ウズベキスタン | |
25 | 2010年2月22日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ニック・オティエノ | ケニア | |
26 | 2011年3月27日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ムブワナ・マツムラ | タンザニア | |
27 | 2011年5月21日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ホセ・アンヘル・ベランザ | メキシコ | |
28 | 2011年11月4日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ルイス・メレンデス | コロンビア | |
29 | 2012年4月4日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ネオマール・セルメニョ | ベネズエラ | WBAインターナショナルスーパーバンタム級王座決定戦 |
30 | 2012年9月18日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ロリ・ガスカ | フィリピン | IBO世界スーパーバンタム級王座決定戦 |
31 | 2013年3月31日 | ☆ | 4R 1:10 | TKO | ヨフリ・エレラ | コロンビア | |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]脚注
[編集]- ^ 帰ってきたロシアのエリートボクサー 日本王座連続9度防衛のサーシャ・バクティンが5月復帰へ スポーツナビ 2007年3月30日閲覧
- ^ 沖縄移籍のサーシャ圧勝 東洋太平洋バンタム級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年7月5日閲覧
- ^ サーシャが東洋太平洋王座返上 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年10月13日閲覧
返上の日付は、周辺事情を伝えるこの記事には10月8日とあるが、OPBFの公式サイトでは9日とされていた。 - ^ サーシャ母国で勝利するも…相手がリング禍に ボクシングニュース「Box-on!」 2009年12月26日閲覧
- ^ サーシャ、凱旋2戦目は判定勝ち ボクシングニュース「Box-on!」 2010年2月24日閲覧
- ^ サーシャ、元マイナー王者を完封 5月再登場 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年3月29日閲覧
- ^ サーシャ、地元で27連勝マーク ボクシングニュース「Box-on!」 2011年5月22日閲覧
- ^ “Denis Lebedev Crushes Shawn Cox in Two Round KO”. Boxing Scene.com. 2012年4月4日閲覧。
- ^ サーシャがIBO王座獲得 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年9月20日閲覧
- ^ サーシャ・バクティン引退表明 31勝無敗 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年4月25日閲覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- サーシャ・バクティン プロフィール(協栄ボクシングジム)
- サーシャ・バクティンの戦績 - BoxRec
- TBSホームページ 選手情報/サーシャ・バクティン
- ガッツファイティング サーシャ × ゲレーロ 2008年10月12日 TBSホームページ(動画)
空位 前タイトル保持者 仲宣明 |
第60代日本バンタム級王者 2003年2月17日 - 2006年3月10日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 池原信遂 |
空位 前タイトル保持者 ロリー松下 |
第40代OPBF東洋太平洋バンタム級王者 2008年12月31日 - 2009年10月9日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 マルコム・ツニャカオ |