シチュエーションアウェアネス

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シチュエーションアウェアネス[1]: Situation Awareness / Situational Awareness)または気づきは、主に意識に関わる研究の文脈で使われる、もともと軍事の世界で生まれた概念だが、近年は自動運転など日常の判断・行動の場面でも適用が進んでいる[1]。 人が何らかの情報にアクセスできて、その情報を行動のコントロールに利用できる状態のこと[2]

元アメリカ空軍の研究者マイカ・エンズリーによれば、シチュエーションアウェアネスは次の3つのレベルに分かれるとされる[1]

  1. 知覚:何が起こっているのか知る。
  2. 理解:どうして起きているのか理解する。
  3. 予測:このままにするとどうなるのか予測する。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 入江 2019, p. 29.
  2. ^ Endsley, Micah; Jones, Debra. Designing for Situation Awareness (Second ed.). CRC Press. p. 13. ISBN 978-1-4200-6358-5.

参考文献[編集]

  • 入江, 仁之『OODAループ思考[入門] 日本人のための世界最速思考マニュアル』ダイヤモンド社、2019年。ISBN 978-4-478-10662-4 

関連項目[編集]