サーモフィッシャーサイエンティフィック
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種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | TMO |
本社所在地 |
アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ウォルサム |
設立 | 1902年 1956年 |
業種 | 研究用機器、研究用試薬、診断薬、 |
事業内容 | 研究機器、試薬、科学サービス |
代表者 | マーク・N・キャスパー (CEO)、室田博夫 (日本法人代表) |
売上高 | $44.92Billion USD(2022)[1] |
従業員数 | 125,000人[2] |
外部リンク | www.thermofisher.com |
サーモフィッシャーサイエンティフィック(英語: Thermo Fisher Scientific)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州に本社を置く科学機器・試薬・科学サービス企業である。
世界に125,000人超[2]の従業員を擁し、約449億ドル[1]の収益(2022年末時点)を上げている。2006年にThermo Electron社とFisher Scientific社が合併[3]したことによって誕生。2014年にLife Technologies社を買収[4]している。
「私たちの住む世界をより健康で、より清潔、より安全な場所にするために、お客様に製品やサービスを提供する(原文: Our Mission is to enable our customers to make the world healthier, cleaner and safer)」を経営理念(私たちのミッション)に掲げている。[5][6]
沿革
[編集]- 1902年 - チェスター・G・フィッシャーが西ペンシルバニアにFisher Scientific社を設立。[7][8]
- 1956年 - マサチューセッツ工科大学のジョージ・ハソパウルス博士がThermo Electron社を設立。[9]
- 2006年 - Fisher Scientific社とThermo Electron社が合併、Thermo Fisher Scientificを設立。[3]
- 2014年 - Thermo Fisher ScientificがLife Technologies社を買収完了。[4]
- 2015年 - Thermo Fisher ScientificがAlfa Aesar社を買収完了。[10]
- 2015年 - サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 特殊診断事業部 クリニカルダイアグノスティックス部とファディア株式会社が統合して、サーモフィッシャーダイアグノスティックス株式会社を設立。[11]
- 2016年 - Thermo Fisher ScientificがAffymetrix社を買収完了。[12]
- 2016年 - Thermo Fisher ScientificがFEI社を買収完了。[13]
- 2017年 - Thermo Fisher ScientificがPatheon社を買収完了。[14]
- 2021年 - Thermo Fisher ScientificがPPD社を買収完了。[15]
日本国内における法人名
[編集]- サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社[16]
- ライフテクノロジーズジャパン株式会社[16]
- サーモフィッシャーダイアグノスティックス株式会社[16]
- フィッシャークリニカルサービシズジャパン株式会社[16]
- 日本エフイー・アイ株式会社[16]
- パセオン株式会社[16]
製品分類
[編集]サーモフィッシャーサイエンティフィック ホームページ の製品分類一覧に基づく。[17]
ライフサイエンス
[編集]- 抗体
- 細胞解析
- 細胞培養&遺伝子導入
- クローニング
- DNA & RNA 精製
- エピジェネティクス
- フローサイトメトリー
- 遺伝子発現解析
- ゲノム編集
- オリゴ
- PCR
- タンパク質生物学
- リアルタイム PCR (qPCR)
- RNAi
- シーケンシング
- 幹細胞研究
ライフサイエンス・ラボ用機器/消耗品
[編集]- プラスチック製ラボウェア (Nalgene/Nunc/MBP)
- マイクロピペット、チップ及びピペットサービス
- マイクロプレート
- マイクロプレート用機器
- 核酸タンパク質細胞精製プロセッサ
- 安全キャビネット
- 減圧濃縮装置
- 遠心機
- オービタルシェーカ
- マイクロバイオロジカル インキュベータ
- CO2インキュベータ
- ホットプレート/スターラー
- ラボラトリオートメーションシステム
分析機器
[編集]- 液体クロマトグラフ質量分析計 LC-MS
- ガスクロマトグラフ質量分析計 GC-MS
- 高速溶媒抽出装置 (ASE)
- 液体クロマトグラフ HPLC
- ガスクロマトグラフ GC
- クロマトグラフィーサンプル調製
- イオンクロマトグラフ IC
- イオンクロマトグラフ(IC)用カラム
- ICやHPLC、GCのソフトウェア情報
- 同位体MS
- 原子吸光 ・ ICP発光 ・ICP-MS ・ GD-MS
- 固体発光
- 紫外・可視分光、蛍光
- 赤外 ・ ラマン ・ 近赤外分光
- X線マイクロアナライザー ・ EDS/WDS ・ EBSD
- 表面分析・XPS
- 卓上型NMR
- 有機微量元素分析装置
プロセスモニタリング&工業用機器
[編集]- ウェブゲージング 測定と制御システム
- 混練・押出成形装置及び粘度・粘弾性測定装置
- ESD、EMC および TLP 試験システム
- 携帯型成分分析計 (Niton)
- 携帯型材料検査
環境モニター&安全製品
[編集]- 携帯型化学物質同定
- 放射線検出器 - 緊急応答用、個人防護用
- 水質分析機器
- 環境大気測定装置
分析用試薬・生化学用試薬
[編集]- Fisher Chemical
- Fisher BioReagents
- Acros Organics
- Maybridge
- カスタム・バルク サービス
医薬品製造コンテナ
[編集]免疫関連製品(プロカルシトニン:PCT)
[編集]微生物関連製品
[編集]インフォマティクス
[編集]サーモフィッシャーサイエンティフィックへの評価
[編集]- 米国フォーブス誌が発表する売上高、利益、資産、時価総額の4つの要素を基にランキングしているフォーブス・グローバル2000 124位(2021年)[18]
- 米国フォーチュン誌が発表するフォーチュン500 97位(2023年)[19]
- 米国フォーチュン誌が発表するフォーチュン・グローバル500 380位(2021年)[20]
ブランド名
[編集]製品カテゴリーごとにブランドが存在している。
- Thermo Scientific[21]
- Applied Biosystems[21]
- Invitrogen[21]
- Fisher Scientific[21]
- Unity Lab Services[21]
- Patheon[21]
- Gibco[21]
- Ion Torrent[21]
- PPD[22]
イベント
[編集]サーモフィッシャーサイエンティフィックの日本法人が過去に主催した主なイベント
- Dionex IC 技術説明会[23]
- 質量分析フォーラム[24]
- FT-IRラマン ユーザーズフォーラム[25]
- エレメンタルセミナー[26]
- Applied Biosystems / Ion Torrent ユーザーグループミーティング[27]
- 元素分析基礎セミナー[28]
- NEXT FORUM[29]
- サーモフィッシャーサイエンティフィック川柳コンテスト「川柳 in the ラボ」
- 2020年最優秀人気作品賞は「サンプルの 日付で思い出 振り返る」[30]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 「Thermo Fisher Scientific Reports Fourth Quarter and Full Year 2022 Results」Thermo Fisher Scientific Inc. 2023年6月21日閲覧
- ^ a b 「Thermo Fisher Scientific Releases 2022 Corporate Social Responsibility Report」Thermo Fisher Scientific Inc. 2023年6月21日閲覧
- ^ a b “Thermo Electron and Fisher Scientific to Combine in Industry-Transforming Transaction” (英語). ir.thermofisher.com. 2020年5月29日閲覧。
- ^ a b 「Thermo Fisher Scientific Completes Acquisition of Life Technologies Corporation」Thermo Fisher Scientific Inc. (2014年2月3日).2019年11月21日閲覧
- ^ “ブランド”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “About Us”. corporate.thermofisher.com. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “History of Fisher Scientific | Lane Memorial Library”. www.hampton.lib.nh.us. 2020年5月29日閲覧。
- ^ “History of Fisher Scientific International Inc. – FundingUniverse”. www.fundinguniverse.com. 2020年5月29日閲覧。
- ^ “George Hatsopoulos, senior lecturer emeritus and MIT Corporation life member emeritus, dies at 91”. MIT News. 2020年6月1日閲覧。
- ^ 「Thermo Fisher Scientific Completes Acquisition of Alfa Aesar to Significantly Expand Laboratory Chemicals Offering」Thermo Fisher Scientific Inc. (2015年9月30日).2019年11月21日閲覧
- ^ 「サーモフィッシャーダイアグノスティックス株式会社設立のお知らせ」Thermo Fisher Scientific Inc. (2015年10月).2019年11月21日閲覧
- ^ 「Thermo Fisher Scientific Completes Acquisition of Affymetrix Following Approval of Transaction by Affymetrix Stockholders」Thermo Fisher Scientific Inc. (2016年3月31日).2019年11月21日閲覧
- ^ 「Thermo Fisher Scientific Completes Acquisition of FEI Company」Thermo Fisher Scientific Inc. (2016年8月1日).2019年11月21日閲覧
- ^ 「Thermo Fisher Scientific Completes Acquisition of Patheon」Thermo Fisher Scientific Inc. (2017年8月29日).2019年11月21日閲覧
- ^ “Thermo Fisher Scientific Completes Acquisition of PPD, Inc.”. 2021年12月22日閲覧。
- ^ a b c d e f “About Us | 会社概要”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年5月29日閲覧。
- ^ “製品分類一覧”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “Thermo Fisher Scientific (TMO)” (英語). Forbes. 2021年6月10日閲覧。
- ^ “Fortune 500” (英語). Fortune. 2023年6月21日閲覧。
- ^ “Fortune Global 500”. Fortune. 2021年7月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “ブランド”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年5月29日閲覧。
- ^ “Thermo Fisher Scientific Brand”. 2022年3月10日閲覧。
- ^ “Dionex IC技術説明会 2019”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “質量分析フォーラム2019”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “FT-IRラマン ユーザーズフォーラム2019”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “エレメンタルセミナー2019”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “Applied Biosystems / Ion Torrent ユーザーグループミーティング2020”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “元素分析基礎セミナー2019”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年6月1日閲覧。
- ^ “NEXT FORUM 2017”. サーモフィッシャーサイエンティフィック. 2020年6月1日閲覧。
- ^ 「ついに決定!最優秀人気作品賞「川柳 in the ラボ2020」」Thermo Fisher Scientific Inc. (2020年).2021年2月15日閲覧